松帆神社

Last-modified: 2013-10-05 (土) 17:40:23
 

松帆神社
まつほじんじゃ
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(参拝日:平成24年3月24日)
住所:兵庫県淡路市久留麻257mapionlogo.gif
主祭神:八幡大神
主な祭礼:10月第1日曜日(例祭)

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↑本殿↑
(由緒:現地案内板より)
建武中興の忠臣、楠木正成が湊川の戦で自陣の砌、家臣吉川弥六に日頃守護神と崇めていた八幡大神を託す。

弥六は仲間と共に淡路に逃れ来て小祠を建てこれを祭り、
この地を楠木村と称した。(現在の楠本)

応永六年(一三九九年)八月に現在の地に奉遷し、八幡宮として創建されて以来、
浦・刈屋・小田の氏神として崇められ、厄除八幡として信仰を集めている。

社宝は楠公遺愛の太刀と伝えられる「菊一文字」。

この太刀は後鳥羽上皇が院政の砌、全国の名刀工を召し出され、
共に親しく鍛冶遊ばされた際の筆頭御番鍛冶、備前福岡一文字則宗の作で「菊御作」の鑑定があり、
その刀姿・刃紋の美しさもさることながら、その拵え(柄・鞘・鍔)も実に貴重なものであるとして、
共に国の重要美術品に指定されている。

例祭は十月の第一日曜日で、その際一般公開される。

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↑鳥居と参道↑
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↑懐古館↑
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↑第70潜水艦引き上げワイヤー↑
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↑奉納絵馬・扁額↑
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↑干支の円盤(クリックで拡大)↑
(以下、余談)
実家が四條畷神社の近くにあるので、小さい頃から楠公のことは教わってきたのですが、
最近になってそれは全国区ではないことを知りました。河内地方ローカルなんでしょうか。

楠公から名付けられたという「楠本」の地名が残っています。
地図で見ますと、国道26号線を少し北へ向かったところですね。
ここに以前の社地があったのでしょうか。

重要文化財に指定されている社宝「菊一文字」は例祭の時しか公開しないそうで、
この日は見れませんでした。

しかし、扁額や奉納絵馬などを展示する「懐古館」が色々と展示物が多くて興味深かったです。
大正12年(1923年)、第70潜水艦が当地沖合に沈没した際、
引き上げに使用したワイヤーまで展示しています。