COMとχ、そしてDRで登場するバトル。いずれもカードを使う点は共通しているものの、その性質は大きく異なる。
- なお、「カードバトル」は記事を作るための便宜上の名称であり、正式なものではない。
【関連項目】
→システム/【カード】
→武器/【カード】
COM
敵もプレイヤーも移動以外の行動は全て「カード」を使って行われる。
カードは画面左下に表示されている「カードリボルバー」の中からLRボタンで選択し、Aボタンで使用する。バトルに使用するカードは「アタック」「マジック」「アイテム」「エネミー」「フレンド」「ギミック」の6つのカテゴリに分けられる。このうちエネミーカードのみはSELECTボタンでカードリボルバーを切り替えて使用する。
エネミーカード以外のカードを使用すると、そのカードを使った技の動作中は画面中央下に使用したカードが表示される。この時相手がカードを使うと、カードに書かれている数字によって結果が変わる。
カードに書かれている数字が今出ているカードより大きかった場合は「カードブレイク」が発動し、先にカードを出していた方は動作を中断させられて後からカードを出した方の技が発動する。
数字が小さかった場合は「リフレクト」が発動し、先にカードを出していた方はそのまま行動を続け、後からカードを出した方は技を出せない。
数字が同じだった場合は「カードブレイク」と「リフレクト」が同時に発動し、両者とも行動できない。
カードに書かれている数字は0~9の10種類あり、数字が大きいものほど強い(カードブレイク的な意味での話であり、ダメージなど技の効果が上がるわけではない)。ただし0のカードだけは特別で、後から出せば全てのカード(後述のストックされたカードさえも)をブレイクできる。
カードを使い切ってしまった場合は、「リロードカード」を選択しAボタンを押し続けてゲージを満タンまで貯めることで「リロード」ができる。
リク編ではリロードはリロードカードを選択しAボタンを押せば一瞬で出来る。
カードを使用できる状況でAボタンの代わりにLRボタンを同時押しすると、カードを3枚まで「ストック」することができる。ストックしたカードの数字は合計され、技を切れ目なく出すことができるようになる。ただし、1枚目にストックしたカードはリロード不能になってしまう。
また、カードを特定の組み合わせでストックすると「ストック技」が発動する(対応するストック技をあらかじめ習得しておく必要がある)。
バトルでカードを使用するには、あらかじめカードを「デッキ」にセットし、そのデッキを装備しておかなければならない。
カードにはそれぞれCPが存在し、デッキ内のカードはCPの上限を上回らないようにしなければならない。CPの上限はレベルアップ時に「CPアップ」のボーナスを選択することで上げられる。
リク編ではデッキは各ワールドごとに固定になっている。
手札・山札やドローの要素は存在せず、デッキに入っているカードは全て選択可能であり、一般的なカードゲームと違って"運"がほとんど絡まないシステムである。
GBAという性能面で制約があるハードで、KHらしく一度に多数の敵を出す一方で同時に行動する敵の数を1体に制限して処理速度を稼ぐことに対する理屈付けが見事である。
このおかげで全体的に処理落ちは少なく快適にプレイできる一方で、実質的に相手をする敵が1体のみになってしまうことに対しカードの数字という要素でゲーム的な駆け引きを生んでいる。
Re:COM
ハードがPS2に変わったことにより、一部の操作に使用するボタンが変更になった。
χ
DR
キャラクターは移動せず、バトル中のプレイヤーの選択肢はカードの選択とオートバトルのオンオフ、リタイアのみ。
プレイヤー側はゼアノート、エラクゥス、自由選択の1人の計3人(イベントクエストではゼアノート1人)対エネミー1体がで戦う。
「光赤/光緑/光青/闇赤/闇緑/闇青」の6色を、1色につき各5枚、計30枚デッキに装備してバトルする。
- カードが装備されていない枠はバトル中は威力1の物理・無属性のカードとして扱われる(絵柄は予知書の表紙と同じマーク)。
- 同種のカードは自動で合成され、攻撃用のカードは重なるごとに威力が増していく(11枚重ね、重なり数が最大の+10になると大きく上がる)。
- 補助用のカードは全て威力0。後述の仕様上、オートバトルでは1枚目に選択されないので注意されたい。
バトルはリアルタイムで進行するターン性。
デッキの中からランダムで最大5枚のカードが手札に配られ、その中から任意で3枚を選び、選んだカードの種類や順番に応じた行動をゼアノートが行う。
- 一度選んだカードは行動が確定されるまで変更できず、3枚選択された時点で場から無くなり次ターンの行動が確定すると、デッキから新たなカードが3枚補填される。これを繰り返し、カードを素早く選択し続けて戦う。
パーティーの2名の仲間は時間経過で自動的に行動する。 - 敵も時間経過で行動し、エネミー名の右のゲージが満タンになると行動が確定される。
眠り状態にならない限り、カードが手元にあれば常に選択が可能。自分や敵が攻撃を行っている最中でもカードの選択が可能なので、カードのフリック(タップ)を素早く行えば、敵や仲間の行動確定前であれば2回行動ができる。
デッキと手札が空になると10秒程度のチャージタイムに突入する。これは画面を連続でタップすることで短縮ができる。
威力や効果(メインアビリティ)は最初に選んだ1枚目のものが適用される。効果が固定されてる一部カードを除き、最初に選んだ1枚と同じ色(赤/青/緑)のカードを選択することで、2枚同色だと1.1倍、3枚同色で2倍の補正がかかる。
- あくまで1枚目と同色でなければならず、〔緑赤赤〕のように2枚目と3枚目が同じでも威力補正はかからない。
- 2枚目、3枚目に選択することで発動できるサブアビリティを持つカードもある。
手札の背景になっているボーナスタイムゲージが溜まると、色が揃っていなくても威力2.0倍になるボーナスタイムが自動で発動する。
- このボーナスタイムは行動の決定時(行動時ではない)に発動し、技の発動中だろうと敵を倒して次の敵に進むまでの時間だろうと情け容赦なく減っていくが、発動中に行動を選択していれば、実際の行動タイミングが終了後でもボーナス対象となる(与えるダメージの表示が変わるので、それで確認できる)。
Uxと同じくオートモードが存在する。切り替えることでターゲットエネミーを倒すか敵に負ける(おまもりが尽きる)、もしくはプレイヤー自らリタイヤするまで自動で戦い続ける。
- 同色のカードが3枚あればその中から、なければ2枚揃ってる色の中から最も威力値が高いものを使う、という仕様になっている。
そのため、同色が3枚揃っていないのに高威力のカードを使ったり、不利属性も関係なく使ったり、回復魔法の威力が低い場合はHPが残り少なくなっているのに回復しない場合もある。- さらに威力0のカードは選択しないので、強化や弱体化、解毒などの補助魔法カードは入れていても全く活用されない。
上記のような理由から、強い敵と戦う場合には手動で戦った方が安定して勝てることも多い。
- さらに威力0のカードは選択しないので、強化や弱体化、解毒などの補助魔法カードは入れていても全く活用されない。
おまもりを使えば、HPが0になってもHP全快で復活できる。
- これもオートの設定ができ、その場合は所持数が0になるまで自動で使用される。
オプションにて、フリック操作ではなくタップ操作に設定することも可能。