解析ツールの紹介

Last-modified: 2021-02-19 (金) 13:41:49
 

標準機能で分布を比較する

ヒートマップの生成

観察記録の分布をヒートマップとして表示するには、次のURLにアクセスします。

https://www.inaturalist.org/observations/map?検索条件#縮尺/中心緯度/中心経度

  • 検索条件(複数の場合は&でつなぐ)
    • taxon_id:分類群ID。分類群ページURLの https://www.inaturalist.org/taxa/ 以下の数字。複数入力する場合はコンマ(,)で区切る。
    • user_id:ユーザーID。ユーザー名(@コメントに使う表記)をそのまま入力する。
    • ident_user_id:同定者ID。
    • place_id:場所ID。「探索」の「フィルター」→「その他のフィルター」→「場所」で検索して、表示されたURLで確認する。日本は6737。
    • list_id:チェックリストID。チェックリストのURLから確認する。日本*は7053。
    • year:観察された年。
  • 表示範囲の設定(任意)
    • 縮尺:大きいほど拡大される。日本全体を表示するなら5がちょうどよい
    • 地図中心の緯度:日本なら35付近がちょうどよい
    • 地図中心の経度:日本なら140付近がちょうどよい

複数種の分布比較

複数種の分布を比較するには、以下のURLにアクセスすると地図表示することができます。GBIFのオカレンスレコードも(色分けされませんが)表示可能です。

https://www.inaturalist.org/taxa/map?taxa=taxon_id#縮尺/地図中心の緯度/地図中心の経度

 

例:スダジイ(358537)、コナラ(359972)、ミズナラ(359971)の分布を比較する(カッコ内の数字はtaxon_id)。
https://www.inaturalist.org/taxa/map?taxa=358537,359972,359971#5/35/140

分布比較1.png

 

Experimental compare toolを使う

compare tool*
標準機能に加えて、様々な条件で分布や出現時期の比較ができます。
※このツールは試験運用中のため、予告なく停止される場合があるとのこと。

使用できる主な検索条件(再掲)

複数の検索条件は&でつなぐ。

  • taxon_id:分類群ID。検索方法は前述のとおり。
  • user_id:ユーザーID。ユーザー名(@コメントに使う表記)をそのまま入力する。
  • ident_user_id:同定者ID。
  • place_id:場所ID。「探索」の「フィルター」→「その他のフィルター」→「場所」で検索して、表示されたURLで確認する。日本は6737。
  • list_id:チェックリストID。チェックリストのURLから確認する。日本*は7053。
  • year:観察された年。

使用例:日本で2018~2020年に観察されたツバメ(Hirundo rustica)の出現分布と時期

検索条件を入力済みのページ*

 

観察場所を年ごとに比較する
分布比較2.png

 

出現時期(単位:観察数/週)を年ごとに比較する
分布比較3.png

 

参考リンク(iNaturalist Community Forum)

Easy way to compare lists - Feature Requests*
Using iNat maps to illustrate Ensatina as a ring species - Nature Talk*
Experimental Compare Tool maps - check your bookmarks - General*

 

コメント