石川線、浅野川線優等列車、イベント列車

Last-modified: 2024-03-24 (日) 10:50:18

かつて運行されていた優等列車です。

石川線

鶴来駅~加賀一の宮駅間が廃止される前の2009年10月31日までは、野町駅から加賀一の宮駅まで運転の列車と、鶴来駅折り返しの列車がおおむね交互に運行されていた。*1
所要時間は野町駅~加賀一の宮駅間が約35分。
毎年大晦日の深夜から元日の朝にかけては白山比咩神社への初詣客向けに、加賀一の宮駅発着の臨時列車による終夜運転が行われていた。終夜運転は鶴来駅~加賀一の宮駅間廃止後も行われている。
2006年11月30日までは、日中の野町駅~鶴来駅間の系統は準急列車で運行されていた。準急は交換設備のアンバランスによる運行間隔是正を主目的として運行。押野駅・野々市駅・小柳駅は準急の全列車が通過、馬替駅と曽谷駅は一部の準急が通過となっていた。所要時間は野町~鶴来間が約25分であった。1995年3月29日までは、金沢市内バスとの競合回避や速達サービス提供を目的に、日中は全列車が準急列車として運行されていた。停車駅により準急Aと準急Bに分け、野々市工大前以南では通過駅を振り分ける(乗車機会均等化のため)形で運行されていた。種別が準急となっていたのは、過去には上位列車として急行の設定があったためである。
急行は、西泉・新西金沢・野々市工大前・額住宅前の各駅のみ停車。1983年に廃止されたが、2023年10月22日の「ほくてつ電車まつり」では、当日限定でおよそ40年ぶりに急行が運行された*2
なお、2022年10月16日に鉄道の日を記念したイベント「ほくてつ電車まつり」の関連企画として、およそ16年ぶりとなる準急が2往復運行された。また、2023年10月22日の「ほくてつ電車まつり」でも同じく準急が2往復運行された。

浅野川線

ほぼ1駅おきに停車する急行が夜間を除いて*3運転されていたが、2006年12月1日のダイヤ変更で廃止され、全列車が普通列車となった。途中停車駅は上諸江駅・割出駅・三ツ屋駅・蚊爪駅で、北鉄金沢駅~内灘駅間の所要時間は14分。


ちなみに

なお、金沢市では北陸鉄道石川線との直通延伸が計画されていたこともあった。北陸新幹線開通後、再度都市交通の必要性が議論され、一部で計画を持ち上げる動きがあるようだ。


イベント列車

2002年から夏季に運行しているビール電車を始め、おでんでんしゃや、妖怪電車といった各種イベント列車を運行している。


*1 日中32分間隔
*2 「手取」「はくさん」の2列車が往復運行
*3 日中の半数が中心