厳島神社

Last-modified: 2013-10-20 (日) 22:19:40
 

厳島神社
いつくしまじんじゃ
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(参拝日:平成25年7月21日)
住所:広島県廿日市市宮島町1-1mapionlogo.gif
主祭神:市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命
一宮:安芸国一宮
社格:式内社(名神大社)、官幣中社、別表神社
主な祭礼:6月17日(管絃祭)

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↑海から見た鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
当社の御祭神は天照皇大神と素菱嗚尊が高天原で剣玉の御誓をされた時に御出現になった神々で、
御皇室の安泰や国家鎮護、又は海上の守護神として古くから尊信を受けられた。

宮島には神烏と共に御降臨され、御鎮座地を探されるにあたり、この地を治める佐伯鞍職公に神動か下った。
鞍職公は神烏の先導のもと、御祭神と共に島の浦々を巡り、
海水のさし引きするこの地を選んで御社殿を建てた。
推古天皇御即位の午(593年)であると伝えられる。
 
その後当社を篤く崇敬した平清盛公が、仁安3年(1168年)に御社殿を寝殿造とし、現在の様な規模に改築した。
清盛公の官位が上がるに平家一門のみならず、承安4年(1174年)に後白河法皇の御幸、
治承4年(1180年)3月と9月に高倉上皇の御幸があるなど、多くの皇族・貴族が参詣され、
都の文化や建築様式がもたらされた。

当社に対する崇敬は、平氏から源氏の世にななっても変わることなく、
又時代が移り室町時代の足利尊氏や義満、戦国時代の大内氏や毛利氏などからも崇敬された。

松島・天橋立と並び日本三景「安芸の宮島」として知られ、
平成8年(1996年)12月にはユネスコの世界文化遺産に登録され、
御社殿をはじめ前面の海と背後の弥山が、人類共通の文化遺産として継承されることとなった。

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↑廻廊から見た鳥居↑
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↑祓殿・拝殿・本殿↑
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↑神輿↑
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↑能舞台↑
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↑卒堵婆↑
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↑門客神社↑
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↑天神社↑
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↑宝物館↑
(以下、余談)
ユネスコ世界文化遺産に登録され、同じく広島県の世界遺産の原爆ドームと共に海外からの観光客が多いです。
宮島汽船またはJR宮島航路のどちらかで宮島へ向かいますが、JRのフェリーだと上陸前に鳥居に接近します。
船内では歓声が上がってました。外国人のテンションの上がり方が見ていて面白かったです。

上陸すると、神の使いである鹿が出迎えてくれます。まるで春日大社?前の奈良公園と思いつつ、神社に向かいました。
もみじ饅頭のみやげ店を横目に参道を進むと、海に張り出した特徴的な社殿が見えてきます。
この社殿は台風や高潮などの自然災害を受けやすいのは宿命的であり、その度に修復を行っています。
優美な寝殿造風の神社建築ですが、苦労が耐えないのですね。

この日は満潮時だったので、すっかり大鳥居は水の中でした。干潮時だと鳥居の真下まで行くことができます。