浜松八幡宮

Last-modified: 2013-04-28 (日) 07:09:44
 

浜松八幡宮
はままつはちまんぐう
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(参拝日:平成25年2月9日)
住所:静岡県浜松市中区八幡町2mapionlogo.gif
主祭神:玉依比売命、品陀和気命、息長足姫命
社格:郷社
主な祭礼:8月15日(神輿渡御・放生会)
webサイト:浜松八幡宮

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
「八幡さま」と親しみをこめて呼ばれている当宮は、多くの木々が生い茂る杜の中にお祭りされています。
この森は浜松市の中心付近に残された数少ない鎮守の森で静岡県が選定した「お宮の森・お寺の森百選」や
浜松市の保存樹林に指定され守られています。
中でも天然記念物の指定を受け樹齢千年といわれる「雲立の楠」については次のような言い伝えがあります。

三方原合戦に敗れた徳川家康公は、当宮に逃れ、社前の楠の洞穴に身を隠しました。
その時、神に祈ると楠の梢より瑞雲が立ち上り、老人の姿をし、馬に乗った神霊が浜松城の方へ飛び去りました。
この不思議な情景を見た家康公は、八幡宮のご加護を受けていることを悟り、無事逃げ延び、武田信玄公の入城を
防ぐことができたといいます。この故事によって、その楠を「雲立の楠」と呼ぶようになりました。

当宮は、武家の信仰が篤く、武運・勝運の神として広く知られていましたが、家康公がそのご加護によって苦境を切り抜け、
道が開かれて将軍にまで上りつめた事から厄を祓い開運招福を導く神社として信仰をあつめるようになりました。

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↑拝殿↑
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↑浜松稲荷神社↑
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↑雲立のクス↑
(以下、余談)
遠州鉄道・八幡駅から徒歩数分、JR浜松駅から車で10分もかからない市街地にあります。
ブライダル方面に力を入れているのか、境内に建っているクスノキクラブという建物が非常に綺麗でした。
駐車場に面して建っているものですから、どこか違うビルの駐車場に入ってしまったのかなと思ってしまいました。

天然記念物に指定されている「雲立のクス」がひときわ存在感があります。
この楠には伝説がありまして、三方原合戦で徳川家康が命からがら逃げ延びた際、楠の洞穴に身を隠したそうです。
老人の姿をした八幡様が浜松城の方角へ飛び立つ霊夢を見たので、「雲立のクス」と呼ばれるようになりました。

家康公の窮地は神の加護によって切り抜けたので、武家からは武運・開運の神社として崇敬されました。
現在では、楠の実が納められた「くすのき守り」が社務所で頒布されています。長寿・健康・子宝に御利益があるそうです。