日本人はリンチが大好き

日本人はリンチ好き

日本はよってたかってひとつのことをたたくのが大好きな人種である、と気がついたのは最近の事。まあ、煽るのは大手マスコミであるのだが、それに疑問を抱かないというのも同罪である

さて痛ましい事件が起きたわけだが

厚生省のかつてのおえらいさんがたが刺されるというむごたらしい事件が起きた。あれだけマスコミで吊るし上げて憎悪をあおっていれば、ああいったキチガイが暴れるのは目に見えている。

さて、下の記事を書いたひとはやっぱり厚生官僚が刺されてさぞやスッキリしたことでしょうね。(2008.11.20追記)

ウェブ上の記事

http://allabout.co.jp/career/jijiabc/closeup/CU20080417M/

リストラ」は実質ゼロ?!　改革とは名ばかり 一方、解体に伴い年金業務を引き継ぐ「日本年金機構」に移る職員数は、約1.2万人。社会保険庁の全職員＝約1.6万人の4分の3を占めています。結局、再就職先が決まっていないのは、わずか500人。全体の3％に過ぎません。しかも、同庁ではここ数年、自己都合による退職者が激増中！　2007年度は、過去最高の702人に上ります。つまり、これらの退職動向を加味すれば、実質的に全職員が再就職できる?!　年金記録漏れで国民を不安のどん底に突き落としておきながら、職員はつつがなく新体制へ移行。

再就職先が決まっていないのは「わずか５００人」と、「再就職できない職員がもっと多かったらうれしいのに」と明言している訳で、ここまでの下衆っぷりには吐き気さえ覚えます。

そりゃあなたは公務員がお嫌いなのでしょう。でもその公務員それぞれにも家族があり、子供があるのをお忘れではないか。再就職先が決まらない方がアンタのその下衆な復讐感情は満たされるかもしれません。でもその５００人はアンタに何をしたというんだい？

本質的な議論とそれるが、その500人とは別に700人が自己都合退職しているのです。「実質的に全職員が再就職できる」って、どういう計算をしているのだろう。まさか「その500人を700人に当てはめれば」実質的に全員が再就職できる「計算になる」と言いたいの？

たぶん、この人には想像力がまるで足りないのだ。1.6万人の職員のうち、0.4万人が新しい仕事につかねばならない事。もう何年も社会保険庁は自己都合退職が数百人オーダーで発生していて、そのうえで再就職が決まっていない人が５００人である事。その５００人にも家族がいる事。

そしてアナタのようなリンチ大好きな人間から言われなき差別を受けている事など、まったく想像できないのであろう。