還来神社

Last-modified: 2013-12-02 (月) 01:25:23
 

還来神社
もどろぎじんじゃ
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(参拝日:平成25年9月22日)
住所:滋賀県大津市伊香立途中町518mapionlogo.gif
主祭神:藤原旅子霊
社格:村社
主な祭礼:5月6日(例祭)

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
御祭神・藤原旅子は第五十代・桓武天皇の皇妃にして、第五十三代・淳和天皇の生母であり、
太政大臣・藤原百川の女である。

往昔、此の龍華の荘(大津市伊香立途中町、上龍華町、下龍華町)は藤原氏の食邑地にして、
当時其の邸宅あり(大津市栗原地先)旅子ここに生まる。

長じて比良の南麓、最勝寺の開祖、静安に随侍し帰依す。土俗称して蓮華婦人という。

静安勅を奉じ、しばしば宮中に参候して、佛名会、灌佛会等を行う。
是により才色兼備旅子、桓武天皇に召し出され、第五十三代淳和天皇を生み奉る。

旅子甚だしく寵愛深かりしが、京都西院に隠棲され、延暦七年(西暦七八八年)五月十八日病を得て逝去さる。
病重篤と成りし時『我が出生の地、比良の南麓に梛の大樹有り、その下に葬る可し』と遺命されし故、
此処に神霊として祭祀さる。(鳥居真正面の古木が初代の梛の木)

平治の乱(西暦一一五九年)起こりし時、戦に敗れし源義朝の一行は八瀬大原街道を敗走、
ようやくにして此の還来神社社頭に着き、白羽鳴鏑の矢を献じ武運長久を祈願する。

此の一行に有りし源義朝、落伍し途中の山に迷い乍らも、
やがて還来神社に到着、源氏の再興を祈願し、東国へと走る。

後年、頼朝源氏の頭領として君臨せし時、此の還来神社大明神を忘れ難く神田を寄進す。

故郷に還り来たれるとの此の神社の由緒に鑑み、その後日清、日露の戦いに参戦する人、
此の社に参拝をなし、無事帰還を祈願さる。太平洋戦争に至るや、参拝者引きも切らずやとかや、
又源頼朝白羽の矢と共に、馬に付けられし鈴をも奉納されし故事を以て、祈願者大小の鈴を奉納さる。

何事も、必ず無事還れると言う御神徳に鑑み、戦い終わりし今日も、
海外旅行、海外出張、旅行、交通安全、病気平癒、健康回復、又尋ね人等の帰還祈願に参拝者が絶えない。

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↑本殿↑
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↑拝殿↑
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↑境内摂社↑
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↑梛の木↑
(以下、余談)