※*部は旅日記より引用
紋章
紹介
砂漠の地に築かれた国。ほとんどの町や村はオアシスの周辺に集っている。現在の王家の支配以前には、いくつもの王家の興亡があったとされる。月神と太陽神を信仰しており、人々は導きや潤しを求めて神殿へと赴く。神殿は王家に傅く立場にはなく、土地を調和させる役目を担っている。商業が盛んであり、異国からの品物が売られていることも多い。また、人々の間においての貧富の差は小さくはなく、義賊や幼くして出稼ぎにでる子どもも多い。(公式サイトより)
概要
衣食住
衣服
金属の装飾が多い*。強い日差しのため、布をかぶっている方が涼しい。
食文化
焼き魚
住居・建築
舗装されている道は町中にしかない*。
地下に水路を掘って水を引いている。
大昔の地下水路が存在する。今の王家よりもさらに前の時代につくられたもの。
地理
地形
見渡す限りの砂漠。岩山や、オアシスも存在する。
気候
日中は非常に暑い。反対に夜は寒い。非常に乾燥しており、砂嵐等も発生する。
季節
毎年決まった雨が降る時期がある。
モンスター
文化、教育
教育
字の読み書きができるのは地位や学のある一部の人間のみで、平民の識字率はあまり高くない。
文化
宗教
太陽神と月神を信仰している。
- 湧き出るオアシスは地下にいるときの太陽神の涙が元。
- かつて安住の地を探して旅していた人間がこの地に住むことを許されたのは、古の魚に救われた太陽神と月神がその魚の姿に人間が似ていると思ったから。
- 鱗や骨のあざを持って生まれた者は神に選ばれたものであり、それぞれ導きや潤しの力をもつ。
その昔、この地には、太陽と月の神さまがいました。太陽と月は仲の良い夫婦でした。
その頃の世界は、夜明けと夕暮れが混ざり合ったような色をしていました。
しかしある時、月の神さまがお隠れになってしまい、太陽の神さまだけが残されました。世界には新しく生まれた昼だけとなってしまいました。
太陽の神さまは悲しくてしかたがありません。嘆きの涙は世界を埋め尽くし、その地で生きていた者たちを押し流してしまいます。
残ったのは、たった1匹の魚だけでした。太陽の神さまは魚と友だちになりましたが、月の神さまのことを忘れられません。
魚が言いました。
『もうしばらくすれば、あなたの熱さでこの地の涙はすっかり乾くでしょう』
『そうしたら、私が地下の黄泉へ行って、月の神さまを呼んできます』
『そして、1日を半分にわけましょう。あなたと月の神さまが交互に地下へ行き、交互に地上へやってくるのです』
『そうすれば、交代するわずかな間だけなら、月の神さまと逢うことができます』
太陽の神さまにはもう流せる涙がありません。
しばらくすると涙が干上がり、魚もまた乾ききってしまいました。
その時のことです。月の神さまが現れて、世界に夜明けと夕暮れが生まれました。
月の神さまは言います。『私はあなたの友の身を食べて、ここへ戻って来た。その代わり、あなたの友の望みを叶えると約束したのだ』
黄泉で月の神さまを探し出した魚は、自らの体を差し出す前に、ささいな願いを告げていました。
『私を食べた後、鱗と骨が残るはずです』
『鱗は空にちりばめてください。そうすれば、夜の闇に迷ったものが、私の鱗を目印に歩むことができるでしょう』
『そして骨は、小さく砕いて地にまいてください。そうすれば、太陽の神さまが地下にいる間、地上をその熱さから守ることができるでしょう』
太陽の神さまと月の神さまは魚の言ったとおりにしました。そして、魚が見守り、包む地を愛することにしたのです。
伝説
- 楽園伝説
砂漠のどこかに楽園のような水溢れ、緑茂るはるか昔の王の墓が隠されているというもの。石造りの墓守に守られていて、王族の血を引く者しか入れない。 - ランプの魔人
迷宮に訪れた者の願いを1つランプの魔人が叶えてくれるというもの。
遺跡
四角錘の遺跡:砂漠の国で時々みつかる遺跡。入り口を見つけることは難しく、また機械や呪術で鍵がかかっている。
社会
水は非常に貴重。干ばつが続くと値段が上昇する。
貧富の差は大きく、盗賊等もいる。
施設
- 神殿
土地を調和させること、そして民を安心させる役割をもつ。観光客向けに内部は公開されており、結構オープン。神話を描いた壁画がある。王宮からは距離を置いているものの、干ばつなどといった場合には協力することもある。太陽神殿と月神殿があり、それぞれ神官長の元で別々に運営されている。
経済、産業
オアシスを見つけると報酬金として1000万ゴルドがもらえる。
商業が盛ん。
遺跡を巡って宝を探し、それを売ることでお金を稼ぐ。
水路を引き、農業を行う。
歴史
- 神話の時代
まだ人間がこの地へやってくる前、神々が地上にいて、古の魚が涙の海を泳いでいた頃。干上がった世界で魚の鱗と骨が空と地にまかれた頃。
世界に昼しかなかったころ。音のない世界。
神話の時代は実在したのか、単なる伝説なのか不明。
法制度
王によって国が治められている。
王族たちが町を統治していたり、知事として地域を治めていたりする。
統治機構
<王に連なる者たち>
現王のはとこまでが王子であり、現在53人いる。王位継承権を持つのは男児のみ。現王に近い年上の者から順位が振られる。
法律
贋金:作ると重罪であり、実際に作った本人のみならずその血縁者まで罪に問われる。
交通
砂漠地帯用に調整した馬車か*、キャメローラの背に乗せてもらう。キャメローラ専用の宿もあるほど。かつてはラクダの力を借りることも多かったが、癒術士が現れてからはモンスターに手伝ってもらうことも多い*。
職業
- 神官
太陽神殿か月神殿で仕える人々。訪れた観光客等への対応や、備品管理、商隊への発注など仕事は多岐に渡る。 - 鳥の目
この地の歴史を記録する者。1度滅びた世界を見続ける役目を負った者として、王族や影響力のある人物に付きまとい、その行動を監視している。
都市
- バタルの町
王族の住む町の一つで活気がある。宮殿の周りには水路が引かれている。 - ハダート
両神殿のおひざ元で店も多く賑やかな町。もともとは遠方から来る参拝者のために宿ができ、商売が興ったが、今では観光客の割合も高い。神殿との関係ゆえに王宮が手を出しづらい町。 - ラムルニグムの町
ひと昔までは砂金の町として栄え、近辺の栄華の象徴であったが、砂金ではない金属であることが後に判明し、寂れることに。豊かだった時代に引いた水路を頼りに細々と農作をして人々は過ごしている。
地方
- アシール
- レスタの地
いまだに訪れる者はほとんどいない、砂と岩に囲まれ、癒されていないモンスターばかりの険しい渓谷。この地の向こうから雨を乗せた雲が流れてくる。
民族・国民
信仰の仕方は人それぞれのようである。
太陽神・月神と古の魚の厚意で住まわせていただいているので、それ以上を求め、人間の都合で神様の手を煩わせるのは分不相応という考えがある一方、そうは思わない人もいるようである。
民衆にとって王や王族たちは希望であるが、貧富の差や境遇などから反発もある。