立木神社

Last-modified: 2013-10-05 (土) 16:30:12
 

立木神社
たちきじんじゃ
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(参拝日:平成24年10月8日)
住所:滋賀県草津市草津4-1-3mapionlogo.gif
主祭神:武甕槌命
社格:郷社
主な祭礼:5月3日(例大祭)
webサイト:立木神社

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↑楼門↑
(由緒:パンフレットより)
古来始めて旅立つことを「鹿島起」と称しますが、それは立木神社の祭神「武甕槌命」が、
今から約千二百三十有余年前に、はじめて常陸国鹿島神宮から当地へ旅立ち遊ばれたのが
語源であると古書にも誌されています。

武甕槌命は天孫がこの国土に御降臨前に、その道中安全を守護された御神徳の高い神様で、
昔から国家鎮護の神として朝野の信仰が厚く、田村神社の御祭神である坂上田村麿将軍は、
東北地方鎮圧に出発前、当神社へ大般若経の一部を寄進して道中の安全と厄除祈願を祈願され、
また徳川時代参勤交代の制により、諸大名が草津のを通過の際は、
必ず当神社に道中安全を祈願せられたのでありますが、不思議にも事故災難がなかったと伝えられています。

近時草津市を中心としてその交通量の激増に伴い、交通事故もまた増加する傾向にありますことを憂慮し、
当神社の由緒に鑑みまして、交通安全を祈願すると共に、神明の加護によって、
交通事故の惨禍を少しでも防ぎたいと祈願するものであります。

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↑社殿↑
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↑ウラジロガシ↑
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↑神木・黒柿↑
(以下、余談)
近年の市街化が著しい、草津市の市役所近くにあります。

江戸時代、東海道・中仙道の結節点の草津宿として繁栄し、全国最大規模の本陣も残っています。

交通の要衝だった草津宿は参勤交代で通過する大名も多かったのですが、
必ず道中の安全祈願をしたという神社がここです。

武甕槌命が柿の鞭を刺し、柿の木が生えついたら「我三笠山に永く鎮座する」と言ったところ、
みるみる柿の木生えつき、根を成して、枝葉が繁茂したそうです。

現在の黒柿は樹齢・数十年のものですが、先代の御神木の根柿が神社に伝わっています。

立木神社で5月3日行われる「さんやれ踊り」は、武甕槌命が鹿島神宮から西征した際に、
村人が踊りで出迎えたのが始まりです。

稚児が先頭、太鼓・鉦・ささらを持った男児に、音頭取りの青年が続きます。
参加する者は男子のみで、居住と呼ばれる家(現在20戸程度)が参加します。