京都霊山護国神社

Last-modified: 2013-10-05 (土) 16:38:50
 

京都霊山護国神社
きょうとりょうぜんごこくじんじゃ
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(参拝日:平成24年5月13日)
住所:京都府京都市東山区清閑寺霊山町1mapionlogo.gif
主祭神:護国の英霊
社格:護国神社、別表神社
主な祭礼:4月28日(春季例大祭)、10月14日(秋季例大祭)

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↑外観↑
(由緒:現地案内板より)
当神社は、幕末、維新に殉じた志士と、それ以降、
大東亜戦に至る京都府出身の英霊七万三千十一柱を奉祀する。

幕末、各藩が東山三十六峰の中心であるここ霊山に、それぞれ殉難者を祀ったのが当神社の起原で、
明治元年(一八六八)五月に、大政官布告をもって我が国初の官祭招魂社とすべきことが定められた。

この布告により各藩は社殿を建設し、同年七月には盛大な祭典が挙行された。

明治十年(一八七八)には皇室より巨費が下賜されて神域が整備され、全国招魂社のうち最も崇敬を集めた。

更に、昭和四年(一九二九)六月には、昭和天皇御即位大礼の建物を下賜され、
現社殿を整備し、昭和十四年(一九三九)に護国神社と改称して現在に及んでいる。

霊山神域内には、坂本龍馬・中岡慎太郎・木戸孝允(桂小五郎)・平野国臣・宮部鼎蔵をはじめ
蛤御門の変・天誅組の義挙等に加わった志士の墓三百余墓があり、千三百五十六柱が合祀されており、
この地は明治維新を偲ぶ大霊域・史跡となっている。

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↑社殿↑
(以下、余談)
四条大橋からひたすら坂をあがり、八坂神社を過ぎ、高台寺を過ぎ、山が迫ると神社が見えてきます。

京都・霊山といえば、幕末の志士の墓標を訪れたことのある人は多いのではないでしょうか。
参拝に訪れる人の足は途切れることはありませんでした。

御祭神に坂本竜馬が含まれていることで知られていますが、他にも、木戸孝允、中岡慎太郎、梅田雲浜、
吉村寅太郎、平野国臣、久坂玄瑞、高杉晋作ら幕末勤王の志士1,356柱が眠ります。
明治以降の日清戦争・日露戦争・太平洋戦争などの戦死者を合わせ、約73、000柱が祀られています。

境内の昭和の杜には、従軍記念の碑が多数ありますが、
他に戦後の極東国際軍事裁判でただ一人、全員無罪を訴え続けたパール判事の顕彰碑があります。
インド代表判事であったので、インド独立50周年を記念して建立されています。