[濃激な蒸気]タイロス
プロフィール
機関車操縦士一家の三代目。クールな大人の男を自称しているが、実際は女性と遊ぶことが大好きで、困っている人を見れば衝動的に助けに走る、クールとは言い難い人物。
そんな自分の性格に照れがあり、わざと捻くれた態度を取ることがあるが、大抵の場合はボロを出して気づかれている。
「どこまででも、連れて行ってやらぁ!」
- フルネーム:-
- 綴り(一例):Tyros
- 出身:機械の国
- 現在地:
- 性別:男
- 年齢:20
- 職業:機関車操縦士
- 武器:レンチ
- 趣味:機関車整備、車内販売
- 性格:せっかち
- 一人称:オレ/オレっち
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
- SD
- 表情差分
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- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
キャラデザがTwitterにあればリンクも貼る?
詳細
- 名前の由来
Tyros 「初心者、初学者」の意味の"Tyro"の複数形。 - 2つ名
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ)
タイロス「しゅしゅっ、ぽっぽ!しゅしゅっ、ぽっぽ!」
タイロス「ぽぉー!次は―、セントギアー!セントギア中央駅ー!」
タイロス「……ふぅー、こんなもんかな。いや、もう一本ぐらいやっておくか?いつ機関車にのれるか、まだわからねぇしな。」
タイロス「よっしゃ、じゃあもう一本!しゅしゅっ、ぽっぽ!しゅしゅっ、ぽっぽ!」
タイロス「ぽぉ……、」
主人公「……。」
タイロス「はっ!?」
主人公・タイロス「……。」
主人公「お姉さぁ……!」
タイロス「やめろぉ!」
タイロス「頼むから、紹介所のお姉さんに報告するのはやめろ!今、口説いてる真っ最中なんだよ!」
主人公「それはそれでお姉さぁあああん!」
タイロス「だからやめろっての!」
主人公「すみません!でも無理です!いい大人が一人で機関車ごっこをしているなんて、俺一人じゃ抱えきることができません!」
タイロス「うごっ!く、口に出されるときつい……!」
タイロス「ち、違うぞ、主人公!オレは別に趣味とかで今のをやってたわけじゃない!れっきとした理由があるんだよ!」
主人公「理由のある機関車ごっこ……。」
タイロス「機関車ごっこって言うのやめてくれない?」
タイロス「まぁ、そう言われちまうのはわかるんだけどな……。今のは一応、特訓の一環なんだよ。」
主人公「特訓、ですか?」
タイロス「イメージトレーニングっていうのか?機関車に乗らねぇ時は絶対にやれって、うちのジジィに言われてんだよ。」
主人公「そ、そういうことだったんですね。俺てっきり、タイロスさんが強めのホームシックにかかってしまったのかと……。」
タイロス「相当強めだな、オイ……。ホームシックの中でも最上位じゃねぇか?」
主人公「す、すみません……。」
タイロス「心配いらねぇよ。王国は機械の国に負けず劣らず居心地もいいし、綺麗な女の人も多い。」
タイロス「ま、油と蒸気の匂いがまったくしねぇ街並みは、ちょっとばかり違和感があるけどな。ホームシックってほどじゃねぇや。」
タイロス「大体、オレっちみたいな、クールな大人の男がホームシックなんて、かかるわけがねぇだろ~?」
主人公「な、なるほど……。失礼しました。」
タイロス「わかればよぉーしっ!」
タイロス「ついでというか本題だが、オレは機関車ごっこをしてたわけじゃねぇってのも、ちゃんと理解したか?おう?」
主人公「は、はい……。」
タイロス「よしよし、お前はいい奴だ。後でナンパの仕方を教えてやろう。」
主人公「困ります。」
主人公「でも、すごいです。機械の国を離れても特訓を欠かさないなんて。まさにプロって感じがして……、」
タイロス「へっへっへ、そうだろう、そうだろう。オレっちはストイックな大人の男だからなぁ!」
タイロス「……とは言えねぇな。これは機関車に乗る奴なら当然やってること。何の自慢にもなりゃしねぇよ。」
主人公「そうなんですか?」
タイロス「おうよ。常に機関車のことを考えてねぇ奴に、ワシらの機関車を触らせん!」
タイロス「……ってのが、うちのジジィの口癖でよ。」
主人公「ワシらの?うちのジジィ?」
タイロス「っと、説明してなかったか。うちのジジィってのは、オレっちの祖父ってことだ。で、機関車を作ったのがそのジジィなんだよ。」
主人公「えっ!機関車って、タイロスさんのおじいさんが作ったものなんですか!?」
タイロス「もちろん、一人でじゃないぜ?ただ、機関車を作る時の中心人物だったのは事実だ。」
タイロス「だから機関車については詳しくてよ。それを生かせる、機関車操縦士になったってわけだ。機械の国で一番最初の操縦士なんだぜ?」
主人公「すごい人なんですね……。」
タイロス「まぁな、経歴と肩書だけなら立派な人間だ。事実、オレっちだって最初はそう思ったからなぁ。」
主人公「最初は……?」
タイロス「昔はジジィと離れて暮らしててよ。ジジィのことを噂でしか知らなかったんだ。」
タイロス「で、その噂は、ジジィがすげぇって内容のものばかりでよぉ。オレっちはそれでしかジジィを知らなかった。」
タイロス「そりょあ、尊敬するしかないわな?」
主人公「たしかに、そうなりそうですね。」
タイロス「だろ?だから純粋だったオレっちはだ。会ったこともないジジィを、ずっと尊敬してたわけさ。……実際に会うまではな。」
主人公「い、一体、何があったんですか……?」
タイロス「なんてことはねぇ。思い描いてたジジィと、実際のジジィが、あまりにも乖離しすぎてたっただけの話だ。」
タイロス「そう!ずっと優しくて、温厚なジェントルマンを想像してたのに、本物は短気ですぐ怒鳴るし、おまけに女に滅法弱い!」
タイロス「こんなのがオレっちのおじいちゃんかと、当時は絶望したねぇー!」
主人公(ばっちりタイロスさんのおじいさんだなぁ……)
タイロス「それからはもう、顔を合わせる度に反抗的な態度を取ったもんよ。仕事を継げって言われても全力で拒否したね。」
タイロス「誰があんたの跡なんか継ぐかよって感じで。それを言ってまた怒鳴られて、更に嫌いになって……、なんて言うんだ?バクテンマン?」
主人公「悪循環のことですか?」
タイロス「そう、それ!」
主人公「それ……。」
主人公「……ん?でもタイロスさん、今は機関車操縦士をやってるってことは……、」
タイロス「おう、仲直りしたぜ。」
主人公「随分あっさりですね!?」
タイロス「まぁ、冷静になってみれば、原因も単純なものだったしなぁ。」
主人公「鼻をほじりながら言わないでください……。なんだったんですか、原因って。」
タイロス「要は、オレっちが勝手に幻滅してただけってことだ。別にジジィがそうしてくれって言ったわけでもねぇのに、勝手に自分の中で理想のジジィ像を積み上げてよ。」
タイロス「それで、理想と一致しなかったからってオレっちはキレてたわけだ。ジジィにとっちゃあ、いい迷惑でしかないわな。」
タイロス「それに気づいてからは、もうトントン拍子よ。元々機関車は好きだったし、速攻で操縦士になるって言いにいったね。」
主人公「う、動きが早い……。タイロスさんらしいけど……。」
主人公「それじゃあ、いまはおじいさんのこと、尊敬してるんですね?」
タイロス「4割ぐらい。」
主人公「あれぇ!?」
タイロス「そう単純な話じゃねぇんだよ。今でも尊敬できない部分があるし、喧嘩はしょっちゅうだ、すぐ女の人にデレつくのも我慢ならねぇ!」
主人公(同族嫌悪ってやつなのか……?)
タイロス「けどよ。ガキの時に聞いた噂通りの……、オレが思い描いた立派な祖父な部分も、確かに持ってやがんだよなぁ、あのジジィは。」
タイロス「特に機関車に関しては全面的に尊敬してる。オレはあの人みたいな機関車乗りになりてぇし、あの人に認めてもらうことが目標だ。」
主人公「……。」
タイロス「つまりよ、完璧な人間はいねぇし、最悪の人間もいねぇってことだ。」
タイロス「すっげぇ見つけにくい部分かもしれねぇけど、人間なら誰だって、良い所ってのがあるもんさ。」
タイロス「それを見つけることができれば、どんな人間とも、それなりにうまくやっていける……。オレっちはジジィを通してそう思ったね。」
主人公「……俺も、そうだと思います。」
タイロス「はっはっはっ!まぁ、偉そうに講釈垂れてみたがオレっちもまだまだ、できちゃいねぇんだわ!未だに初対面の印象で決めかかっちまうことがある!」
タイロス「人間そう簡単には変われねえなぁ?」
主人公「でも、まず変わろうとしようとすることが、重要なんだと思います。」
主人公「タイロスさんのそういうところ……、俺も、参考にさせてもらいます。」
タイロス「……へへ。」
タイロス「まぁ、オレっちは極めて完璧に近い人間だからなぁ!尊敬を集めちまうのはしょうがねぇことか!もっと参考にしていいぞ、主人公!」
主人公「ははは……、そうさせてもらいます。」
タイロス「よーしよしよし!賢い判断だ!それじゃあ早速、女の子を口説くための技術を……、」
主人公「あ、そういうのはいいです。」
タイロス「主人公の嘘つきぃ!」 - 人間関係
- 登場ストーリー
- 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
関連事項等