・少年たちの贈り物
依頼者:
エグセニミル(Excenmille)
/ 南サンドリア・番犬横丁
依頼内容:
大人たちへ向けてお守りを作った少年たち。
彼らの気持ちを届けるためにも、少年騎士団の
初任務を遂行しよう。
- 北サンドリア〔S〕(G-7)のLouxiardに話しかける。
オークの捕虜を見物に訪れたのか?
Louxiard : あれがそうだ。
王立騎士団が捕らえてきた。
あのように牢に入れ、見せしめにするのだ。
Louxiard : そういえばあのオーク、妙に
人間の言葉が巧いと評判だ。
希望するなら見物を許すが?
(オークとエルヴァーン男性が話し込んでいる)
Darvylle : (チッ、人か……)
Orcish Captive : オ、オイッ、待ちやがれ!
話は終わってねぇぞ、ダルヴィーユ!
Orcish Captive : おッ……?
Orcish Captive : そっ、そこの優しそうな方!
オレサマの……いや、ワタクシの話を
聞いてもらいたい。
Orcish Captive : 突然、こんなことを
話したところで、信じてもらえぬのは
覚悟の上だが……
Orcish Captive : ワタクシの
本当の姿はエルヴァーン……
オルシャー家ゆかりの者だ。
Orcish Captive : ……ある魔女に呪いをかけられ、
こんな醜い姿へと変えられてしまった。
Orcish Captive : これを見てくれ。
誇り高きわが血筋、
オルシャー家の紋章の入った指輪だ。
わが家系を証明する唯一の証……。
指輪に、一角獣の紋章が刻まれている。
Orcish Captive : さきほどの神殿騎士、
慈悲ぶかきダルヴィーユ様はワタクシの
話を信じてくださった。
Orcish Captive : そしてこともあろうか
牢の鍵束を、ワタクシに預けてくださったのだ。
Orcish Captive : みずからのお立場も顧みず、
せめてひと目、家族の顔を見ることを
許しましょうと……。
Orcish Captive : ワタクシはダルヴィーユ様の
慈悲に応えんがため、牢を出ることを決意した。
Orcish Captive : そして牢の鍵を開けるべく
格子の外の鍵穴に、手を伸ばしたのだが……
Orcish Captive : 忌々しきオークの腕のなんたる
太いこと! 鍵穴に手が届かぬではないかっ!
Orcish Captive : ううっ……。
Orcish Captive : 決して逃げたりなどしない……。
ワタクシの代わりに、貴方がこの鍵で牢を
開けてくれないか?
開ける
開けない
Orcish Captive : ……ううっ、わが屋敷には
愛しき妻とひと粒種の子がいるのだ……。
Orcish Captive : 物陰からそっとでいい。
この生命あるうちに、ひと目家族の姿を……頼む!
Orcish Captive : ……感謝する!
(暗転)
Orcish Captive : 牢の鍵束はワタクシが
返しておこう。貴方が持っていれば脱走を
手伝ったと誤解されるかもしれぬ。
Orcish Captive : では、ワタクシは
騒ぎが起こる前に、ここを去ることにしよう。
Orcish Captive : おお、アルタナの子よ!
かなうことなら元の姿で貴方に会いたかった……!
(アイテムを使用し姿を隠すオーク)
Louxiard : 珍しいオークだっただろう。人間さまの
言葉を、いったいどこで覚えたのか……。 - エリアチェンジ後、再度Louxiardに話しかける。
Louxiard : 例の口達者なオークが
脱獄したのだ! しかも、他の捕虜も
ほとんど解放して……
Louxiard : 現場からは
プリズムパウダーらしきものが見つかったという。
何者かの手引きがあったことは明白だ。
Louxiard : 脱走が発覚したのは
私が見張りを交代した直後だった。
私の担当時間に吊り牢が破られたのだとしたら……
ああ、何たる不覚!
Louxiard : 現在、われら神殿騎士団の同士が
全力で捜索にあたっているが……、おや?
(吊り牢の前で言い争うエルヴァーンの大人と子供の姿)
Excenmille : ……大人が何もしないなら
オレたち少年騎士団が、そのドッグとか
バックとかいう奴をやっつけてやるよ!
Alphonimile : ……
エグセニミル(Excenmille)。
軍の事情に口出しをするな。
お前は家に帰っておとなしくしていろ。
Excenmille : ……!!
Excenmille : 大人はいつだってそうだ……。
あのときだって、大事なときに親父は……!
??? : おーい、エグセニミル!
Excenmille : ……ラーアル(Rahal)。
どうした、そんなにあわてて。
Rahal : ビスティヨ(Bistillot)の奴、
ついに例のブツ、完成させたらしいぜ!
Excenmille : 本当か!?
Rahal : ああ!
だからいつもんとこ、早く行こうぜ。
Excenmille : ……ふんっ、覚えておけ。
こんな戦争、オレが終わらせてやる!
大人なんかに任せてられっか!
(その場を立ち去るエグセニミルとラーアル)
Louxiard : ん、あの方か?
あの人はノルバレンに領地をもつ名門、
オルシャー家の当主にして王国大騎士であられる
アルフォニミル(Alphonimile)伯爵だ。
Alphonimile : 跡継ぎ息子がああなったのも、
私の不徳の致すところか……。
Alphonimile : 王都がオークの禿鷲軍団による
包囲の憂き目に遭って以来、
治安は悪化の一途をたどっている。
Alphonimile : わが軍の騎士に対し
次々にトンベリの刺客が放たれ、
過日、ついに神殿騎士団長ムシャン様までが
兇刃に倒れた。
Alphonimile : そして、吊り牢の脱走事件。
王都にまだ、賊が潜んでいるやもしれん。
貴公らも、ゆめゆめ油断なされぬよう。
Louxiard : ジャグナーの戦い以来、
伯爵も心労が絶えないな。
Louxiard : あのとき伯爵が、充分な兵を
動かせていれば、ノルバレン騎士団も
壊滅を免れたものを……
Louxiard : 伯爵と、亡くなったムシャン様の
尽力で実現しかけていた王立騎士団と神殿騎士団の
共同作戦も、実現が難しくなった。
Louxiard : 先の大量脱獄といい、
よもやオーク帝国に奸知に長けた
策士でもいるというのか?
Louxiard : いよいよ、少年騎士団に
頼るしかないかもしれないな……
いや、これは冗談だが。
Louxiard : ん? 少年騎士団とは何だと?
ああ、さっきの少年たちが勝手に名乗ってるだけだ。
Louxiard : この番犬横丁の奥に
よく集まっている。大人が訪ねても
歓迎されないみたいだがな。
吊り牢が破られたのだとしたら……
ああ、何たる不覚!
Louxiard : この番犬横丁の奥に
少年たちがよく集まっている。
大人が訪ねても歓迎されないみたいだがな。 - 南サンドリア(E-7)のRholontに話しかける。
ここは少年騎士団の領地なるぞ! 用なき者と、
大人はとっとと立ち去れ! ……であります。
??? : ……ロロン(Rholont)、
うるさいですよ。
もう少し静かにしてください……。
??? : ふむ、ここがこうで……。
Rholont : だ、団長と副団長の
ご帰還であります!
(エグセニミルとラーアル登場)
Excenmille : よーし!
お前ら、集合しろっ!
Rholont : エグセニミル団長!
ラーアル副団長!
任務遂行、ご苦労さまであります!
Excenmille : うむっ。ロロン警備隊長、
見張りご苦労。
Excenmille : おいっ、ビスティヨ作戦本部長!
Bistillot : ……騒々しいですよ、騎士団長。
Excenmille : んなとこ引きこもって
勉強ばっかしてねぇで、
ほらっ、はやく例のブツ……
Rahal : ……なあ、エグセニミル。
Excenmille : ん、なんだよ?
Rahal : ……変なのがいる。
(冒険者の姿に気づくエグセニミル)
Excenmille : げげっ、なんでオレたち
少年騎士団の領地に大人がいんだよ!
Excenmille : おいっ、ロロン! まさか
団則その3を忘れてねぇだろうな!?
Rholont : イエッサー!
Rholont : 少年騎士団則その3!
いかなる大人も、われわれ少年騎士団の
領地に立ちいれてはならない、であります!
Excenmille : だったらなんで
すぐに追い払わねーんだよ!
Excenmille : おい、お前っ!
Excenmille : 何の用か知らねーけど
ここはオレたち少年騎士団の領地だ。
どっかに行きやがれ!
Rholont : エグセニミル団長!!
Excenmille : 今度はなんだ!
Rholont : 報告であります。
従騎士アルテニア(Altennia)様の、
ご来訪であります。
Altennia : あらあら、みんな。
ずいぶんと楽しそうにしてるじゃない?
Altennia : ふふっ、任務ご苦労、
ロロン警備隊長どの。
Rholont : ありがたき、お言葉であります!
Altennia : あら? エグセニミル。
こちらの方は……もしかして
新しい騎士団員?
Excenmille : はぁ!? ち、違うっ!
こいつが勝手に、オレたちの領地に、
突っ立ってるだけだ!
Altennia : あら、そうなの。
Altennia : はじめまして。
あたしはアルテニア。ボーレル家の者よ。
王立騎士団の従騎士でもあるわ。
Altennia : えーと、あなたは……。
Altennia : ……そう、
[Your Name]さん。
Excenmille : なー、アルテニア。
はやくその変な大人、どっか連れてってくれよ。
Altennia : はいはい、わかったわかった。
Altennia : それじゃ、おジャマ虫は、
あちらのほうでお話でも。
Altennia : 何か話したいことがあって
ここへ来たんでしょう?
そういう顔してるわ。
(暗転)
Excenmille : よぉーし、お前たち。
作戦会議だ!!
(少し離れて話をするアルテニアと冒険者)
Altennia : ……なんですって?
オークの虚言に騙され、オークの脱走を
助力してしまったですって?
Altennia : …………。
Altennia : ……いいわ、信じましょう。
よく、正直に話してくれたわ。
Altennia : オルシャー家ゆかりの者を
名乗る口達者なオークに、一角獣の紋章が
入った指輪、神殿騎士ダルヴィーユと牢の鍵……
Altennia : もし、オークが
持っていた指輪が本物なら、きっとそれは
オルシャー家の当主の証。間違いないわ。
Altennia : でも、それは
アルフォニミル伯爵が所有するもののはず。
なぜ、オークが持っていたのかしら……。
Altennia : それにあの
神殿騎士ダルヴィーユ……、そう……。
Altennia : ……ねえ、
[Your Name]さん。
あなたを見込んで、ひとつお願いがあるの。
Altennia : ここの少年たちの後見人に
なってもらえないかしら。
Altennia : 本当はあたしがついていて
あげたいのだけれど、任務もあるし
ずっと一緒にとはいかなくて、困っていたの。
Altennia : こんなにも王都で奇妙な事件が
頻発すると、あたしとしては、子供たちが
とにかく心配で……。
Altennia : その代わりといっては何だけど
オークの脱走の件は、あなたとあたし、ふたりだけの
秘密にしておいてあげるわ。安心して。
(暗転)
Altennia : ねえ、みんな聞いて!
この[Your Name]さんを
少年騎士団の仲間にしてあげて。
Excenmille : お、おいっ!?
アルテニア、なに勝手なこといってんだよ!
そんなのダメに決まってんだろ!
Rholont : エグセニミル団長、
我輩も反対であります!
Rahal : うん。僕も反対だな。
大人が入ったら少年騎士団じゃなくなるし。
Bistillot : ……ボクも反対ですね。そもそも
素性のわからない人物を仲間と認めることが、
どれだけの危険を伴うか、その確率は……
Altennia : もう、そんなこといいから!
みんなそんな冷たいこと言わないで、
仲よくしてちょうだい。
Altennia : じゃ、あたしはこれから任務が
あるから戻るわね。
いい? ぜったい仲よくするのよ!
(アルテニア立ち去る)
Excenmille : アルテニアずるいぞっ!
こいつも一緒に連れてけよ!
Rahal : ……どうする?
僕は団長のお前に任せるけど。
Excenmille : ……。
Excenmille : ……なあ、ビスティヨ。
例のブツ、完成したってホントか?
Bistillot : ……ええ、本当ですよ。
工作にあたっては、一部工程を専門家に
依頼しましたが、今にして思えば、あのシンプルな
構造になぜ手間どっていたんでしょうね。
Bistillot : そもそも、
まずあの貝殻の……
Excenmille : そうじゃなくて!
ブツはどこにあるんだ、って聞いてんだよ!
Bistillot : ……分かってます。
からかってみただけですよ。
Bistillot : そこの箱の中を探して
みてください。そこにある金の羽根が、
それです。
Excenmille : よしよし。
そーと分かれば話は早いってことよ。
Excenmille : おいっ! えーと、
[Your Name]だったな?
Excenmille : お前が少年騎士団の
団員として、どれだけふさわしいか
オレがテストしてやる。
Rahal : 本気か!?
エグセニミル。
Excenmille : ああ、本気さ!
もしちゃんとオレの命令を聞けば、次の作戦会議に
参加させてやらなくもない。
Excenmille : よーし、新入り!
そうと決まったら、お前にさっそく任務を与える!
Excenmille : ここに用意した、
金の羽根を大人たちに配ってこい。
これはその……、ただの「お守り」さ!
Excenmille : おい、ロロン。
作戦計画書にあるターゲットの名前を読みあげろ。
Rholont : イエッサー!
Rholont : ……ゴホン。
では読みあげるであります。
Rholont : まずは、王国大騎士
アルフォニミル・M・オルシャー伯爵!
Rholont : ただし、本人ご多忙につき
そこでよく立ち話をしておられる
ルクシアル(Louxiard)に
委託されたし!
Rholont : 続いて、
王立騎士団鉄羊騎士隊の
ロンジェルツ・N・ディストー
(Rongelouts N Distaud)隊長!
Rholont : 同じく王国騎士
サビリオン(Sabiliont)!
Rholont : 近衛騎士団の
フィリユーレ・S・デュフォン副団長!
……は不在につき、同郷の王国騎士
マシオナージュ(Machionage)に言づてを!
Rholont : つづいて神殿大騎士
ダルヴィーユ! え、出張中? 何の?
では神殿騎士ロアイー(Loillie)に
託していただきたい!
Rholont : そして
神殿騎士エルノンド(Elnonde)!
神殿騎士イユゥーズ(Illeuse)!
Rholont : ……以上、7人であります!
Excenmille : さあ、新入り。出動だ!
言っておくけど金の羽根は
ぜーったい、失くすんじゃねーぞ。
金の羽根を7個手にいれた!・金の羽根 Ex 金色の羽根と真珠がついたブローチ。
読みあげるであります。
Rholont : ルクシアル(Louxiard)!
Rholont : 王立騎士団鉄羊騎士隊の
ロンジェルツ(Rongelouts)隊長!
同じく王国騎士サビリオン(Sabiliont)!
Rholont : 王国騎士
マシオナージュ(Machionage)!
神殿騎士ロアイー(Loillie)!
Rholont : 神殿騎士エルノンド(Elnonde)!
神殿騎士イユゥーズ(Illeuse)!
Rholont : ……以上、7人であります!
Rholont : ええっ!?
金の羽根を失くしたぁ!?
Rholont : ……けしからん!
団長に報告するであります!
Rholont : しばらく頭を冷やしてから
また来やがれ! ……であります。
ビスティヨ作戦本部長どのが
用意してくれたであります!
Rholont : 次はぜったい失くすな!
……であります。 - 金の羽根を指定されたNPCにトレード。
お守りだと? くだらん。
Rongelouts N Distaud : 己を守る盾は、
己が鍛えた肉体のみ。
軟弱な羽根ごときで戦場の炎を防げると思うな。
ミジンコ騎士団にそう伝えておけ。
Rongelouts N Distaud : まあよい、
これは受け取っておく。
渡してくれって? わかった。少年騎士団長も
あれで父親のことが心配なんだな。
われらにお守りを? おお……いくさでは
こうしたものが何よりの心の支えになるのだ。
少年らに感謝の意をお伝え願いたい。
フィリユーレ副団長に届けたいと?
そうか、私が預かろう。戦地よりお帰りのさい、
必ず立ち寄られる場所を知っているのだ。
羽根でしょう。これをダルヴィーユ様に?
さぞお悦びになるでしょう……。
とても温かな心を感じます。子供たちに
女神の祝福がありますように……。
なるほど、同朋たる騎士からのエールというわけか。
われら神殿騎士団も、少年たちに負けておられぬ。 - 金の羽根を配り終えたらRholontに報告する。
では、エグセニミル団長が来るまで
待機するであります!
(暗転)
Excenmille : よーし、みんな集まったな。
新入りは……
Excenmille : ふーん。
ちゃんと任務を達成してきたみたいだな。
Excenmille : じゃあ。
[Your Name]!
お前も次の作戦会議に参加させてやる。
本当は認めたくないが、騎士の約束だからな。
Excenmille : あと、これ。
アルテニアがお前に渡せって。こんなもん、
なんに使うか知らねぇけどな。
Excenmille : ケイチュウ~!!
次の作戦会議は後日、ここに集合!
Excenmille : 解散!
デスストーンを手にいれた!
集合場所はここであります!