ゾイドとは?

Last-modified: 2021-12-17 (金) 01:08:31

惑星Zi。遥か彼方のその星には鋼の身体を持つ生命体ゾイドが存在した。
ゾイドとはすなわち、生きた機械なのである。
――――惑星を語る者

ゾイドとは

ゾイド

星Ziに原生する生命体は金属を含有することから金属生命体と呼ばれる。
その中でも、「ゾイドコア」と名付けられた動力炉を持つものをゾイドという。
地球で言う動物に似た姿をしているが、外骨格が金属で形成されており、
大きさも地球のそれと比べると遥かに大きいのが特徴である。小さくても1m程はある。
食事は草食動物型であれば金属含有物を捕食するだけでも生きていけるが、
肉食動物型である場合は他のゾイドのゾイドコアを捕食する必要がある。
どちらの場合でも、サイボーグ化がある程度されていれば特殊燃料レッゲルを
注入することで栄養補給を行うことも出来る。

ゾイドへの騎乗

イドの背面にまたがること、ゾイドに増設したコクピットに座り操縦桿を握ることを
総称して騎乗という。この時に騎乗者とゾイドの間に「精神リンク」が結ばれ、
互いの意思疎通がある程度可能となる。このリンクでゾイドとどれほど息が合っているのかを
示す値をSync Percentage、SPと言う。

野生ゾイド

星Ziに原生したままの姿をしたゾイドを野生ゾイドと言う。
コクピットは存在しないため騎乗する際は背面や頭部に捕まるようにする。
野生環境の中の食物連鎖の中で生息し、繁殖している。
フレームに内臓に当たる部品が包まれただけの姿で生まれ、
捕食によって得た金属を吸収、外骨格として全身を覆う金属皮を形成する。
金属皮が形成される前に人工的な装甲を与えることでそれを肉体の一部と
することも出来る。
主にゾイドワイルドのゾイド達がこれに該当する。

ゾイドの変化(メカ生体)

戦闘ゾイド

球からの移民者から与えられた技術によって、サイボーグ化を施したゾイドを
戦闘ゾイドという。ゾイドは基本的に、ゾイドコアを中心として「元の形を維持していれば」
全身を人工パーツに置き換えても問題なく生存できる性質を持っている。
この性質を利用し、全身のパーツを置き換え、操縦席や銃火器を増設することに成功したのだ。
野生らしさを活かすか、制御しやすさを重視するかで性能や使い勝手が大きく変化する。
これが何らかの事情で人々の手を離れ、野生化してしまったものは野良ゾイドと呼ばれる。
現在の惑星Ziは野生ゾイドも野良ゾイドも共存し、生態系を作っている。
また、遺跡から発掘されることも多い。
バトルストーリーや2000年代アニメ版ゾイドの大半がこれに該当する。

兵器ゾイド

闘ゾイドの派生種の1つで、各部の人工パーツへの置き換えはあまり行われない。
内部フレームへと外的に武装を内蔵したゾイド達の総称。
Z-Oバイザーという制御装置を用いることで、人が搭乗する兵器として
割り切った運用が行われるゾイド群である。戦闘ゾイドと異なり元のフレームを活かす分、
開発コストも抑えられている。ただし、精神リンクでゾイドと人が息を合わせるのではなく、
人にゾイドを強引に合わせる形でSPを高めるためゾイドへの負担が大きい。
ゾイドの適正に合わせた運用を行えば負担を最低限に抑えることが出来るが、
それを行わず、消耗品として扱うものが多い。
なお、兵器ゾイドとして改造したあとにZ-Oバイザーを取り外したものは兵器ゾイドとは言われない。
ゾイドワイルドZEROの帝国軍のゾイドが該当する。

進化ゾイド

生ゾイドと、サイボーグ化したゾイドの配合によって生まれた新たなるゾイド。
フレームの時点で通常の動物の機構では存在が不要な武器や、武器を増設するための
ハードポイントが存在するゾイド。コクピットまでついてることもある。
兵器ゾイドや戦闘ゾイドと異なる点として、銃火器の弾丸を自己の肉体から生成する、
武装箇所が破損した場合も自己修復が可能といった大きな変化がある。
ただし、その再生力の高さはゾイドの我をかなり強くしており、
騎乗者として認められることは困難を極める。
ゾイドジェネシスのゾイドたちや、ゾイドワイルドZEROのビーストライガーなどが該当する。

ブロックスゾイド

工的に作られたゾイドコアで稼働する人造ゾイド。主にZOITEC社が製造している。
元々人間が乗り込む想定で作られているため気性は大人しく扱いやすいが、性能は高いとは言えない。
代わりに野生のゾイドコアと異なり形を選ばない利点を持ち、組み換えによる汎用性の高さが
兵器として優秀であると言える。
また、組み換えの延長として他のゾイドとの合体でさらなる拡張を行うことが出来る。
ブロックス以外のゾイドとも対応さえしていれば合体できる。
現在の惑星Ziでは遺跡から発掘されることもあり、野生化した個体も確認されている。
ゾイドフューザーズで登場したブロックスゾイドや、
ゾイドジェネシスに登場したゾイドバラッツなどが該当する。

特殊なゾイド

バイオゾイド

記のどれとも違う異質なゾイド。フレームの外側に骨を思わせる外骨格を纏った、
どこか有機的な姿をしているのが特徴。外骨格ヘルアーマーは並の攻撃では傷つかず、
撃破は困難を極める。
惑星Ziの古代文明の遺跡周辺で群れを作っている事が多い。
野生の個体は非常に気性が荒く、コクピットに乗り込んでも精神リンク自体が出来ない。
正確には、遺跡に残る碑文から復元した専用の騎乗服を着て乗り込んだ上で、
バイオゾイド本人に認められなければ精神リンクが出来ない。
ディガルド側のネームドの軍人はこの方法で騎乗している。
この条件はシナリオ上で判明するか、バイオゾイドのPCでの作成が解禁されるまではPCは知らないことを想定している。
上記の事情に加えてヘルアーマーの素材が解明されていないため人類側の運用は不可能と言われているが、
ディガルド武国はメカニズムを解明しているのか、自国の主力ゾイドとして量産し運用している。

ジャミンガ NPC専用

イドコアが起動していないが、フレームだけで動き出したゾイドのようななにか。
装甲を纏っている場合もあるが明らかに不完全な姿をしておりゾンビのようだとも言われる。
可動部を破壊することでしか機能を停止することが出来ない。
本能的にジャミンガ以外の生命体を襲う性質を持ち、発見した時点で
即破壊が認められている害獣である。こちらも遺跡周辺で見つかる他、
遺跡で発掘されたゾイドコアが破損したゾイドがジャミンガ化することもある。

原始ゾイド NPC専用

在惑星Ziに生息するゾイドは原始ゾイドと呼ばれる原種から派生したものと言われている。
伝承ではフレームと外骨格が一体化した構造となっており、卵のようにゾイドコアを産み落として繁殖したと言われている。
名前の元ネタであるゾイドワイルドZEROの原始ゾイドの他、
ゾイドジェネレイションズのマザーバイオも想定している。