自分年金
公的年金
「払ってる?国民年金」の女優さんが掛け金を払っていなかったという冗談のようなニュースが話題の公的年金。いずれにせよ、社会人になった時から、年金についてはあまり期待していなかった。破綻は目に見えているというか、破綻はしないだろうけれどもこれだけに頼るのはあまりにもリスクが高い。
企業年金
酒販共済組合の年金流用事件が記憶に新しい。これは特殊な事例だけれども、他人任せの運用は常にこういったリスクが伴う。
個人年金
保険会社が販売するもの。他人任せという点であるが、保険会社の信頼度に応じてリスクは低くなると思う。しかしいかんせんコストが高い。それに、保険会社だから完璧な資産運用ができるかというと、これには自分は懐疑的だ。
自分年金
ならば自分で運用してしまえ、というのが自分年金である。定期預金しかしないのならば保険会社の個人年金に任せるべきだ。自分はいろいろな投資を4年ほど経験してきた。行き着いた結論が下記。
作り方は簡単。
- インデックスファンドを長期にわたってドルコストで積み立てる。
- 株式インデックス、債券インデックス、不動産インデックスに分散させる。この割合は自己責任で決める。
- 積み立てたお金は30年は絶対に引き出さない。(つまり捨て金になる)
インデックスファンド
インデックスを買うこと、そのことがすでにその市場における分散投資だからである。「市場は短期的には大きく上下があるものの、長期的に見れば右肩上がりである」ということが真である、という信念がなければ止めるべきだ。そして僕にはこれがある。
分散投資
株式インデックスがこれまで一番大きなリターンをもたらしてきた。株式インデックスに大きく投資割合を割くべき。ただしリスクも大きいので、リスクの低い債券や不動産にも分散させておく。この割合を決めるのがなかなか難しいが、「年齢を債券に割り当てる%とすべき」と言い伝えられているが、一方で「全く債券に投資するべきではない」との意見もある。このアロケに正解というものはない。自己責任で決定するほかない。
引き出さない
保険会社で個人年金商品を購入したものと思うべき。ドルコスト平均法で毎月なり四半期ごとなり積み立てていくことになるのだが、預貯金と違って、この積み立てた金は一銭たりとも別の用途に使用できなくなると覚悟する。
この割り切りをすると、ドルコスト平均法の弱点「下げ相場で弱気になって売却してしまう愚、投資を止めてしまう愚」を避けることができる。積立計画を考える際には、この「捨て金である」という観点から考えれば自ずと自分の積み立てられる金額も決まってくると思う。
時間を味方につける
複利の力はものすごく、開始時期は早ければ早いほどよい。たとえ、その年の最高値で買ってしまったとしても、上記の長期戦を行うつもりであれば、そんなことは誤差の範囲内となる。
反論
「インデックスファンドなんかよりも俺の運用方法が良い運用成績を上げている」
…では20年後の君の運用成績と僕の運用成績を比べましょう。僕が勝つ自信があります。お互い生きていれば。
ライブドアショック
株式投資から離れる人が増えているみたい。バカ主婦が子供にライブドア株を買わせて大損とか。おもしろいね。「やっぱり株はギャンブル」という風潮になっているが、それはちょっと違う。「十分に分散させて、長期にわたって投資するなら、必ずやリターンを生む」のが株だと思う。
村上ファンドの村上逮捕と株価の下落
堀江君ともう一人の時代の寵児村上君も犯罪者に。そして米株安を受けて日経平均も暴落。そしてこのタイミングで積立額を増やす俺。