美瑛神社

Last-modified: 2013-10-05 (土) 14:05:46
 

美瑛神社
びえいじんじゃ
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(参拝日:平成24年5月2日)
住所:北海道上川郡美瑛町東町4-701-23mapionlogo.gif
主祭神:天照大神、伊邪奈岐神、伊邪奈美神、家都御子神、大國主神
社格:村社
主な祭礼:7月25-26日(那智美瑛火祭り)

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
美瑛町の由来はアイヌ語(ピイエ)で油の流れる川の意味を言う。

明治二十九年和歌山県東牟婁郡旧太田村(現在の那智勝浦町)より「田仲儀太郎氏」が団長となり、
市街地(現在の北町・大町・扇町)に入植、往時の美瑛原野は「ヤチダモ・アカダモ等」の大森林に、
ススキ・カヤが生い茂る湿地帯、開墾には大変な困難を極めたと言う、
特に温暖の地よりの入植者達は、冬の寒さには言葉に絶する苦労をされ、
多くの先達者の礎の上に、今日の豊かな美しい丘のまち美瑛があることは後世に伝えたい。

美瑛神社は、明治三十年郷里に戻った「木下四郎氏」が和歌山県那智勝浦町
「熊野夫須美神社」(現在熊野那智大社)より御分霊を拝戴、
九月十日「楢の大木」に仮の社殿を建て入植者一同にて祀ったのが創祀である。

美瑛神社は町の発展と共に不思議と移築の歴史を持ち「原野・丸山・憩ヶ森・西町」にと移り、
平成七年十月には「農道整備事業」で現在地に移築、荘厳な木造社殿が新造造営され浄暗の中、
遷座祭が厳粛に執行された。

翌平成八年御創祀百年を迎え「百年記念事業奉賛会」を設立、
「神輿殿・社号標・玉垣・鳥居・境内整備等」事業を行い、
多くの町民氏子・崇敬者の方々の御協賛により計画事業を完遂した。

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↑社殿↑
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↑境内↑
(以下、余談)
美瑛は遠く十勝岳を望み、なだらかな丘がひろがる美しい観光地として知られています。
展望台やCMに使用された風景がある場所は郊外になりますが、神社は美瑛の市街地にありました。

昭和63年に十勝岳が噴火しました。
町を活気付けるために、先人の故郷・熊野那智大社に千数百年伝わる「那智火祭」継承し、
那智・美瑛火祭が毎年7月24日に行われます。毎年、多くの観光客が訪れるようです。