国名 | 軍政ベルカ帝国 |
国旗 | |
首都 | ディンズマルク |
拠点 | ゴエティア星系第三惑星レラージュ |
国家元首 | 総統 |
公用語 | ベルカ語 |
通貨 | マルク |
概要
ゴエティア星系第三惑星レラージュの西方世界の中でも最東方に位置する国家。西方世界の雄ユラナス連邦と地上の国境が接している。
モノリスによる混乱により3種族による長い内戦に突入し、現在も内戦の真っ只中で国土は荒廃している。各勢力が無秩序に国内を好き勝手に開発しており、中央政府の統制が各地方で取れていない状況である。
・人類種による支配を目論む「ベルカ共和国中央政府」
・人間種を排除し機幻種での共存を目論む「ベルカ連邦準備委員会」
・幻想種による支配を目論む「ベルカリンデ王党派」
・人機幻種問わず、再びの侵略戦争を望む「ベルカ報復主義派閥」
現在はこの4勢力が主に国内を支配している。
宇宙歴120年2月1日に行われたベルカ報復主義派閥による首都ディンズマルク攻略作戦により、首都ディンズマルクはベルカ報復主義派閥の手に落ちた。その後、急速に内戦は収束していき、ベルカ報復主義派閥がベルカ帝国の成立を宣言。建国に至る。現在は国内に残る残党勢力の掃討に移っている。
歴史
ベルカの歴史は古く、源流を辿ると中世期にまで遡る事が出来る。
中世の聖ブルカ騎士団が敗北の末、騎士団員が霧散しながらも辿り着いた場所が現在のベルカ共和国の首都が存在する土地である。聖ブルカ騎士団領としてその歴史をスタートさせ、何度かの侵略を得てベルカ公国を中世期後半に名乗る様になった。
その後何度かの侵略戦争を引き起こし、何度かの敗北で領土を縮小させ現在の国土を持つに至る。
ベルカ公国に於ける最後の戦争に於いて、既に西方世界に覇を唱えていたユラナス連邦へと侵攻。序盤こそ戦いを優勢に勧めていたが、ベルカ公国の絶対防衛戦略空域エリアB7Rに現れたユラナス連邦空軍機により迎撃に出たベルカ公国空軍機が尽く全滅。各戦域での航空優勢を維持出来ずに撤退を重ね、自国領土内で熱核兵器を使用しユラナス連邦軍の撃滅を狙うも失敗。ユラナス連邦に対して無条件降伏を行い、ベルカ共和国となった。
宇宙歴元年に落着したモノリスにより、国内のそこら中に幻想種が誕生。更には機械種の反乱も起こり翌2年にはベルカ内戦へと突入する。ベルカ内戦は120年という長い時間に渡って行われ、初期における勢力はベルカ共和国中央政府を残し全滅している。
120年2月1日にベルカ報復主義派閥によって、首都ディンズマルクが攻略されベルカ内戦の終結が宣言される。それと同時にベルカ帝国の成立を宣言した。
年表
年代 | 概要 |
---|---|
レラージュ暦1400年代 | 聖ブルカ騎士団が現在のディンズマルク周辺に流れ着く。 |
レラージュ暦1410年代 | 聖ブルカ騎士団領の成立 |
レラージュ暦1524年 | ベルカ公国成立 |
レラージュ暦1600年~1800年 | 侵略戦争により領土を拡大。 |
レラージュ暦1995年 | ユラナス連邦に対し宣戦を布告。 |
レラージュ暦1996年 | ユラナス連邦に無条件降伏。ベルカ共和国成立 |
宇宙歴元年 | モノリス落着 |
宇宙歴2年 | ベルカ内戦勃発 |
宇宙歴120年 | ベルカ内戦終結 ベルカ帝国成立 |
地勢
地方地域の枠組みは長く続く内戦で完全に破壊されており、中央部、北部、南部、西部、東部と大雑把に分けられている。
中央部
人類種が多く住み、また首都ディンズマルクも存在する。
北部
海に面した海岸線一体。人類種と海洋系の幻想種が多く住む。
南部
一部が砂漠地帯となっている。過酷な環境で機械種が多く住む。
東部
エルフ系幻想種と機械種が暮らしている。自然が多く山に囲まれいる。
西部
機械種と人間種が暮らしている。大都市圏を形成し、経済活動の一翼を担っている。
南ベルカ地方
先の戦争によりユラナス連邦に割譲した地方。3種の中でも幻想種が多く住んでおり、エルフ系ドワーフ系獣人系亜人系と多種多様。幻想種の坩堝と化している。現在もユラナス連邦によって統治されている。
政治
ベルカ帝国は帝国の名を冠しているが、皇帝は存在しない。
帝国総軍総統と呼ばれる、帝国全軍の頂点に立つ一人による軍事独裁体制が敷かれている。軍法がそのまま国内における法律として施行されており、国家行政はそのまま軍政となっている。
軍事
ベルカ帝国統合惑星地上軍
陸海空の統合運用の為に大気圏内での軍事行動全てを一手に行う。陸上部隊主要兵器は前時代的な戦車や装甲車が主で、兵士はファイエット公国から提供されていた遺伝子改造技術によって調整されている。航空部隊主要兵器は丹翠共和国から提供された無人兵器技術を採用している為、人的資源に依存しない無尽蔵な戦力を保持している。海上部隊主要兵器は沿岸防衛を主任務とした小型艦艇に限定されている。また、内戦では使用されなかった熱核兵器を複数保有する。
ベルカ帝国航宙軍
ベルカ帝国領宙の防衛を主任務としている。旧世紀で言うところの沿岸海軍並みの艦艇しか保持しておらず、ベルカ帝国上空の制宙権を維持するのが精いっぱい。
第二次ユラナス・ベルカ戦争の敗戦を受け、宇宙戦力の見直しが図られている。総統命令第四十五号「次期主力宇宙戦力選定」により現在は帝国内部で試作された宇宙艦艇のコンペが行われている。
写真は集結地点に集ったコンペ参加艦艇。
外交
・ユラナス連邦
ベルカ報復主義派閥が第一に掲げていた報復対象。帝国となった今でもその態度は変わらず、帝国首脳部の憎悪の的となっている。
・丹翠共和国
ベルカ報復主義派閥に兵器支援を行っていた国。軍内部に一定のシンパが存在する。