大物主神社

Last-modified: 2013-08-05 (月) 22:04:01
 

大物主神社
おおものぬしじんじゃ
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(参拝日:平成25年4月20日)
住所:兵庫県尼崎市大物町2-7-6mapionlogo.gif
主祭神:大物主大神、市杵嶋姫命、湍津比賣命、田心比賣命
主な祭礼:11月6日(例大祭)

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↑鳥居↑
(由緒:現地案内板より)
今を去る二千余年前第十代崇仁天皇の御代日本全土が悪疫病にさらされ滅亡寸前になった時、
帝が御幣を大物主大神に奉り平癒を祈願されたその時、大和三輪山に大物主大神が祀られ、
命を受けて大神八世の御孫大田田根子命の後裔鴨部祝が祖神様を当地に奉斎したのが始まりである。

くだって平治元年(一一五九年)平相國清盛が芸州厳島参拝の時、祭神市杵島姫命を此の大物の杜に合祀した。
当時の大物の沖合は謡曲や浄瑠璃の舟弁慶千本桜などにも謳はれているその頃、「若宮」と呼ばれていた鎌倉の始め、
大物の浦から舟出した源義経主従も神社隣に宿をとり無事平安を祈ったといはれている。

その後、寛永年間約三五〇年前宗像三柱神の故事に習って多岐都姫命、多紀理姫命を合祀。
又相殿神として西宮大神、菅原道真公等が配祀されている。

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↑社殿↑
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↑義経・辯慶隠家跡↑

(以下、余談)
阪神電車の大物駅(だいもつ)近くに鎮座します。市街地の神社らしく、やや狭い境内です。
この周辺は大きな建材(木材・石材)の集積地だったことから、名付けられたという説があります。

現在の海岸線は国道43号線よりもっと向こうですが、古代ではもっと北にありました。
現在の神崎川と武庫川に挟まれた三角州に葦生い茂る海ヶ崎、海人ヶ崎と呼ばれる地に古くから鎮座してきました。

西国街道の要衝でしたが、一方では難所であり、水害の多い土地柄で波多い土地でした。
船旅の安全を願う平清盛によって、市杵島姫命が厳島神社から勧請されました。