ライルとケイによる初心者のための戦争講義です。
より詳しく知りたかったら戦略関連のページを見て下さい。
ライルとケイの初心者講習
~オベリスク編~
:なぁケイ、俺は最近悩んでるんだ。
:珍しいですね。どうしたのですか?
:帝国復旧のため最前線に立つ事が多い俺だが
敵兵を倒しても倒しても勝てねぇんだ。
コイツを振り回して、群がる雑兵を薙ぎ倒してる筈なんだが……
この前なんてスコアランキングに載ったほどだ。
:それは不思議ですね……。ライル様、ライル様はオベリスクを建てた事が
ありますか?
:オベリスク? あの変な三角形の建物だろ?
あれは他の兵士達に任せておけばいい。
俺は自ら戦場に出て領地を奪還し、誰もが平等に……いや、なんでもねぇ。
:それは間違っていますライル様。
オベリスクによって地図上で明るくなっている地域は
自軍の支配領域になるのです。
支配領域はその多寡によって敵軍にダメージを与え続けます。
支配領域たった1%でおよそ3人の敵兵を倒すことよりも効果的なのです。
:めんどくせぇな……。もう少し分かりやすく説明できねーのか?
:要するに勝負を決めるのは、1人の活躍より「オベリスクの展開の速さ」
ということです。
:そうなのか。重要なのはオベリスク展開の速さか……。
じゃあ、ケイ。オベリスクを素早く展開するにはどうすればいいんだ?
クリスタルの前に座っていても、15貯めるまで時間がかかって面倒なんだぜ。
なんとかならないか?
:そうですね、はじめは周りで「クリ募集」「クリぼ」「クリ@(個数)」と言ってる人に
無言で渡せば良いのです。
いないようでしたら、自分よりレベルの高そうな人がいいですね。
渡し方は、その人にターゲットを合わせて「z」キーかマウスのホイールクリックです。
こうやって各自のクリスタルを集める事で、5人いれば3つ集める時間で
オベリスクが1本建ちます。
オベリスクは敵に先手を取られて建てられてしまうと
その付近には建てられなくなってしまいますから
1秒を争う、正に戦争の正念場なのです。
:そうだったのか……俺はいつも15貯まるまで待ちきれなくて
すぐ前線に向かって突っ走ってたぜ。
:クリスタルは所持数が少なければ少ないほど早く貯まりますから
ライル様が1人で貯めていたとしても
その間に敵国は何本かオベリスクを建ててしまっているかもしれませんね。
:よし、わかったぜ。
開幕クリ前は3つ4つ集まったり、他の奴から渡された分を
無言でどんどん渡せばいいんだな?
:そうです。トレード中にもクリスタルは貯まるので、何もデメリットはありません。
ある程度慣れてきて自分で建てたいと思われましたら
「戦争とは」を見るといいですよ。
オベリスク建築以外にも有益な情報がありますので
隅々まで見ていただければと思います。
また、他国の力を借りるのは好ましくないのですが
「エルソード」で検索しますと、エルソードWikiがヒットすると思います。
そちらの「建築のススメ」にも詳しく書かれていますので
一度目を通してみてください。
オベリスク展開がスムーズだと勝率が飛躍的に伸び
経験値やリングもたくさんもらえますよ。
:「オベリスクを制する奴は戦争を制す」ってとこか。
ま、最初の内は少しぐらいミスしたっていいよな。まずは適当にやってみるか!
~召喚編~
:そういえばケイ、戦場に出ているとよく変な怪物を見かけるんだが
あれは一体なんなんだ?
:それはきっと召喚ですね。
ナイト、ジャイアント、レイスでしょう?
:そいつだ! 前にナイトがちょっかい出してきたんで相手してたら
あいつ、10とかそんなダメージばかりしか与えてこないんだよな。
笑っちまったぜ。
:そうですね、ナイトでは人間にまともなダメージを与えられないんです。
でも、敵のナイトやジャイアント、レイス等の召喚に対しては
強力な攻撃を繰り出せるんですよ。
ジャイアントは人間に対しても敵召喚に対してもダメージを与えられません。
ですが、建物を一瞬で破壊する強力な遠距離攻撃ができるのです。
レイスは召喚に対しては余り強くないですが、人間に対して強いのです。
レイス最大の特徴は、自分の周囲にいる敵を暗闇にする能力がある事ですね。
これを利用して、敵が混乱している内に前線を押し上げるのです。
:召喚にはそれぞれそんな特徴があったわけか。
今まで俺はナイトを必死に追いまわしてたぜ。
:失礼ながら、それは無駄な努力ですね。
ナイトを倒そうと思ったら、自分もナイトになるのがいいですよ。
ナイトは多くて困るものではないですし、慣れが肝心ですので
初めてでもどんどん練習です。
キープやクリスタルの近くで「ナイトになるのであと(個数)ください」
と言えば貰えます。
ナイトの必要個数は40、召喚の仕方は自分のキープ(城)をターゲットして
「z」キーかマウスホイールクリックです。
:そういうことなら俺も、明日からナイトで敵歩兵を蹴散らしてやるぜ!
:ライル様、違いますよ。
この世界ではダメージが被ると、両方くらうのではなく
弱い方だけをくらってしまうので
ナイトは敵歩兵を攻撃しても無駄どころか
味方の大ダメージ攻撃を邪魔し、味方から迷惑がられてしまう、ということも
あります。
ナイトになりましたら、敵の召喚を攻撃しましょう。
召喚の位置は地図上で★マークですから、すぐに見つかると思いますよ。
ちなみに人間は●です。
でも、決して自分1人で複数のナイトと戦ってはいけませんよ。
味方ナイトの所まで逃げて、対等以上で戦うのです。
ナイト戦は技量も大切ですが、数がものを言うのですからね。
味方ナイトのためにも、敵召喚の位置や数を報告するのも重要なのです。
:そうだな……。でも、ナイト同士逃げ回っていたら勝負がつかねぇじゃねーか。
:そうですね。でも、ナイトには「味方の召喚を護衛する」という
最大の役割があるのです。
ジャイアントやレイスを敵ナイトから命をかけて守るのが、ナイト本来の役目。
ですから、どうしても逃げられない時があります。
でも敵ナイトが味方ナイトより圧倒的に多い場合は逃げてもいいんです。
それはジャイアントやレイスを出すタイミングが間違っているだけですから。
命をかけるとはいっても、犬死する必要はないのです。
逆に言いますと、「味方ナイトが多ければ、敵は手も足も出ない」ということです。
:おう、わかったぜ! んじゃ、今すぐ戦場に駆けつけて
召喚で敵を封殺してやろうじゃねーか!
:お気をつけていってらっしゃいませ。
:ケイ! 不覚にもレベル1のナイトにやられちまった!
ここまでついてきてくれた奴に合わせる顔がねえ……。
:ライル様、お気を落とさずに。
召喚は決まった能力があり、レベルは関係無いんですよ。
ですから、レベルが低い方には
ナイトになる事が大活躍するチャンスになるのです。
:そうだったのか。レベルが低いからって召喚遠慮すんのは
活躍できるチャンスを逃してるってことだな。
:そうですね、低レベルだからこそ召喚で輝けるということもあるでしょう。
高レベルの相手と五分の条件で渡り合える、唯一の方法ですからね。
今回ライル様は負けてしまわれたようですが
それは経験を積むことでよくなっていくことでしょう。
先にも言った通り、召喚は慣れが大切ですからね。
この機会に召喚を敬遠せず、是非経験を積んでいってください。
:おう! やってやろうじゃねぇか!
~戦場の駆け引き編~
:なぁケイ。オベリスク展開が重要ってことと、召喚についてはわかった。
だが、さっきの戦いで、ケイのアドバイス通りオベリスク展開速度や
召喚相性に気をつけて戦っていたんだが負けちまったんだよな。
オベリスク展開は僅差だが勝っていたし
敵拠点までガンガン攻めこんでいたんだが……。
:それは「KILL負け」ですね。
どうしても勝ち戦では相手を必要以上に押していきたくなるものですよね。
ですがよく考えてみてください。
オベリスク展開で勝っていれば、何もしなくても勝ててしまうのですよ?
:むう。つまりどういうことだ?
:無理にでも攻めなければいけないのは、敵の方だということです。
敵の拠点まで攻め込むということは、敵のAT(アロータワー)の傘下で
戦うことになります。
常時弓に狙われ、削られながら敵を圧倒し続けるというのはとても困難です。
特に、実力にあまり差がない場合は。
:確かそうだったな。ずっとATに撃たれっぱなしで、一回のダメージは少ないんだが
それを受け続けながら戦うのは辛いもんがあったぜ。
:ですから、オベリスク展開で有利に持ち込めた時、敵が勝気に逸っている時は
自軍ATの傘下で戦えば、勝手に敵は消費していくのです。
罠に誘き寄せる感覚ですね。
遺憾ながら、ライル様はそれに釣られてしまったわけなのです。
:ちっ、敵もやるじゃねぇか。だが次はそうはいかないぜ!
:ライル様、その意気です!
前に進まなければいけないのは「オベリスク展開が不利な時」と
「もう少し進めば敵オベリスクを破壊できる時」です。
判断が難しいですが、基本的に有利な展開で無謀に前に出るのは
失礼ながら……子供だけです。ライル様も次回からお気をつけください。
:俺が子供だと? いってくれるじゃねぇか。
これでも自制心と、状況判断できる冷静さくらい
持ち合わせてるつもりだぜ。
でもな、ケイ。そんな俺でもわからねぇ、おかしな負けもあるんだ。
~キマイラ、そしてまとめ~
:おかしな、ですか?
:ああ。圧倒的優勢だったはずの戦況が、前線で敵兵を蹴散らしてる間に
引っくり返って負けたんだ。あれは核攻撃か何かか?
:そうですね、ある意味核かもしれません。
それはきっと、敵キマイラのFB(ファイナルバースト)です。
:キマイラ? 召喚か?
一度見かけたが、攻撃もせずただ歩いてただけだったから放置してたぜ。
:駄目ですライル様。キマイラは強力な対歩兵ユニットでもありますが
FBという、ゲージ1本分、キープに400万のダメージを与える
一発逆転の特殊能力があるのです。
:400万だと!? ってことは……
敵兵160人を一撃であの世に送る計算になるのか!?
:さすがですライル様。キマイラは発見次第仲間に通達し
ナイト結集は勿論、近くに居る者全員でその侵攻を阻止しなければなりません。
多くの者に気付かせるため、通達はうるさいくらい連呼するべきですね。
:そうだったのか……。俺はてっきり散歩でもしてるのかと思ってたぜ。
でも、召喚を人間で止めるなんてできるのか?
:そうですね、すぐに倒すことができなくとも
FBはキープに密着しなければ使えませんから
スタンや凍結でナイトが集まるまでの時間を稼ぐ手があります。
崖や橋の近くでしたら、吹き飛ばし攻撃で落とすと尚良いですね。
:キマイラを見つけたらFBを防ぐため、全軍突撃でいいのか。
:いいえライル様、接戦の場合はキマイラが囮の場合もあるのです。
キマイラに遮二無二突撃する敵兵を待ち構えて倒すのですよ。
そういう人達はキマイラしか見えていませんから、格好の獲物なのです。
死にすぎて逆転、なんていうことにならないよう、冷静に対処しましょう。
:おう、わかった。キマイラの無謀な特攻は罠の可能性も考えるってことか。
エルソードのじじいあたりの、頭の切れる奴がやりそうな手だな。
:戦で敵兵を倒し、スコア上位になって喜ぶなんていうことは大抵の人ができます。
冷静な判断で自軍を勝利に導くことができる人こそ真の功労者
国の王のあるべき姿です。結果的に獲得経験値や、リングも増えますしね。
:よっしゃ、ケイ。わかんねぇことがスッキリしたぜ!
「序盤のオベリスク展開の速さ」、「召喚の相性、使いどころ」、「戦場の駆け引き」
に、注意して常勝街道突っ走ってやろうじゃねぇか!
ケイ、オマエには世話になりっぱなしだな。ありがとよ!
:これが皇帝補佐官である私の役目ですから。
:んじゃ、行ってくるぜ! また何かあったら頼む。
:いってらっしゃいませライル様。
戦場であなたさまを見かけると執拗に追いかける者もいるというではないですか。
目立ちすぎないようにしてくださいね。
:おうよ! そんな奴、返り討ちにしてやるぜ!
……ん? そういえばさっきから何書いてるんだケイ。
:今までの会話の記録です。
これを公表することで、皆様の疑問を少しでも解消できたらと思います。
:おう、そうだな! ・・・おい、やるぞオメェら!
べ・・・別にお前らのために初心者のフリしたんじゃないんだからな!勘違いするなよ!