鵜戸神宮

Last-modified: 2013-12-08 (日) 20:31:06
 

鵜戸神宮
うどじんぐう
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(参拝日:平成25年8月14日)
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住所:宮崎県日南市大字宮浦3232mapionlogo.gif
主祭神:日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊
社格:官幣大社、別表神社
主な祭礼:2月1日(例祭)
webサイト:鵜戸神宮

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↑神門↑
(由緒:パンフレットより)
当神宮のご創建は第十代崇神天皇の御代と伝えられ、第五十代桓武天皇の御代には、
天台宗の僧、光喜坊快久が勅命によって初代別当となり、神殿を再興し、寺院を建立して、
勅号を「鵜戸山大権現吾平山仁王護国寺」と賜りました。

洞内には、本宮のほかに本堂を設け六観音を安置、一時は「西の高野」とうたわれ、
両部神道の一大道場として盛観を極めました。

その後、明治維新とともに権現号・寺院を廃して鵜戸神社となり、
後に官幣大社『鵜戸神宮』にご昇格されました。

ご祭神の御母君、豊玉姫命が御子の育児のため、両乳房をご神窟にくっつけて行かれたという
霊石『おちちいわ』が、洞内奥にあり、古今を通じて現在も安産・子宝・子供の健やかな成長を
願う人々の心のよりどころとなっています。

また、海上安全・大漁満足・剣法発祥の聖地としての信仰もあります。

現在のご社殿は、正徳元年に建てられ、三〇二年の時を経たお社です。

昭和四三年・平成九年に修改築が行われて現在に至っており、県の文化財に指定されております。

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↑楼門↑
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↑本殿↑
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↑境内地図(クリックで拡大)↑
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↑御乳岩↑
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↑霊石亀石↑
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↑鵜戸稲荷神社↑
(以下、余談)
宮崎市内から青島神社を通り過ぎて国道220号を南下、日南市に入ると神社に着きます。
お盆ということもあり、駐車場は満車でした。神社のずいぶん手前から渋滞が起きていました。

日向灘に面した断崖の岩窟内に社殿があり、国道から集落へ、参道から本殿へ下る必要があります。
このような「下り宮」は全国的にも珍しいです。類例は大御神社くらいしか知らないです。

崖下には亀の形をした「亀石」という巨岩があります。
岩ににはくぼみがあり、男は左手、女は右手で運玉を投げ、その中に入ると願いごとが叶うといいます。
この日はたくさんの人が運玉投げに挑戦していたので、順番待ちになっていました。

かつて昭和40年代の新婚旅行ブームに沸いた時代、宮崎や日南海岸と共に欠かせない場所でした。
現在も縁結び・夫婦和合・子授け・安産などの御利益を求めて、往時に負けず劣らずの賑わいでした。