[珀染の聢忠臣]メトテト
プロフィール
とある王女に仕える少女。しかし主に対する態度は臣下とは思えないほどに軽く、不遜と取れる発言も顔色一つ変えずに発する。
それでも主からは重宝されており、メトテト自身も与えられた仕事は小言を言いながらも必ず遂行する。そこに彼女の忠誠心があるか否かは、見ていれば容易にわかるだろう。
「身も心も、アンタのものですとも」
- 綴り(一例):Metotet
- 出身:砂漠の国
- 性別:女
- 年齢:18歳
- 職業:臣下
- 武器:黄輝宝矢
- 趣味:宝飾集め、おしゃれ
- 性格:まじめ
- 一人称:私
- 実装日:2021年4月30日
ユニット情報
- レア:☆5
- 属性:光
- 武器種:闇
- リーチ:後衛
ステータス(外部リンク)
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
- SD
- 表情差分
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- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
- イラスト・Xへのリンク
ユニットイラスト
詳細
- 名前の由来
わかれば。案でも推測でもなんでも歓迎。 - 2つ名
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折り畳み。メイン二部砂漠の国編読了後を推奨します)
<紹介所・夜>
メトテト「髪よし、爪よし、服もよーし。サンダルも3日前から磨いて、鏡かってぐらいピッカピカですよっと。」
メトテト「あーとーはー……。」
ユウ「メトテト、これ。」
メトテト「おっとっと、ナイスでぇす。手土産を忘れちゃいけませんよねえ。」
メトテト「ご協力ありがとうございますぅ。紹介してくれた理髪店やら、お店やら、かなーり参考になりましたよん。」
メルク「お役に立てて何よりなのです!」
ユウ「けど、ここまで準備するなんて……。今日会う人はそんなにすごい人なのか?」
メルク「みゅ、もしかしてファジュルさんなのです?」
メトテト「あっはっはー。ファ様なら部屋着で行きますよ、私。」
ユウ(いや、絶対今日並みに身だしなみを整える)
メルク(間違いないのですよ)
メトテト「な、なんです、その目……。こほん、とにかくファ様じゃないですから。」
メトテト「こちらが呼び出したんで、失礼な恰好では会えないってだけのことですよぉ。」
ユウ「しっかりしてるなぁ……。」
メトテト「常識のレベルですって、これは。それじゃ、行ってきますねぇ。」
メルク、ユウ「行ってらっしゃーい。」
メルク「なのですよー。」
メトテト(さーてと。今から行けば約束の20分前にはつけるか。それならあいつも文句は言わね―だろ)
メトテト(たまには私が先について、嫌味でも言ってやるかな~)<酒場>
サミルスハ「遅いぞ、猫。私を待たせるとは偉くなったものだな?」
メトテト「……何分前からいるんだよ。」
メトテト「もしかしてぇ、私とご飯を食べるのにウキウキして、予定よりも早く来ちゃったんですかぁ? カァワイイ~。」
サミルスハ「気色の悪いことを言うな。我が君に王国へ訪れる用事がなければ、そもそもここに来るつもりもなかった。」
メトテト「でしょうねでしょうね。知ってましたともー。」
サミルスハ「わかったのならさっさと座れ。見苦しい。」
メトテト「はいはい。あ、私は炭酸水をお願いしまぁす。」
サミルスハ「酒を飲まないのか?」
メトテト「申し訳ないですけどぉ、私ぃ、お酒まだ飲めませんからぁ。」
サミルスハ「……次、そのふざけた口調でしゃべったら、私は帰るからな。」
メトテト「ふざけたって……。アンタを参考にしてんだけど。」
サミルスハ「私のあれと、お前のそれを一緒にするな。虫唾が走る。」
メトテト「ははは、やったあ。」
メトテト「とりあえず、はい。」
サミルスハ「なんだ、これは。」
メトテト「手土産。今日は来てくれてどーも。」
サミルスハ「律儀だな。」
メトテト「常識だよ。気に入らなくても文句言うなよ。」
メトテト「さてと、なーにーをーたーべーるーかーなー。もうなんか頼んだ?」
サミルスハ「おい。」
メトテト「おい? おいってなぁに~……、」
♪在りし日々
サミルスハ「お前と世間話をする気はない。」
メトテト「……。」
サミルスハ「さっさと要件を言え。」
メトテト「……あいかわらず冷たいな。」
サミルスハ「どうでもいい話に付き合わされながら飲む酒は、うんざりするほどに事足りているからな。」
サミルスハ「なんだ、私への相談とは。」
メトテト「……ファジュル様とのことだ。」
サミルスハ「……。」
メトテト「あの人に仕えると決めて以来、ずっと引っかかっているんだ。」
メトテト「私はなぜ、今のファジュル様に忠誠を抱けるのかと。」
サミルスハ「かつての姿に憧れたからだろう。」
メトテト「ああ、始まりはそうだ。だけど、私の憧れたファジュル様は……。」
「私自身が、壊してしまった。」ファジュル「最早立てないと思っていた。ここが終わりで良いとさえ、思っていた。なのにこうして、わたしの体は動く。」
ファジュル「きみが、ここにいるだけで。」
「嬉しかった。」
「これからファジュル様が行く、過酷な旅路。終わりの見えない灼熱の砂漠の行軍。そのお供の杖として、私を選んでくれた。」
「なにより、私が狂わせてやった。一度は座り込んだのを立たせ、前に進ませた。あの人に狂わされた、私の手で!」メトテト「……だけど、違うんだ。」
メトテト「私が憧れたファジュル様は、私如きに狂わされるような……。そんな弱い人じゃない。」
メトテト「どれだけ過酷な環境であろうとも、何にも頼らず、胸を張って突き進むことのできる。そんな無謀さを持ち合わせた王女だ。」
メトテト「今も、かつてに近い姿で玉座を目指してくれている。だがそれはあくまで、私がそうさせたんだ……。私が玉座に進むように、あの人を立ち上がらせたからだ。」
メトテト「……違う。」
メトテト「そんなのは私の憧れたファジュル様じゃない!」
メトテト「もどかしい。苛立たしい。ファジュル様はもっと強いのに。自分だけで立てるのに! どうして、よりによって私なんかのために!」
メトテト「私が求めたファジュル様は! 初めて仕えたいと思わされたファジュル様は! 断じて、今のファジュル様ではない!」
メトテト「ない……のに。」
メトテト「不思議なんだ。」
メトテト「私は今のファジュル様にも、この身を捧げることに……、」メトテト「なんの抵抗も、持てないんだ。」
サミルスハ「……何を聞かされるかと思えば。」
♪君の物語
サミルスハ「惚気とはな。」
メトテト「ばっ!? へ、変な言い方すんな! 私のはもっと複雑でややこしいだろうが!」
サミルスハ「ややこしくしているのはお前だ。」
サミルスハ「お前はただ、自分の感情を高尚なものにしたいだけ。フン、外面に拘るところは何年経っても変わらないな。」
メトテト「外見に気を遣ってるんだよ……!」
メトテト「っつーか、今はどうでもいいだろその話!私がアンタに聞きたいのは……!」
サミルスハ「自分が今の主を受け入れている理屈か?」
サミルスハ「はぁぁぁ……。」
メトテト「で、でかいため息つきやがって……。」
サミルスハ「そんな質問に付き合わされる身にもなれ。ため息一つで済ますのは温情だ。」
サミルスハ「くだらん、帰る。」
メトテト「ちょっ! ま、待ってよ! このままの気持ちじゃ私は、あの人にどう向き合えば……!」
サミルスハ「何が変わるんだ。言ってみろ。」
メトテト「え?」
サミルスハ「お前がこれに対する答えを持たないことで、王女への忠誠心がどう変わると言うんだ。」
メトテト「そ、それは! 不信のキッカケになって……、」
メトテト「また……、裏切りに繋がってしまうかもしれない……・」
サミルスハ「本気で言っているのか?」
メトテト「本気に決まってんだろ……。過去の私を考えれば十分に可能性はある……。」
サミルスハ「可能性……か。フン、小賢しいのは変わらないな。」
メトテト「こ、小賢しいだと!」
サミルスハ「私は昔から、お前のそういう所が嫌いだった。過去しか見ていないにも関わらず、全て悟ったような、それらしい能書きを垂れる。」
メトテト「……っ。」
サミルスハ「こんな風につき纏われることになるなら、モンスターに襲われているところも、無視してやったものを。」
メトテト「そ、そんなこと言うなよぉ……。」
サミルスハ「少しは年相応に振る舞えばどうだ。」
メトテト「え……?」
サミルスハ「お前程度のガキに、誰もそこまで期待していない。過去を背負わず、今だけを素直に生きてみろ。」
サミルスハ「そうすればいずれ、見えるかもしれないな。お前の疑問に対する答えが。」<街>
メトテト「はぁ……。」
メトテト(結局、答えは教えてもらえなかったな。いや素直に教えてもらえると思ってなかったケド)
メトテト(でも……)
メトテト「……素直に、ねぇ?」
「メトテト?」
メトテト「あ……。」
ファジュル「こんな遅くに散歩か?」
メトテト「……そっちこそ。」
ファジュル「ああ、夜風が気持ちよかったから。異国の夜道もなかなか歩けるものではないしね。」
メトテト「あらあ、相変わらずキザそうで安心ですぅ。」
ファジュル「ふふ、手厳しいな。」
メトテト「……。」
ファジュル「どうかした?」
メトテト「あ、いえ……。」
メトテト「……ファジュル様、私は……。」
メトテト「私、は……。」
ファジュル「うん。」
メトテト「……。」
ファジュル「……。」
ファジュル「歩こうか、メトテト。」
メトテト「え。」
ファジュル「歩けばそのうち言葉が出てくるかもしれない。それにこんなにいい夜だ。」
ファジュル「きみと、歩きたい。」
メトテト「……。」
メトテト「そういうプライベートなお誘いは、いつもお断りしてますよねぇ?」
メトテト(そんな資格、私にはないから)
ファジュル「だけど、今日は違うかもしれないだろう?」
メトテト「……。」
メトテト「……ああもう、本当にアンタって人は……。」
メトテト「ムカつく。」
ファジュル「ふふ。それで、どうかな?」
メトテト「はぁ……、わかりましたよ。今日は気分がいいです。特別に付き合ってあげます。」
メトテト「あなたが、そう選んでくれるのなら。」
ファジュル「ああ、よかった。それじゃあ行こうか、メトテト。」
「あ、ちょっ!」
メトテト(ほ、本当にこれでいいのかよ、姐さん。こんな、こんないい思いしちまって……!)
メトテト(私は色んな人を、傷つけて……裏切って)
メトテト(そうやって汚く生きてきて。こうして、この人に仕えられていることが、奇跡みたいなもんだっていうのに!)
メトテト「あ、あの……!」
ファジュル「ん?」
メトテト「……。」
メトテト(……素直に)
メトテト(素直に……か)
ファジュル「さぁ、どこに行こうか。どんな暗闇だろうと、わたしの目があれば、手を引いてあげられるよ。」
メトテト「……そういうの普通、臣下の私がいうことなんだけどなぁ。」
メトテト「どこでもいいよ、ファジュル様。」
メトテト「メトテトは、どこまでも……お付き合いしますよ。」 - 人間関係
- ファジュル:主君
- 登場ストーリー
- メインストーリー第二部「砂漠の国篇」
- 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
関連事項等