御霊神社

Last-modified: 2013-05-10 (金) 23:30:34
 

御霊神社
ごりょうじんじゃ
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(参拝日:平成24年10月8日)
住所:滋賀県大津市鳥居川町14-13mapionlogo.gif
主祭神:弘文天皇、大友皇子命
主な祭礼:5月4-5日(例祭)

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↑鳥居↑
(由緒:現地案内板より)
祭神弘文天皇は近江神宮の祭神天智天皇の御子で博学多識学問を愛好され、特に文才に勝れられ、
我国最初の漢詞作りの元祖でもある。

天智天皇崩御されるや大海人皇子とのあいだに白鳳二年(六七二年)壬申の乱が起り
瀬田川の西岸の現社域に於て、同年七月二十三日戦歿さる。

戦後当地に土着した近江朝廷の大友皇子の遺臣や地元の人々は皇子の御遺徳を敬慕し皇子の霊を慰めるため、
戦後三年目の白鳳四年(六七四年)大友皇子の弟たる與多王の指図によりこの地に当神社を斎祀されたまことに古いお宮である。

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↑高麗門↑
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↑拝殿↑
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↑本殿↑
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↑神木↑
(以下、余談)
御霊神社は大津市内に3か所あり、いずれも御祭神は大友皇子(弘文天皇)を祀ります。
大津宮に遷都して5年、大友天皇と大海人皇子が天智天皇の次期皇位をめぐる争乱を起こしました。
最後の決戦は瀬田の唐橋で行われ、大友皇子が敗北して自殺しました。都は飛鳥に再び戻りました。

その瀬田の唐橋西詰に位置する神社ですが、大友皇子が自決した「隠れ山」があったとされる場所が当地です。