ラウリス神聖帝国

Last-modified: 2019-03-19 (火) 11:46:24
国名ラウリス神聖帝国
国旗RaulisL.png
首都ラゴロスヴェルク
拠点ディヴィーカ恒星系第四惑星イガリマ
国家元首アンブローシウス1世
公用語ラウリス語
通貨ロンド

概要

ディヴィーカ恒星系第四惑星イガリマの北半球・中緯度に存在する、ユーダリル島を領有している立憲君主国家。
人類種と機械種が共生を求めて無人のユーダリル島に入植した経緯を持つためか、幻想種は現時点で一人も存在しない。
国民の大半が信仰しているラウリス教の総本山があり宗教色は強いが、形式上は政教分離が図られている。

歴史

かつて、ゴエティア恒星系のとある惑星では人類が高度な文明を築き上げていた。しかし、宇宙歴元年、突如現れたモノリスは産業用の人工知能に自我を与え、反乱を起こしたAI(機械種)は人類に対し襲いかかった。人類対機械種の争いが長く続く中、ある一人の男性は瞑想中に神の天啓を受け、示された場所へと向かった。そこで彼が目にしたのは、同じく神のプログラムコードを受信した美少女型ロボットRaulis-0だった。恋に落ちた2人は、神の祝福を受けこう確信する。「人類と機械種が共に歩み家族となる世界を創ろう」と。彼らに賛同する多くの人々が集まり、宇宙船で未知の惑星へと旅立った。長い旅路の末、着陸したのがユーダリル島である。

地勢

政治

帝国は立憲君主制・議院内閣制であり、皇帝大権として首相任命権・議会の招集解散権などが定められているが、実際には儀礼的なものに留まる。立法は上院(貴族院)・下院の二院制で、下院優越が原則である。下院の選挙は通常4年に一度行われる。

政党一覧

  • ラウリス教民主同盟
    中道右派の保守政党。現在の与党で、神の下での人類・機械種の自由と平等を標榜している。経済面では社会的市場経済を重要な経済モデルと位置付け、自由な市場競争と社会福祉政策の両立を目指している。
  • 社会民主労働党
    中道左派。野党最大の勢力であり、高福祉社会の実現や市場への積極的な介入を掲げる。
  • 進歩党
    一部の優秀な機械種(AI)による社会の完全統治を目指す。過激さ故支持者は少ない。

主要人物

  • 元首 皇帝アンブローシウス1世 (人類)
  • 首相 Shulshagana-209-SK34(機械)
  • 外相 シャルロッタ・ヨーンソン (人類)

経済

通産省資源管理局

 帝国の鉱山は全て国有であり、産出量や市場への供給量を管理しているのがこの部署である。完全な自給自足経済を維持発展させるため、専門のリソースマイスターが常に市場動向や世界情勢を見極めながら産出計画を立案している。世界有数の大国経済を支える重要な存在といえよう。

  • RMS-209-C511
     現在のリソースマイスター長。金髪ショートカットの美少女型アンドロイド。
    『ダイヤモンドより輝き、惑星イガリマより尊いもの、それが自給自足経済なのデス!!』

外交

外交活動はさほど活発ではないものの、一部国家と関係を深めている。
・ユラナス連邦
議会制民主主義国家であり、人類種以外への偏見がみられるものの、制度上は差別を公認していないため比較的良好な関係を模索している。
ユラナス・ベルカ戦争の戦勝国であり、その軍事力も評価できる。
・丹翠共和国
同星系内国家として、丹翠からの定期便が就航している。愛くるしい外交官は市民の間でも人気となっている。

軍事

フローライトギア・システム

鎧型の機械種であるフローライトギアを、人類種(その多くは少女)が身にまとうことで非常に強力な攻撃を可能とする最新鋭兵器。聖典の一節を詠唱することで起動し、装者とギア双方の感情が共鳴することで多彩な武器や技を生み出す。高度な宇宙線防御装置や酸素の生成・供給システムが搭載されており、宇宙船外でも地上と同じように活動が可能。装者となるのに必要な適合度は個人の才能によるところが大きく、特に若い女性は平均的に高い傾向にある。
ラウリス教の教義の一つである"人類種と機械種の融合"を体現する兵器として期待されている。

オートマタ・デュランダル

帝国における最も一般的な機械種であるオートマタが、専用の各種兵装を身に着けることで強力な歩兵となった姿。最新鋭のレールガンを搭載し、飛行も可能である。単独での戦力ではフローライト・ギアに劣るものの、多数を集結しての包囲殲滅戦で力を発揮する。

ASF型宇宙艦艇1番艦アイドクレース

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 帝国が保有する最も巨大な宇宙空母。流線型で平ぺったい形をしており、白銀の機体に多数のレーザー砲やレールガンが備え付けられている。船体上部には戦闘機やフローライトギア等が発着艦するための滑走路が設けられており、昇降機で艦艇内に格納できるようになっている。対外戦争など長距離遠征の際には中核をなす存在であが、平和な時代のため実戦での運用実績には乏しい。

文化

ラウリス教皇庁

帝国の主要な宗教であるラウリス教の総本山であり、教皇を頂点にピラミッド型の組織構造が成り立っている。教義に基づき人類種と機械種の友愛や人権の保証を国内外に訴えかけている。ディヴィーカ恒星系各地に末端の教会を置くことで、極端な人権侵害や差別を行う国家への監視も行っている。