需要と供給、および価格設定
経済学の基本的な概念の一つに需要と供給があります。
この概念を使えば、均衡を作ることで企業の利益を最大化することができます。
需要と供給 - Wikipedia
簡単に言うと、需要は「その製品が欲しいと思った人の数」供給は「その製品を販売できる量」です。この欲しい人と同数の製品を供給できると利益を最大にすることができます。
し か し、利益が最大≠その製品が最適な需要と供給が満たされている、わけではありません。
例えば、1つ100円で出す製品があったとしましょう。そして、その製品を買いたい人が10人いたとします。その場合の利益は100(円)×10(人)=1000円の利益となります。
では1つ50円にした場合、安くなったので買いたい人が20人に増えたとしましょう。これも50×20=1000円の利益となります。
逆に1つ200円にした場合、高くなったので買いたい人が5人になっても200×5=1000円の利益となります。
このように、値段と買いたい人は違っても、利益、つまり均衡は同一にもなりえるのです。けど、この値段設定が最適と言えるでしょうか?もしかしたらもっと利益の出る値段設定があるかもしれませんよね?
では、150円ではどうでしょう?仮にほしい人が8人だとすれば、150×8=1200円となりどの均衡よりも利益が出ています。つまり、この場合では150円が一番最適な値段設定と言うことがわかります。
このように、経済と言うのは自社の製品の費用を超える且つ、利益が一番出るような「均衡点」を探り当てていく学問です。答えを求めるやり方はあっても答えは数学と同じように数字が変われば答えは無限にあるのです。これが経済の難しさでもあり、面白さでもあります。
更に、車と言うのはトヨタやホンダと言うように同じ製品を作る会社がたくさんいます。コストを抑えつつ他の会社を出し抜くような製品を作ることがカギとなります。
ゲーム内では1900-1930年までは世界的に「(高級も含めた)セダン」「フェートン」が人気です。セダンはその後も人気が出ますが、フェートンは落ち着いていきます。
そして、アメリカは「ピックアップトラック」ヨーロッパは「バン」が人気となっていきます。更に燃料もアメリカはガソリン、ヨーロッパはディーゼルが人気になる傾向です。(これは実際の歴史でもそう)
何を作ればいいか分からなかったらまず、セダンから作っていきましょう。慣れてきたら他の車種も挑戦していき、レースや契約を取りましょう!
需要が少ない場合は
- 価格を下げて需要を増やす
- 新しい支店を開き需要を増やす
需要が少ないと、生産量が販売量を上回り、在庫が貯まり赤字となります。
選択肢がある。
価格を下げると利益が減ってしまう。
支店を増やすことで販売価格をそのままに需要を増やそう。 - 支店を閉鎖して需要を減らす
- 価格を上げて需要を減らす
販売機会は「200人欲しい人がいたけど100台しか車を販売できなかった。」となった場合、販売機会は200-100=100となります。「生産量を増やせば=100の分の利益も出たよ。」ということを意味します。
選択肢がある。
価格を上げて需要を減らそう。
投資して、工場を増やそう。
- 工場をフル稼働させる(詳しくは単価の項目で)
- 少量生産で売上を上げたい場合は価格をさげる
ただし、材料と製造コストに注意すること - 大量生産によって売上を増加させたい場合、新しい地域へ展開する
販売機会を失った場合は
- 生産量を増やす
- 価格を上げて、需要を減らす
総単価
メガメニューでは材料費、製造費(工場の稼働費用を含めたもの)、総単価(支店の運営費、研究開発費、etc…を含めたもの)が表示されるが、これらの変数で価格を決定しないこと。
あくまで高コスト、低生産の指標として使おう。
製造と総単価の最適な使用方法
- これらの変数をコストと生産比率の指標として使用すること
- 販売価格を上げるのではなく、これらの変数を下げようとすること
生産数を上げるか、会社の運営費を下げることで変数を下げることができる - 他のモデルの利益を上げることで、その差を相殺できる
- 一番重たいのが輸送コスト、工場から支店までの距離が関係してくる。
例に挙げると、いくら低コストの車を作っても、支店が福岡で工場が北海道にあると、生産した製品の輸送費で利益は赤字、なんて事例も少なくはない。工場は一か所に固めずに分散させて建設すると費用を抑えることができる。