名前 | マテル・フィルムズ |
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英名 | Mattel Films |
設立年 | 2018年9月6日 |
説明 | ・アメリカの玩具製造会社であるマテルが所有する映画制作会社。 ・2018年4月にマテルのCEOに就任したイノン・クライツによって同年9月6日に設立され、マテルの世界的に認知された象徴的なフランチャイズに基づく映画の開発・製作に注力している。 ・この映画部門は、クライツがCEOに就任する前に苦境に陥っていたマテルを再生させ、同社の売上を強化するためのクライツのイニシアチブの一環である。 ・映画部門は現在、ロビー・ブレナーが率いており、彼女は設立と同時に映画部門のリーダー兼エグゼクティブ・プロデューサーに任命された。 |
前史 | マテル・プレイグラウンド・プロダクションズ(2013 -2016) |
・2013年10月26日、マテルは社内映画スタジオとしてマテル・プレイグラウンド・プロダクションズ (Mattel Playground Productions)(以下:マテルPGP)を立ち上げ、マルチメディア制作を扱い、世界的なマルチプラットフォーム配信のためにブランドのための創造的なストーリーテリングの育成を図った。 ・マテルPGPは、レジェンダリー・エンターテインメントとユニバーサル・ピクチャーズとともに『ホットウィール』の実写映画を、コロンビア・ピクチャーズとともに『マスターズ・オブ・ユニバース』と『バービー』の映画を、ユニバーサルともに『モンスター・ハイ』の映画を、ドルフィン・エンターテインメントとともに『マックス・スティール』の映画をそれぞれ開発し、玩具デザイナーから消費者向け製品、マーケティングに至るまで、会社の中核事業のあらゆる部分を組み込んだ3年間のストーリーテリング計画を設定する予定だった。 ・2016年3月31日、マテル社はエンターテイメント事業の統一、一元化、刷新を図り、マテル・プレイグラウンド・プロダクションズに、ヒット・エンターテインメント、ウィスコンシン州ミドルトンにある『アメリカン・ガール』のクリエイティブチームを吸収合併する形でマテル・クリエイションズを設立した。 ・2016年10月14日に公開された映画『マックス・スティール』の興行的失敗により、映画部門は廃止されることとなり、計画中であった劇場映画は制作中止となった。 ・マテル・プレイグラウンド・プロダクションズが存在する間、マテルの会社は全体として苦戦を強いられ、総売上は2013年の65億ドルから2018年には45億ドルに激減し、2013年には9億ドル以上だった利益が、5億3300万ドルの損失となった。 | |
マテル・フィルムズ(2018 -) | |
・2018年4月、売上の低迷が続いたため、2017年からマテルの取締役会のメンバーであったイノン・クライツがマテルのCEOに就任した。クライツはマテル社に入社する前、メディアとエンターテインメント業界、特に子供向けエンターテインメントで20年以上の経験を積んでおり、新CEOに就任した際、彼のイニシアチブの1つは、同社のフランチャイズに基づく映画の開発および製作に焦点を当てるマテル社の映画部門の立ち上げを含む、会社の活性化であった。 ・2018年9月6日、マテル・フィルムズを設立。映画プロデューサーのロビー・ブレナーは、映画部門が設立されたその日に、クライツの直属のエグゼクティブ・プロデューサーとして、部門責任者に任命された。復活した部門の最初の2つのプロジェクトは、マテル・プレイグラウンド・プロダクションズ下で以前から開発されていた『バービー』と『マスターズ・オブ・ユニバース』の実写映画であると発表された。 ・マテル社の映画部門の立ち上げ以来、映画スタジオは『ホットウィール』を含む以前から開発されていた映画化作品や、マテル社が所有するブランドを基にした新しく発表された映画を発表し続け、発表された各作品には様々なハリウッドセレブが協力している。 ・同部門の戦略は、各プロジェクトに資金を提供し、スタジオや配給会社と提携する第三者企業に傾注することである。この戦略は会社の財務リスクを軽減するのに役立っているが、映画部門は引き続きプロジェクトに関与している。 |
フィルモグラフィー | ||||||
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タイトル | 公開(米国) | 公開(日本) | 形式 | 制作会社 | 配給 | 備考 |
バービー(Barbie) | 2023年7月21日 | 2023年8月11日 | 実写映画 | ラッキーチャップ・エンターテインメント ヘイディ・フィルムズ | ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ | |
Masters of the Universe(原題) | 2024年(予定) | 未定 | エスケープ・アーティスト | Netflix | ||
American Girl(原題) | 未定 | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー | 未定 | |||
Barney(原題) | 59% アンナプルナ・ピクチャーズ | |||||
Big Jim(原題) | 未定 | |||||
Chatty Cathy and Betsy Wetsy(原題) | アグリゲート・フィルム | |||||
Christmas Balloon(原題) | バイタル・ピクチャーズ | |||||
Hot Wheels(原題) | バッド・ロボット | ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ | ||||
Magic 8 Ball(原題) | 未定 | 未定 | ||||
Major Matt Mason(原題) | プレイトーン ウィードロード・ピクチャーズ | パラマウント・ピクチャーズ | ||||
Matchbox(原題) | スカイダンス・メディア | 未定 | ||||
Polly Pocket(原題) | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー グッドシング・ゴーイング | |||||
Thomas & Friends(原題) | 2Dux² | |||||
Rock ‘Em Sock ‘Em Robots(原題) | ワンレース・フィルムズ | ユニバーサル・ピクチャーズ | ||||
UNO(原題) | クオリティ・フィルムズ | 未定 | ||||
View-Master(原題) | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー | |||||
Wishbone(原題) | ユニバーサル・ピクチャーズ | |||||
Bob the Builder(原題) | アニメーション映画 | シャドーマシン ヌヨリカン・プロダクションズ |