焼津神社

Last-modified: 2013-04-28 (日) 07:07:29
 

焼津神社
やいづじんじゃ
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(参拝日:平成25年2月11日)
住所:静岡県焼津市焼津2-7-2mapionlogo.gif
主祭神:日本武尊
社格:式内小社、県社、別表神社
主な祭礼:8月13日(荒祭)

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↑鳥居↑
(由緒:パンフレットより)
当社は記紀所載の如く、第十二代景行天皇四十年七月、日本武尊が弟橘姫を伴い、吉備武彦、大伴武日連の武将を従え、
七束脛を膳夫として東夷征討の砌、此の地で野火の難に逢われた際、天叢雲の剣で草を薙ぎ、向火を放って、
悉く賊徒を討滅されたという御事蹟を伝える御社で、延喜式神明帳登載の駿河国益津郡焼津神社は、即ち当社である。
駿河国諸郡神階帳によれば、神階正四位下に叙せされ、入江大明神とも称えられて諸民衆から崇敬されて来た。

創建は、駿河国風土記によれば、反正天皇四年己酉(四〇九年)と云われ、今川氏の代になって社領五百石の寄進を受け、
徳川氏に至り、家康は社殿を造営し、又代々七十石の朱印高が附せられている。

明治天皇御東幸の際は、官幣使差出の先触状があったが、官道より遠隔のため沙汰止みとなった。
明治六年三月二十二日郷社に、同十六年六月二十五日県社に昇格、昭和四十一年七月一日別表神社に加列した。

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↑拝殿↑
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↑焼津御霊神社↑
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↑焼津天満宮↑
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↑日本武尊像↑
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↑札の木↑
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↑御神木↑
(以下、余談)
国道1号線や150号から焼津港に向かう途中、焼津駅から伸びる道路の延長上にあります。
かつては現在地の南東(現在は海中)に祀られていましたが、海岸線が後退したので現在地に遷座しました。

日本武尊が当地で野火の難にあわれた際、天叢雲の剣で草を薙ぎ払い、賊徒を撲滅したという伝説が残ります。
焼津地方では、天然ガスの噴出が見られ、ガスの自然燃焼がこの伝説と結びついたのではと指摘する人もいます。

神社の祭事は地元の漁業に根ざしたものが多くあります。
元旦に行われる大漁祈願祭では、拝殿前に大漁旗が数十本も並び、1年の豊漁を祈願します。

最も盛大な祭は8月の荒祭ではないでしょうか。
数千人の白装束の若者が「アンエットン」の掛け声とともに、2基の神輿を激しくあおります。
その年に生まれた子供を抱き、くるくる転がして無事成長を願う「神ころがし」も行われます。