日吉東照宮

Last-modified: 2014-04-19 (土) 01:10:06
 

日吉東照宮
ひえとうしょうぐう
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(参拝日:平成25年9月22日)
住所:滋賀県大津市坂本4-2-12mapionlogo.gif
主祭神:徳川家康公、日吉大神、豊臣秀吉公
主な祭礼:6月1日(例祭)
関連:本社(日吉大社)、 摂社(唐崎神社)

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↑参道・鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
御祭神は三柱で、中央に徳川家康公・向かって右側が日吉大神・向かって左側が豊臣秀吉公が祀られている。

明治の御世に至るまで延暦寺の管轄下にあったが神仏分離令が出されるとともに日吉大社の管轄となり、
明治九年(一八七六年)に日吉大社の末社に制定された。

全国の東照宮造営の経過としては、元和二年徳川家康公の没後その遺命により
静岡久能山に祀られ、一年後には日光に祀られている。

現在見られる様な本殿と拝殿を石の間で繋ぐ、
いわゆる「権現造り」の発祥はここ日吉東照宮といわれている。

徳川三代将軍家光公上洛の途次に比叡山天台宗の大僧正天海上人に命じて考えさせた権現造りは、
石の間が数段低く設計され、祭典奉仕者が将軍に背を向けて奉仕をしても
非礼にならないように配慮されている。

日光東照宮の様に本殿・拝殿・向拝が一体ではなく、
拝殿から本殿に伸びる梁が本殿まで達しておらず軒下で止まっている等、
本殿と拝殿を如何に繋ぐかを苦心した跡が伺える。

日吉東照宮は、元和九年(一六二三)に造営され、その後僅かの歳月にもかかわらず、
寛永年間に再建着工(現社殿)し、同十一年(一六三四)七月には勅使を迎えて盛大に正遷座が斎行されている。

その秋に日光東照宮が再建に着工され、同一三年春に正遷座されている事を鑑みても、
当社が日光の雛形として再建されたといわれる所以である。

大正六年に東照宮社殿が国の特別保護建造物となり、昭和四年に国宝、同二五年に重要文化財に指定、
同三一年には唐門と好塀が追加指定された。東照宮橋(権現橋)は昭和十年に水害のため流失した。

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↑唐門↑
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↑拝殿↑
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↑拝殿・石の間・本殿↑
(以下、余談)
唐崎神社などと同じく日吉大社の摂社です。
日光東照宮はここの神社がモデルになったとされています。

神社の石段はものすごい急坂ですが、下から垣間みることができないようにする工夫らしいです。
外観だけでも絢爛豪華な本殿ですが、昇殿するとさらに煌びやかです。