COM
「たたかう」や「まほう」といったコマンドで技や魔法を繰り出す他のシリーズと違い、COMの舞台である忘却の城ではカードによってバトルを行う。
バトルで使うカードには0~9までの数字が存在し、0を除き、基本は以下の強弱関係がある。
1<2<3<4<5<6<7<8<9
上の図では9が最強に見えるが数字が高いほどコストが重くなる他、0のカードは、先に出すと必ずブレイクされる反面、相手の数字がどんなに大きくても後出しすれば必ずブレイクできる。そのため0のカードは9のカードよりコストが高い。
カードは単独で扱う他、複数のカードを組み合わせて発動するストック技がある。
カードが無くなると攻撃を実行できなくなるが、リロードカードと呼ばれる大きく数字が描かれたカードを選び続けることで使ったカードが戻ってくる。
ただしリロードできなくなったカードはこの操作では回収できない。
リロードカードの数字は同じ戦闘でリロードを行った回数に合わせて増加し、その分リロードにかかる時間も伸びる。
敵を倒したとき、ごく稀に落とす「プレミアプライズ」を拾うと、バトル終了後にプレミアボーナスが発生し、その戦闘で使用したデッキ内の、アタックカードかマジックカードの一枚をプレミア化して「プレミアカード」にすることができる。
これはルーレットでの選択になるが、ルーレットの並び順はデッキの並び順通りで、"滑り"が無く目押しもかなり簡単なため、狙ったカードをプレミア化することも容易。
また、プレミアチャンスはキャンセルすることも可能。
プレミア化されたカードは、必要CPがそのカードの数字が"1"の時のもの(つまり最も低い値)になり、モーグリショップでの売値も上がるが、プレミアカードはバトル中に一度使うとリロードすることができない。
ただし、2枚目か、3枚目にストックした場合、プレミアカードでもリロードできたりする。
ストック1枚目は元々リロード不可になり、2枚目3枚目だとプレミアカードでもリロード不可にならない。
よって、ストックで使用することを前提に考えた場合は、コスト減少のメリットだけを得られ、デメリットを実質的に無視できるのである。
モーグリショップで購入したカードパックにも、プレミアカードが入っていることがある。
アタックカード
武器による攻撃を繰り出すカード。
ソラ編ではギミックを武器で叩くか上に乗る、モーグリショップでモーグリポイントと引き換えに購入する、宝箱を開けることで入手できる。
【ソラ】
- キングダムチェーン
- デザイアーランプ
- トレジャーオブシー
- パンプキンヘッド
- フェアリーハープ
- ウィッシュスター
- エグザミネイション
- メタルチョコボ
- パワーオブヒーロー
- ライオンハート
- ラストリゾート
- ラヴィアンローズ
- 約束のお守り
- 過ぎ去りし思い出
- ダイヤモンドダスト
- 片翼の天使
- アルテマウェポン
- スターシーカー(Re:COM追加)
- モノクローム(Re:COM追加)→トータルエクリプス(HD版変更)
- フォローザウィンド(Re:COM追加)→ミッドナイトロアー(HD版変更)
- ヒドゥンドラゴン(Re:COM追加)→ヘレティックフレア(HD版変更)
- フォトンデバッガー(Re:COM追加)→めぐりあう二人(HD版変更)
- 基本的にHD版で変更されたカードはグラフィックのみの変更だが、めぐりあう二人のみ性能が変更されている。
- ボンドオブフレイム(Re:COM追加)
【リク】
マジックカード
魔法での攻撃や回復、召喚を行うカード。
登場するのはソラ編のみで、アタックカードと同じくギミック、モーグリショップ、宝箱から入手できる。
【魔法カード】
【召喚カード】
アイテムカード
特定のカテゴリのカードを瞬時に補充(リロード)するカード。
本作では使用者の体力などを回復するのではなく、デッキのカードを回復するという効果になっている。
リロードカードのリロードと違い、発動に成功すれば一瞬で補充が完了するため素早く攻めたい時に役立つ。
ソラ編ではアタックカードと同じくギミック、モーグリショップ、宝箱から入手できる。
リク編では特定のワールドのデッキにポーションかハイポーションが組み込まれている事がある。
他のカードに比べ脆く、場に出した時点でリロードできなくなるので、効果が発動する前にブレイクされると意味が無いので気をつけたい。
フレンドカード
仲間キャラクターが現れて敵を攻撃するカード。
敵に攻撃した時10~15%の確率で、そのワールドで出現するカードの中からランダムで1枚上から降ってきて、獲得するとその戦闘中のみ使用できる。一度の戦闘で入手できるカードは5枚まで。
他作品における仲間キャラクターに当たるが、扱いは召喚に近い。
ドナルドとグーフィーはイベント中や各階のホール以外、各ワールドのフィールドやバトル中は忘却の城の定めによりカードになってしまう(何故かジミニーは無事)。
- いや、彼も見えてないだけでカードになってどこかでジミニーメモを……(とてもシュールだが)。
ドナルド、グーフィー、王様(Re:COMではプルートも)はすべてのワールドで出現し、他のフレンドカードは、KHIで仲間になるワールドで出現する。
- ドナルド、グーフィー、王様は、物語の進行状況によっては一時的に出現しなくなる。
- マールーシャ曰く、このカードは友の心でできているらしい。
【ソラ】
- ドナルドダック
- グーフィー
- アラジン(アグラバー)
- ジャック(ハロウィンタウン)
- アリエル(アトランティカ)
- ピーター・パン(ネバーランド)
- ビースト(ホロウバスティオン)
- プルート(Re:COM追加)
【リク】
エネミーカード
その名の通りエネミー(敵キャラクター)の絵が描かれたカードで、バトルに有利な特殊効果を発生させる。
デッキが固定されているリク編では、エネミーカードだけは自分で選ぶことができる。
ノーマル敵のカードは通常戦闘で最後に倒した敵のものが確率2~4%で手に入るが、「おおいなる闇」「ひしめく闇」「せまりくる闇」のマップならば、確率が2.5倍される。ボス敵のカードは基本的に倒すと必ず入手できる。
バトル中、一時的だが他作品ではアビリティとして登場するような効果が発動する他、ボス敵のエネミーカードの一部はソラとリクの属性の相性を変化させる効果がある。
他のバトルカードとは異なり、ストックする事はできない。
デッキ持ちのボスは自分のエネミーカードや、属性・戦術にマッチしたハートレスのエネミーカードを使用してくることもある。
相手が出してきたエネミーカードは、唯一パラサイトケイジのカードの効果デスペルでのみ対処が可能。
Re:COMではKHIIFMとの連動により、残りの機関メンバーのカードが追加されるようになった。
また通信対戦機能のオミットに伴い、意味を成さなくなったダークボールのカードブラインがデュエルトリガーに変更され、ソラ編には登場しなくなった。
アンセムのストックブラインも実質耐性が変化するだけのものと化している。
- ちなみに、マップカードがいっぱいで持てない状態でも、きちんとエネミーカードはドロップする。エネミーカードのために、マップカードを消さなくても実は平気だったりするわけだ。
ギミックカード
ボス戦を有利に進めることができるようになるカード。緑のミッキーマークが描かれている。
数字は必ず0で、使用した瞬間に発動が確定するため、後出しでブレイクされることはない。
一部のボス戦で「敵が使ったカードをカードブレイクする」「本体以外のエネミーを攻撃する」など決められた条件を満たせば一定の確率で出現してフレンドカードのように上から降ってくる。
- 基本的にリク編のほうが出現確率が低い。
このカードが出現するボス戦では敵に攻撃が当たりづらい状況になっており、ギミックカードを使用するとバトルフィールドやボス敵に変化が起き、相手を攻撃しやすくなる。
フレンドカードと違って1回のバトルで出現する枚数に制限はないが、カードリボルバー内にギミックカードがあるか、ギミックカードの効果が発生している間は出現しない。
【ギミックカードが出現するボス】
スペシャルカード(Re:COM追加)
リロードカード
リロードゲージを溜めてカードを補充するためのカード。デッキに必ず投入されている。
ソラ編・リク編のどちらでも存在し、ソラやリクだけでなくデッキを持つ敵も当然使用するが、リロードの方法は少々異なっている。
ソラおよびデッキを持つ敵達はリロードカードにカーソルを合わせ、リロードゲージを溜め切るとリロード可能なカードが補充される。
ただし補充する度にリロードカウントが1増加し、リロードゲージを溜めるのに時間がかかるようになる。カウントは最大3で、それ以上は増えない。
リロードカウントは一部のアイテムカードで1に戻したり、一部のエネミーカードでカウントの増加を防げる。戦闘終了後でもリロードカウントは1に戻る。
リクが使うものはリロードカードにカウントが書かれておらず、ゲージを溜めることなく補充できる。
共通点はリロードの動作中は1枚ずつ順に補充されていくという事。補充速度は速い方ではあるが、リロードが完了するまでカードの使用はできない。
デッキの枚数が多いと補充に少々時間を要するため、急いで再使用したい状況の時はもどかしくなる事も。
- 裏を返せば、敵側がリロード中は一気に攻撃をたたみかけるチャンスでもある。特にストーリー終盤で戦う敵のデッキ枚数は軽く50枚を超えているので、相対的に隙も大きくなる。
GBA版では裏地が確認できなかったが、虚無への旋風を食らうことで落とす。この際に見れるリロードカードは背面色が白であるのがわかる。