一般的な概要
GOMBOとは、かつて日本テレビ系で放映されていた番組『モグモグGOMBO』を直接的または間接的に指す語である。
Wikipediaの解説はこちら
テレビ番組としての『モグモグGOMBO』は1993年から放映された番組である。毎週土曜18:30~。スポンサーはカゴメ。
芸人のヒロミと落語家の林家こぶ平(現・九代目林家正蔵)を司会に、各地の子供達が創作料理に挑戦するという内容であった。
自然教室的な中で楽しそうに料理をする子供達とそれをハラハラ見守る2人の構図が和み、特にヒロミに子供好きのイメージが付いた発端ともいえる放送であった。
その代わり芸歴的には先輩のはずの林家こぶ平をいじりまくるのもお約束。
2003年に放映終了。
現在同時間帯では子供こそ出ないものの同じく地方ロケで芸人主体の料理番組である『満天☆青空レストラン(サントリー提供)』が放映されている。
きれぼし的な概要
きれぼし脳には先述のテレビ番組がストライクな世代の人も多いはずだが、この界隈でテレビ番組の方が話題になることはあまりない。
どちらかと言えば話題になるのは番組タイアップのゲームボーイソフト『モグモグGOMBO 遥かなる超料理伝説』の方である。
ゲームの方のGOMBOは、生主を始めたての頃にケリーさんがプレイした。
当時のケリーさんは『手のひらサイズのGB事情』の人というイメージだったので、とりあえずゲームボーイソフトを、という感じだったのであろう。
しかし実際にプレイしてみると、
- 氷漬けで浜辺に漂流してくるこぶへー
- 「とうさん、うみがよんでいるって?」→船出許可
- 小道具みたいなノリで一瞬で完成する風車小屋
- オムレツで治るハライタ
- 色々とおかしいフィー第2形態
- 前フリもなく頭がおかしくなる
こんぶへーこぶへー - 前フリもなく樽に衝突死する
こぶみこぶへー - つの。
- (>w<)
- 火の精霊を悪として復活させる材料が足りない邪悪なカレー
- 最後に渡された食材(アイテム)がカレーの隠し味のケチャップ
……等、とにかく色々と残念な出来だった為、ケリーさんの生放送の初期を代表するネタとなってしまった。
ゲームバランスも良くなく、飽きの来るダンジョン構成や意味不明な宝箱の設定等、ケリーさんを何かとイライラとさせていた。
特に戦闘ではオリジナルキャラの妖精姉妹ばかり強くなり、中盤からこぶへーはお荷物、主人公は最初からお荷物という有様であった。
ちなみにヒロミは各所で現れてヒントをくれるNPCとして登場するが、あまり役には立っていない*1。
お察しの通りこのゲーム、番組との関連性はほぼ無い内容である。
一応料理はするし『ヒロミ』『こぶへー』も出てくるが、こんな有様なので視聴者にすら「実在の人物とは無関係です」と強調されてしまった。
今も昔も続くバンダイのクソキャラゲーの流れの1つと断じてしまって良い作品であろう。
評価
このように何かと香ばしいゲームであったGOMBOだが、見るべきポイントもある。
シュールで意味不明な展開ばかりだが、笑える笑えないで言えば十分笑えるし、BGMも悪くない。
オリジナルキャラも魅力的で、ヒロミやこぶへーも実は意外とそれらしいデザインにまとまっている。
何しろ直後にケリーさんがプレイしたのがゲームボーイ(カラー)史上最低のクソゲーとして有名なクロスハンターであった為、GOMBO再評価の声も早かった。
ケリーさんはクロハンの出来のあまりの酷さに口直しにGOMBOをプレイ。
スイスイ進めながら攻略ポイントを解説していく様はGOMBOガチ勢と呼ぶに相応しいものであった。
以来、ケリーさん周辺でGOMBOはおまカフェ等と同じ『愛すべきクソゲー』として評価されることとなった。
使用例
黎明期のネタということもあってか、ケリーさんの放送では語呂合わせなど妙な汎用性を持つ言葉として使われている。
- 格ゲー等でコンボを決めたとき
- ランキングに入った時(例:5GOMBO)
- 語感の似ている語が出たとき(コンボイ、こんぼう、ゴゴンガ等)
- カレーやケチャップの話題になった時
- 後にケリーさんが『トマトアドベンチャー』をプレイした際、各プレイヤーキャラには本作のキャラを連想させる名前が付けられた
関連用語
- カレーラーメン…ケリーさんが主人公に付けた名前は『ラーヌン』