お約束/火星ヤシ

Last-modified: 2021-11-01 (月) 17:15:00

「火星ヤシ…よかった、丁度なくなりそうだったんだ」

概要

鉄血のオルフェンズ本編において三日月が常日頃から持ち歩いている携行食。
紫がかった色をした指でつまめるサイズの植物の種のような外観で、初期の鉄華団の立場でも手が届く事から火星ではおそらく安価でポピュラーな嗜好品だと思われる。
三日月はこれを劇中たびたび暇があればポケットから取り出しては口にしており、(外見的に)苦手な魚を前にして迷わずこちらを選ぶことから彼の信頼は厚い。
なお、たまに「ハズレ」が混ざっているらしく、大抵は三日月が人に分けた場合その人物は一口食べて顔をしかめている。わざとやってないか?
2期でも始めは火星ヤシを口にしていた*1が、オルガがマクギリスと正式に手を組んだ事を境にチョコレートにその座を譲る事となった。
その外見と日本人には聞きなれないものを頻繁に食べる様子から、鉄血のオルフェンズを語る上で欠かせない最も印象的なものの1つとなっている。

なお、流石に火星産のものは手に入らないが、似たような「ヤシ」は現実でも我々が手に入れることができる。
スタッフの回答やガンダムカフェのランチの内容にて示されているように、その謎の食品の正体は「デーツ」と呼ばれる乾燥させたナツメヤシの実*2のことである。
基本的には主にイスラム圏などで断食後に供されたりするドライフルーツの一種で、古くは聖書の一節にもその存在が記されていたりとかなり歴史のある食べ物。
やや大きい種があるものの、味としては黒糖や干し柿のような強い甘みがある。筆者の所感だと恐らく「ハズレ」は半生のデーツを指し、渋い味がする。
鉄血放送以後、高い栄養価がちょうどいいタイミングで注目され、徐々にスーパー等にその姿を現しており、探すとわりと手近にあったりする。

異世界オルガシリーズ

上記の印象がさらに拡張解釈された結果なのか、三日月はこの火星ヤシ*3に並々ならぬ執着を持つようになった。
他の菓子等と比較されれば激高し、下手をすればオルガ以上にこの食べ物を信奉しているほどのこだわりっぷりを見せる事も。
いちおうある程度の信頼を寄せた転生先の住人にも分け与える事もあるが、こちらはハズレだったりハズレではなかったりと作品によりまちまち。ハズレだった場合はオルガの死因になり得る。
オルガ投稿者の中には気に入ってデーツを定期的に購入する人物もいる。


*1 リミッター解除の後遺症で動かない腕の三角巾の中に愛用の銃と共に入れている。
*2 実はお好み焼きソースの原料でもある
*3 たまに異世界で調達したのか、「火星」が取れる事もある