アマチュア無線/CW/Tips on learning morse

Last-modified: 2008-01-13 (日) 22:06:17

http://www.qsl.net/ct1efl/cw/tips_on_learning.htm

CWを学ぶことは新しい言語を学習するのに似ている。
流暢になるには数年かかるかもしれない。あきらめてはいけない。

CWを学ぶことは計画を立て、自己を律することでもある。
現代社会において、CWの練習時間を見つけるには、自身で計画を立てることが必要です。
子を持つ人、学生、シビアな仕事をしている人にとっては特に。

昔は主要な動作モードはCWでした。
このことはハムに無意識のうちにCW能力を開発する機会を与えました。
昔の人たちは40年のCWオペレートの背景があるのかもしれません。
だから数ヶ月であきらめないで

モールスが流暢になるには長い道のりであることは承知しておくこと。
その長い道のりの間には良い日も悪い日もある。
プラトーに達し受信速度が向上していないかのようになることがある。
これはあり得る正常なことです。そのまま続けてください。
遅かれ早かれ、あなたはこの目に見えない障壁をうち破ることでしょう。
このプラトーを感じないかもしれません。
そういう人たちは代わりに急斜面を経験するでしょう。
そのまま続けて下さい。

悪い話ばかりではないです。楽しみもあるしチャレンジしがいのあるものです。
外国語の学習と同様、交信で使用することができます。
DXが好きならより多くの珍DX局を捕まえる機会が増えます

達成したいスピードで個々の文字を受信しなさい。
文字間をはじめは長くとり、上達する毎に短くします。
これは、ファーンズワース法として知られています。

練習!練習!練習!定期的に少なくとも1日1回。
可能であれば2回。20分ほどの短いセッションを。
そうすれば集中していられます。1回は午前中、2回目は午後に。
短い休憩もお忘れ無く。上達する毎に、セッションの時間は長くなるでしょう。

完全にコピーできる速さよりも少しだけ速い速度で練習を。
15wpmで大丈夫なら17wpmで練習するなど。こういう方法は常自分自身を向上させます。

疲れているときには練習しないこと。練習中リラックスできるように計画を。

忙しいライフスタイルならば、タイムテーブルにCW練習を組み入れる。
計画的にCW練習の時間をつくり、習慣づける。歯磨きのように習慣づけてしまいましょう。

高価な「奇跡の製品」にだまされないように。
段階を踏まない多くの人がテレビで売られている段階が必要な製品を買うのには驚いている。
箱にしますか?煉瓦にしますか?
このWebページを読んでいるのならばコンピュータをお持ちだろう。シェアウェアやテープレコーダを加えれば、CW練習機ができあがりである。

cwの学習に近道はない。突然にモールスをものにできる奇跡の方法などありはしません
私を信じて・・有りはしないのです。他のどんなCWオペレータもそう言うでしょう。
もちろん、練習には良い方法と悪い方法があるけれど。

点と線からなる表を覚えてはいけません。音だけを聞きなさい。
できるだけ早くその表は投げ捨ててしまいましょう。
点と線を思い浮かべるのではなく、それぞれの音だけに注目しましょう。
モールスは音なのです。

点や線の数はカウントしないように。その代わりに、音のパターンを認識することを学んで下さい。

ニーモニック(合調法のこととか。)は絶対に使用しないで。かなり学習を阻害します。
音を聞いてニーモニックを文字にして文字を書く・・・のではなく、音を聞いて文字を書くのです。

優秀なCWオペレーターは軍出身者であるという神話があります。
たしかに軍は厳しい練習に必要な規律を課し、段階的な学習と技術向上の機会を与えた。
このことが最優秀なCWオペレーターを育てたことは疑う余地がありません。
しかしほとんどのCW無線家はCWに情熱的な、普通の人で普通の生活をしている人たちです。

コピーに失敗した文字は無視を。思い起こそうとすると、より多くの文字を取りこぼす

もし聞いているだけなら、コピーした文字を「指で書くこと」をやってみて。
こうすることにより「筋肉の記憶力」ができます。
この練習で、コードを聞いたら反射的に文字を書くようになります

QSOはほとんど英語で行われているので、英語力の向上はCW技術の向上になります。
とくに、これから先上達してヘッドコピーをするようになったときは特に。
それまで待っていないで、今すぐ英語の練習を!

ネットサーフィンする時間のかわりにコードを聞いたらいかがですか

モールスは言語です。26文字と10つの数字といくつかの記号からなるシンプルな言語です。
簡単に学べます。

聞いて聞いて聞きまくって!どんな機会にでも。車で電車でシャックでも。

受信練習に集中して下さい。送信は簡単で、考えるまでもありません。
受信速度は送信・・・送信を開始するときは、おもちゃではなく良質の電鍵を使用してください。
パドルは使用しないこと。

定期的にオペレートしている本物のCWマンと話をしてください。
アドバイスや激励をもらえるはずです

自分の道具を自分で作るのが好きな人は、
低周波発信器や、キーヤーやQRPリグの自作はいかがですか。
優秀なプロジェクトはプラトー中でも士気をあげます。
でも、それをやっている間もモールス練習を忘れないで!

手書きの場合は筆記体を使って下さい。ブロック体を使ってはいけません。
毛筆体の方が早く書けます。あなた自身のスピード増加のために重要です。
もしブロック体を使わねばならないなら、Eを“3の反対”に書くような方法でどうぞ

最も楽しい練習方法は、できるだけ早く交信することです。慣行を知るのにも好ましい

ナーバスになりすぎるのを避けるためには、友人とのスケジュールQSOをどうぞ。

CWメーリングリストに参加してアドバイスを受けたりアイディアを交換したりできます。

より高いレベルに達し、頭でコピーできるようになったら、鉛筆を投げ捨てよう。
とても難しいことですが、可能なのです。

※「プラトー」とは練習を継続している最中、成長が止まって見えること。
※ファーンズワース法もよいですがKochメソッドをおすすめします
※「パドルを使うな」というアドバイスには大反対しておきます。むしろパドルから符号を覚えるべきだと考えます。