レース用語

Last-modified: 2011-09-26 (月) 14:56:41

A

AERO(エアロ)

エアロダイナミックスの略語で、空気力学を意味します。エアロパーツの調整は、タイヤにダウンフォースを加えるほ
ど風の流れが強いスピードで走行するマシンの動きに影響します。

ANGLE OF ATTACK(迎え角)

気流に対する空力装置の角度。過度の角度をつけなければ、迎え角の角度を大きくすると、ダウンフォースと抵
抗力が上昇します。

APEX(コーナー最内点)

コーナー内側のクリッピングポイント。この地点で、マシンは、レーストラックの次のセクションに進むために必要な
角度を維持する必要があります。

ASPECT RATIO(アスペクト比)

タイヤのサイドウォールとトレッド幅の比率。薄型でウォールが高いタイヤに比べると、アスペクト比が小さいタイヤ
は幅広でウォールが低くなります。

B

BALANCE(バランス)

シャーシ、エアロパーツ、ブレーキバイアスの設定によって決まるフロントタイヤとリヤタイヤのグリップ力の配分を意
味します。シャーシ設定、加速度、ブレーキ制動力は、あらゆるスピードにおけるマシンの操縦に影響します。空
力パーツの調整は、主に高速ターンでのバランスに影響します。また、ブレーキバランスによって、タイヤがロックア
ップする順序が決まります。 BIND(バインド)
マシンの加速を制限する過度のステアリング角度。

BLIP(ブリッピング)

正確なダウンシフト操作を行うには、次に低いギアにスムーズにシフトさせ、エンジンスピードを走行スピードに合
わせるためにエンジンの回転数を上げる必要があります。ブリッピングは、スロットペダルを一瞬踏む動作を意味し、
エンジンの回転数を瞬間的に上げるために使われるヒール・アンド・トゥのテクニックを用いて行われます。

BRAKE BIAS(ブレーキバイアス)

マシンのフロントまたはリヤタイヤにかかるブレーキ制動力の相対的比率。最新型のレースカーにおいて、ブレーキ
バイアスは、レーストラックの状態変化、燃料負荷、エアロダウンフォースに合わせて調整することができます。

BRAKE POINT(ブレーキポイント)

ドライバーがブレーキを踏むタイミングを決めるレーストラック上またはレーストラック横の特定のポイント。最初は、
ブレーキを踏むタイミングをうかがうために少し遠めのブレーキポイントを設定し、その後、コーナー出口のスピード
に影響がでない程度に少しずつポイントをコーナーに近づけていくことが推奨されています。この方法は、「ブレー
キポイントの設定方法」と呼ばれています。

BRAKE-TURNING(ブレーキターン)

ターンインポイント(コーナーが曲がり始めるポイント)を過ぎたところで、マシンの制動力とコーナリング能力を組み
合わせながら旋回すること。タイヤのトラクションを効果的に使用するターンで、ドライバーはコーナー進入後にブ
レーキを安全に操作することができます。また、ブレーキターンにより、コーナーの進入がスムーズになります。

BREATHING THE THROTTLE(スロットルの空気制御)

スロットルを(様々な角度で)開けて、アンダーステアを解消したり、トレーリング・スロットル・オーバーステアを誘発
すること。

C

CF

摩擦係数。各タイヤのグリップ力を比較する時に便利な数値です。タイヤにかかる下向きの負荷をトラクションに
変換する比率を CF と呼びます。

CG

重心。マシンの重量が集中するポイントを CG と呼びます。

CHOP(チョップ)

オーバーテイクされるのを防ぐために、不意にコーナーにターンインすること。

COMMAND FLAG(コマンドフラッグ)

ドライバーに指示を与えるフラッグ。

COMPROMISE CORNERS(コーナーの妥協)

次のコーナーで有利となるように、走行ラインを譲ったり、変更するコーナーを意味します。

CONSTANT RADIUS CORNERS(一定半径のコーナー)

ターンインポイントで始まり、一定の半径で弧を描くコーナー。

CONTACT PATCH(接地面)

走行中に路面と接触するタイヤの面。

CORNER ENTRY(コーナー進入口)

ブレーキポイントからスロットルが開くまでの間のレーストラック上のポイント。

CORRECTION(補正)

マシンのスライディングに対応する第一の方法として、「補正」があります。ドライバーは、マシンの進行方向を判
断し、マシンのリヤタイヤがスライディングしている方向にステアリングホイールを切ります。

CPI

ドライバーの安全評価は、CPI(クリアしたコーナー数をその間に受け取ったインシデントで割った値)の平均で算
出されます。レーストラックはコーナーの数が決まっています。例えば、7 つのコーナーを備えるライム・ロック・パーク
では、各ラップでインシデントポイントを 1 ポイント獲得した場合、CPIは 7 になります。100 ラップを走行して、イ
ンシデントが 1 回しか発生しなければ、CPIは 700 になります。

CPR

「Correction(補正)」、「Pause(瞬間停止)」、「Recovery(回復)」を含むスキッドコントロールのテクニック。

CRAB/CRABBING(クラビング)

マシンが少しずつコースのイン側にドリフトし、コーナーのアプローチで半径が小さくなること。クラビングは、低い目
線とスローな操作スピードにより発生し、コーナー最内点に通常よりも早く到達する現象です。

D

DAMPER(ダンパー)

正式には、「ショックアブソーバー」と呼ばれています。ダンパーは、スプリングのストロークの頻度を低下させますが、
マシンの重量をサポートするわけではありません。

DECREASING RADIUS CORNER(コーナー半径の減少)

後半に進入するほど半径が前半よりも小さくなるコーナー。

DEEP/GOING DEEP(ディープ)

ブレーキングポイントを可能な限りコーナーに近づけて設定すること。

DIVE-BOMB(ダイブボム)

オーバーテイクを仕掛けるのが遅く、推奨されていない行為。

DOUBLE-CLUTCH(ダブルクラッチ)

非同期方式のトランスミッションのメインシャフトをマニュアルで高速化するシフトダウンのテクニック。ダブルクラッチ
は、シーケンシャルギアボックスには適用されません。

DRAFT(ドラフト)

スリップストリームを利用して走行中のマシンに近づき、オーバーテイクするテクニック。「トウ」と呼ばれることもあり
ます。 DROP WHEELS(タイヤのコースアウト)
走行中に 1 個以上のタイヤがレーストラック外れている状態。

DUMP SHIFT(ダンプシフト)

シフトダウンする時に、ギアを飛ばしてシフトすること。つまり、トップギアからシフトダウンする時に、3 速、2 速と段
階的に下げるのではなく、トップから一気に1速までダウンさせることを指します。

E

EARLY APEX(アーリー・アペックス)

「アーリー・アペックス」が発生すると、コーナーのクリッピングポイントを超えた地点で追加のステアリング入力が必
要になります。アーリー・アペックスは、最も一般的な走行ラインのミスとされていますが、コーナー最内点を通過
した後に上り坂がある場合や、コーナリンググリップが増す場合に効果的な場合があります。

EXIT SPEED(出口速度)

コーナーを抜ける時点でのマシンの速度。

F

FAST HANDS(ファーストハンド)

ステアリングホイールを迅速に操作すること。

FLAGS(フラッグ)

ドライバーとコミュニケーションを図るために使われるフラッグ。

FLAT/FLAT OUT(フラットアウト)

アクセルを床まで踏んでフルスロットルの状態で走行すること。これは、限界スピードで走行することを意味してお
り、少しのミスも許されません。

FRICTION CIRCLE(摩擦円)

ブレーキ、コーナーリング、加速の 3 つのフォースにおいて、タイヤの最大性能を示すグラフ。

G

G (g)

地球上に働く重力。ブレーキ、コーナーリング、加速においてマシンに発生する横加速度と比較するための基準
点として使われます。

GRID(グリッド)

レース開始時のスターティングポジション。

GRIP(グリップ)

ブレーキ、コーナーリング、加速におけるタイヤのトラクション。通常、G (g)の単位で計測されます。

H

HAIRPIN(ヘアピン)

120°以上の方向転換をともなう比較的低速のコーナー。

HEEL AND TOE(ヒール・アンド・トー)

シフトダウンに向けてスロットルをブリッピングしながら、ブレーキペダルにかかる圧力を一定に維持するテクニック。
(過去数十年に渡り、「ヒール・アンド・トウ」と呼ばれてきていますが、)最近のペダルレイアウトでは足の親指でブレーキを踏むと、同時に同じ足の右側を使ってスロットルを開く(ブリッピングする)ことが可能であることから、こ
のテクニックはネーミングを誤ったことになります。このテクニックは、優れたドライバーにとって必要不可欠なスキル
であり、ブレーキゾーンを短縮し、高速を維持しながらラップを周回するために使用されています。

HOOK(フック)

ターンの内側に向かうスピン。フックは、レース中に最も頻繁に見られるスピンです。二次反応のフックスライドとは
異なります。

HOOK SLIDE(フックスライド)

二次反応によるスライド。

I

INCREASING RADIUS CORNER(コーナー半径の増加)

後半に進入するほど半径が前半よりも大きくなるコーナー。

INFORMATION FLAGS(インフォメーション・フラッグ)

レーストラックで通知を行うために使用されるフラッグ。

IRATING

iRating とは、iRacing.com の他のドライバーとスキルを比較した上で付与される評価です。公式セッションやレー
スシリーズでは、iRating に基づいてスキルレベルが同じドライバーがレースに参戦できるようにしています。

K

KINK(キンク)

レーストラックの湾曲部を指し、通常はストレート部分にあります。

L

LADDER SYSTEM(昇格制度)

iRacing.com 独自のシステムで、レーシングスクールの参加者からモータースポーツのトップクラスのドライバーまで
メンバーを昇格する制度。

LATE APEX(レイト・アペックス)

コーナーの後半セクション部分でステアリングアングルを緩やかにするターンの内側のクリッピングポイント。特にタ
ーンの後半で(理由はなんであれ)グリップ力が低下した時に、マシンを加速させるために使われています。

LEAD-FOLLOW(リード・フォロー)

ドライバーがレーストラックでインストラクターの後に続いて走行し、レースラインを習得する方法。

LIFT(リフト)

スロットルが外れたり、スロットル量が減少すること。

LINE(ライン)

レーストラック上での最適な走行ライン。このラインは、レーストラックの状態やマシンの種類によって異なります。
他にも、高低差の変化、路面の変化、そしてマシンのターンインの状況によって走行ラインが変化します。

LOAD TRANSFER(負荷の移動)

ブレーキ、コーナリング、加速によってタイヤに生じる垂直方向のダウンフォースの変化。 LOCKUP(ロックアップ)
ブレーキを踏んだ時、タイヤの回転が止まること。ロックアップが発生すると、ステアリングコントロールの損失、フラ
ットスポットのタイヤ、そして、ブレーキトラクションが 30%減少するなどの現象が起こります。ロックアップの原因は、
過度のブレーキング、ブレーキバイアスの設定ミス、コーナー入り口でのクラビングなどが挙げられます。

LOOSE(ルース)

オーバーステアの同義語。

M

MAINTENANCE THROTTLE(メンテナンス・スロットル)

マシンのスピードを維持し、シャーシのバランスを安定させるためのスロットル動作。
MODULATION(モジュレーション)
タイヤをトラクションの限界まで近づけるために、ブレーキやスロットルの圧力を変更すること。ただし、トラクション
の限界を超えてはいけません。

N

NEUTRAL HANDLING(ニュートラル・ハンドリング)

フロントとリヤのタイヤが、限界のスピードでコーナーを旋回する時のマシンのスリップアングルと同じように動くこと。

O

OUT-BRAKING(アウト・ブレーキング)

他のドライバーよりもブレーキを遅く踏むこと。

OVER-REV(オーバー・リブ)

エンジンの内部コンポーネントにダメージを与えるほど回転数が高くなること。

OVER-STEER(オーバーステア)

「Loose(ルース)」の同義語。限界のスピードでコーナーを旋回する時に、リヤタイヤのスリップアングルがフロント
タイヤのスリップアングルよりも大きくなる時に発生する現象です。オーバーステアの中には様々な種類があり、定
常、トレーリングスロットル、トレーリングクラッチ、パワー、ブレーキバイアス、空力誘導オーバーステアなどがありま
す。マシンはステアリング入力よりも大きく旋回し、旋回半径に影響を及ぼします。

P

PACE LAP(ペースラップ)

レース開始前のウォームアップ走行。

PAUSE(一時停止)

スキッドの際に、マシンのリヤタイヤが外側に流れる動きが停止する瞬間を指します。スプリングがリバウンドし始
め、タイヤの内側に荷重が移動します。一時停止の次に CPR(スキッドコントロール)のリカバリー(回復)が続き
ます。また、スキッドの際に、スピンの回転が止まって、横滑りし始める瞬間を意味することもあります。

PINCHING(ピンチング)

コーナー旋回時にステアリング入力を行うこと。加速のタイミングが早かったり、旋回の速度が足りない時に発生
するアーリー・アペックスから回復を図るための行為であり、コーナーの後半で頻繁に行われます。

PIT LANE/HOT PITS(ピットレーン/ホットピット)

ピットレーンは、練習、予選、レース中にマシンを調整するエリアで、レーストラックの横に設置されています。「ピッ
トする」という表現は、ピットストップに入ることを意味します。

PITCH(ピッチ)

フロントからリヤにかけてのライドハイトや加速やブレーキに反応するマシンの迎え角を調整すること。

POLESITTER(ポールシッター)

ポールポジションを獲得した予選トップのドライバー。

R

RECOVERY(回復)

回復は、スキッドコントロール(CPR)の 3 段階目に位置づけられています。横滑りがストップし、外側のスプリン
グの負荷が低減した結果、荷重がタイヤの内側に移動します。知識のあるドライバーは、2 次反応であるフック
スライドを防ぐためにステアリングホイールを直進方向に戻します。

REDLINE/REV LIMIT(レッドライン/リブリミット)

エンジンが内部コンポーネントにダメージを与えることなく回転できる 1 分あたりのエンジン最大回転数(RPM)を
意味し、タコメーターに表示されます。

REFERENCE POINT(参考ポイント)

ターンイン、コーナー最内点、ブレーキングポイントの設定などを行う際にドライバーが目印として使うレーストラッ
ク上またはレーストラック周辺のポイント。

REVS(レブ)

エンジンの 1 分間あたりの回転数。レボリューションの略語です。

ROAD CAMBER(路面キャンバー角)

水平軸を基準とした路面の角度。プラス(+)の路面キャンバー角(バンク角)は、マシンのコーナリング力を向上
させ、マイナス(-) の路面キャンバー角は、マシンのグリップ力を低下させます。

ROLL(ロール)

コーナリング力に反応して上向き、または下向きに力が働き、マシンが中心線の左右に動くこと。
ROLLCENTER(ロールセンター)
マシンのエンド側で重心が移動するポイントで、サスペンションのジオメトリーによって決まります。

ROTATION(ローテーション)

ブレーキターンでトレールブレーキングを使っている時に、ブレーキペダルを離してオーバーステアを誘発すること。

RPM

1 分間あたりのエンジン回転数。

S

SCCA

レース主催団体である Sports Car Club Of America(スポーツ・カー・クラブ・オブ・アメリカ)の略称。

SECOND REACTION(2 次反応)

横滑りが止まった後、スプリングの内側に向かってシャーシがリバウンドすること。フックスライドを防ぐために、CPR
のリカバリー(回復)動作によって対応する必要があります。

SEGMENT TIME(セグメントタイム)

レーストラックの特定のポイントから別のポイントまでを走行するために要する時間。

SEQUENTIAL TRANSMISSION(シーケンシャル・トランスミッション)

ニュートラルに入れずに直接ギアの変更を可能にするモーターサイクル向けのギアボックスで、シフトがスムーズで、
常時噛み合い式であるのが特徴です。

SHAVED TIRES(タイヤ溝を減らす)

ストリートタイヤを削って、レース向けにトレッド溝を浅くすることを意味します。これにより、タイヤのオーバーヒート
を防ぐことが可能で、トラクションが向上します。

SIGHT PICTURE(サイトピクチャー)

ドライバーがレーストラックで自分の位置を示すために使用する視覚的なテンプレート。ラインを確認する手順を
行った後、ドライバーは各コーナーでスナップショットを撮ることにより、各コーナーでの位置を確認し、ミスを早期
に発見することができます。

SLIP ANGLE(スリップ角)

コーナリング中は、タイヤの中心線の向きとタイヤの進行方向が異なります。この差がスリップ角と呼ばれ、角度
で表示されます。コーナーリングのトラクションを最大化するために、タイヤのスリップ角を一定範囲内に抑える必
要があります。

SLIPSTREAM(スリップストリーム)

走行するマシンの後に位置する空気がクリーンなエリア。ドラフト走行で前のマシンの直後を走行する時に使用
される用語。

SLOW HANDS(スローハンド)

Fast Hand(ファーストハンド)の反対語。

STACK-UP(スタックアップ)

レースの開始直後に、出走しているマシンの全てが同時に第 1 ターンに進入すること。

STEERING LOCK(ステアリングロック)

ステアリング入力の最大回転角度。

STRAIGHT/Straight-Away(ストレート/ストレートアウェイ)

コースの一部においてマシンが最高速度で走行できる場合を除き、完全な直線でなくてもストレートと見なされ
ます。

SWAYBAR/ANTI-ROLL BAR(スタビライザー/アンチ・ロールバー)

マシンのフロントまたはリヤ、あるいは両方に装着されている荷重の移動を制限するサスペンションパーツで、調
整することが可能です。コックピットから操作できるものもあります。スタビライザーは、サスペンションに対するシャ
ーシのロール比をコントロールします。

SWEEPER(スウィーパー)

高速で、カーブを描くようなコーナー。

T

TACHOMETER/Tach(タコメーター)

1 分間当たりのエンジン回転数(RPM)に基づいてエンジンのスピードを計測するデバイス。

TFTS

Too Fast, Too Soon の略で、スピード、タイミングともに早いことを意味します。

THE PROCEDURE(手順)

控えめなスピードから始め、少しずつスピードを上げていき、最終的には限界のスピードまで加速する方法。

THRESHOLD BRAKING(限界ブレーキング)

ストレート上でブレーキを踏む際に、マシンの制動力を 100%出し切ること。限界に達した状態でタイヤが路面
を回転していれば、タイヤの回転速度は約 15%遅くなります。

THROTTLE(スロットル)

アクセルペダル

THROTTLE APPLICATION POINT(スロットルを開くポイント)

コーナーから抜け出る過程で、ドライバーがアクセルペダルを踏み込むコーナーのポイント。

TIGHT(タイト)

アンダーステアや「プッシュ」の同義語。

TIRE PERFORMANCE CURVE(タイヤの性能曲線)

タイヤのグリップ力とスリップ角の関係を示すグラフ。

TOW(トウ)

「Draft(ドラフト)」をご参照下さい。

TRACK-OUT(トラックアウト)

コーナーの出口でマシンが路面のアウト側に当たるポイント、または、ステアリングが直進方向を向き、コーナリン
グ荷重がない状態のコーナーのポイントを指します。

TRAIL-BRAKING(トレールブレーキング)

ブレーキターン中にブレーキを少しずつ離しながら、限界速度の状態でローテーションを導くこと。

TRAILING THROTTLE OVER-STEER (TTO)(トレーリング・スロットル・オーバーステア/TTO)

マシンがコーナリングの限界速度に近づいた時に、スロットルを開いたり、トレーリングすることによって発生するオ
ーバーステア。

TURN-IN(ターンイン)

ドライバーがステアリングホイールを切り、マシンがストレートからコーナーに進入するポイント。 TYPE ONE **TURNS(タイプ 1 ターン)
長いストレートの直前にあるコーナー。タイプ 1 ターンは、最も一般的なターンであり、出口でのスピードを最大
限に高めるためにレイトアペックスを必要とします。

TYPE THREE TURNS(タイプ 3 ターン)

セットアップ(または妥協が求められる)ターン。タイプ 1 ターンの前には必ずこのタイプ 3 ターンがあります。速度を
落とすポイントを事前に知る必要があることから、最も難易度の高いコーナーとされています。

TYPE TWO TURNS(タイプ 2 ターン)

長いストレートの後に続くコーナー。進入時のスピードを維持することで、良いラップタイプを出すことができます。

U

UNDER-STEER(アンダーステア)

「プッシュ」または「タイト」の同義語。マシンが限界スピードでコーナリングすると、フロントタイヤのスリップ角が、リ
ヤタイヤのスリップ角よりも大きくなる現象を指します。マシンはステアリング入力よりも小さく旋回し、旋回半径に
影響を及ぼします。

W

WEIGHT TRANSFER(荷重移動)

「Load Transfer(負荷の移動)」として知られています。ドライバー入力によってマシンにかかる力が垂直方向と
水平方向に移動すること。

Y

YAW ANGLE(ヨー角)

マシンの中心線とコーナリング中にマシンが動く方向の間の角度。