疣水磯良神社

Last-modified: 2013-11-17 (日) 11:16:02
 

疣水磯良神社
いぼみずいそらじんじゃ
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(参拝日:平成25年7月13日)
住所:大阪府茨木市三島丘1-4-29mapionlogo.gif
主祭神:磯良大神
主な祭礼:4月15日(春祭)、10月1日(秋祭)

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
【磯良神社】
磯良神社は「疣水神社」の通称で知られ、地元三島地方はもちろん、
広く京阪神一円より篤い崇敬をうけております。

当神社の御祭神・磯良大神は九州安曇氏の祖神として知られ、
また住吉三神とともに神功皇后三韓への御征途に際し、
水先案内をされて航海の安全に功があったと伝えられます。

当神社がどのような経過をたどってこの地に奉祀されたかについては、
詳しい資料は残っておりませんが、言い伝えによると、
当神社はもともと式内社・新屋坐天照御魂神社(天照御魂神社)の境内社であったが、
寛文九年(一六六九)天照御魂神社が現在の地に御遷座されてより相離れて今日に至っているとのことです。

なお、現在の御社殿は昭和五十四年の造営になるものです。

【新屋坐天照御魂神社】
磯良神社の本宮とも申すべき新屋坐天照御魂神社はその創祀の年代は詳らかではありませんが、
延長五年(九二七)に成った『延喜式』に「新屋坐天昭御魂神社 三座」とあり、
延喜式内社のうち特に霊験あらたかな神に与えられた名神の称を受ける旧三島郡唯一の大社であります。

三座のうち天照御魂神一座は朝廷より相嘗祭に幣帛を奉られる四十社七十一座に加えられ、
当時非常に格式高い神社であったことがうかがわれます。

なお、大同元年(八〇六)神封一戸を寄せられ、貞観元年(八五九)天照御魂神に従四位下が授けられています。
大正(一五七三~一五九二)以前は神域も広大であって、近隣七か村の産土神として崇敬も篤く、
神事も盛大に執り行われていたが、天正以降社領を失い、神域も縮小され、
神事も振るわなくなったと伝えられます。

寛文九年(一六六九)旧社地の西北隅に当たる現在の境内地に奉遷し、
同十二年に社殿を造営して今日に至っています。

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↑拝殿↑
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↑住吉神社↑
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↑桜姫稲荷神社↑
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↑御神水 疣水拝受所↑
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↑霊泉玉の井↑
(以下、余談)
北摂各市を繋ぐ交通量が非常に多い大動脈の国道171号の中でも混雑交差点、西河原付近にあります。
市街地に鎮座する神社ですが、境内はやや広く、社叢を有します。

ここは式内社の新屋坐天照御魂神社の境内地です。境内西北隅に社殿があります。
当社の境内社でしたが、社地を譲り独立させたものである。現在は神社本庁に所属しています。
同名の神社は西河原の当社含め、西福井と宿久庄と茨木市内に3社あります。

玉の井の霊水が疣取りに霊験があることから、水を汲むためにポリタンクを持ってきている人がいました。
手ぶらで訪れても、紙コップが5円で買えるようになっています。社殿を拝んでから飲むとよいそうです。