[劇仕掛る綺術]ヴァルネット
プロフィール
自称『ユーモアと教養に溢れた紳士』。私立探偵として依頼を受ける一方、大道芸人として興行することもある。実はとても真面目な人物で、昔はその技術と真摯さを買われ、国にも雇われるほどの探偵だった。
アンティカでの一件の後も、どこかからアンティカ日報を入手、購読している。
「紳士は君の希望(ゆめ)を裏切らない!」
- 綴り(一例):Valnet
- 出身:機械の国
- 性別:男
- 年齢:29歳
- 職業:私立探偵
- 武器:奇術機鳥
- 趣味:変装、声帯模写、手品
- 性格:まじめ
- 一人称:私
- 実装日:2021年4月19日
ユニット情報
- レア:☆5
- 属性:
- 武器種:
- リーチ:
ステータス(外部リンク)
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
- SD
- 表情差分
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- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
- イラスト・Xへのリンク
ユニットイラスト ユニスト紹介
詳細
- 名前の由来
わかれば。案でも推測でもなんでも歓迎。 - 2つ名
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折り畳み。機械3rd読了後を強く推奨します)
『この時、この国での数奇で素敵な巡り合わせを祝して! J・ヴァルネットの奇術(マジック)ショー開催決定 こうご期待!』
<紹介所にて>
♪君の物語
エンジンラン「おらおら~!」
ヴァルネット「さあさあ皆さん、お立合い! 機械仕掛のめくるめく奇跡の数々、どうぞご覧あれ!」
ユウ「ヴァルネットさん、今度は王国で興行をするんですね。」
メルク「私たちも、街に貼られていたポスターを見たのです!」
ヴァルネット「何、助手と一緒に考えたんだ。次はどこで、私たちのやりたいことをしようかとね。」
ヴァルネット「あの後、アンティカ日報や、君に勧められた小説を読んだり……、あの街から飛び出していった、怪人の噂を聞いた。」
ヴァルネット「それで、国の外へ出ることを考えたのさ。笑顔を求める子供は、何も機械の国だけにいるわけじゃないしね。」
エンジンラン「おらっ!」
ヴァルネット「それに……、」
ヴァルネット「1,2の、3、ハイ!」
メルク「みゅわ!」
ヴァルネット「君たちのチケットだ。差し支えなければ、是非見て行ってくれ。」
ヴァルネット「あの夜の出来事は、君たちにとって、種も仕掛けも分かり切った大仕掛けだっただろう?」
ヴァルネット「今度は純粋な観客として、君たちにも楽しんでもらいたい。」
ヴァルネット「私から君たちにできる一番の返礼は、きっと、これだろうから。」
ユウ「ヴァルネットさん……。」
「あっ、ちょっと君。この辺で変な紙を貼ってる不審者って、どう見ても君のことだよね。」
エンジンラン「おらっ!?」
ヴァルネット「失礼な、これは変な紙ではなくポスターです!」
「えっ、本当だ……。いや~、悪い悪い。」
「うーん、でもおかしいなぁ。見た瞬間にピンときたから、絶対怪しい奴だと思ったんだけど……。」
ヴァルネット「私は怪しく見えるだけですよ!」
メルク、ユウ「……。」
ガレス「仕事で王国まで来て、こんな場面に遭遇するとはな。」
ユウ「あれ? あなた……。」
メルク「アンティカにいた、ヴァルネットさんのお知り合いさんなのです?」
ガレス「まあ。そんなところだ。」
ヴァルネット「あっ、ガレス君? 何だか知らないけどいいところに!」
ヴァルネット「そうだ、念のために君からも言ってくれないか? 私が清廉潔白な大道芸人だって!」
ガレス「……あいつとは、昔から妙な縁があってな。流石に、国外でも会うとは思っていなかったが。」
ガレス「こんな場所で疑われているとは、呆れてものも言えん。」
ガレス(元国属探偵のくせに)
メルク「あ、あれもまたヴァルネットさんらしさなのです! ミステリアスで興味を惹かれるという……、」
ガレス「らしさ、か。」
ガレス(俺にはうわべだけの演技にしか見えないものが、あいつらしさだと信じられているとは)
ガレス(俺が昔のあいつを知っているから、あの変わりようを信じられないだけなのか?)
ヴァルネット「ガレス君? ガレスくーん!」【17:35】
「あなたは嘘をついてますよね。」<夕方・噴水広場>
子供「この芸人さん、機械の国から来たんだってさ!」
子供「ねえねえ、あのワゴンみたいなのって何かなー?」
ユウ「アンティカでも手品は見せてもらったけど、また見せてもらえるのは楽しみだな。」
メルク「みゅふふふ、この名探偵メルクもマジックの種を解き明かすような野暮はしないのですよ!」
ガレス「……。」
「皆々様、本日はありがとうございます!」
♪巡る人々の物語
ヴァルネット「皆様と私たちがこうして巡り会った、数奇で素敵な巡り合わせに感謝を!」
子供「わーっ!」
ヴァルネット「私の名はヴァルネット。この王国の遥か遠く、機械の国からやってきたしがない大道芸人でございます。」
ヴァルネット「機械の国、そこは蒸気と歯車に満ちた世界。夜でも街燈が輝き、人が絶えない様は、さながらライトで彩られた舞台のよう!」
ヴァルネット「そう、丁度こんな具合に。」
子供「あっ! 幕が勝手に……!」
子供「すごーい! あれ、ちっちゃい劇場だったんだ!」
ヴァルネット「そこでは街を行く誰もが、物語の演者に等しい。耳を澄ませば、ホラ! 人のざわめきが聞こえてくる。」
子供「……!」
子供「これ、あの人が喋ってるのか? すげー……!」
ガレス(声帯模写か。国属探偵の時からの技術だな)
ヴァルネット「さて……この雑踏の中に一羽。演者の人形が登場いたしました。」
ヴァルネット「『御機嫌よう、私はしがないカラス探偵。国中の偉い鳥からも頼りにされる、凄腕で敏腕のカラスである!』」
ガレス「……。」
ヴァルネット「『ややっ、あれは指名手配中の犯人! 少年少女諸君、見ていたまえ! 私が彼奴を華麗に捕まえる逮捕劇を!』」
ヴァルネット「カラス探偵の腕はさるもの、言葉通り見事に犯人カラスを捕まえてみせる!」
ヴァルネット「『うわー!』」
ヴァルネット「『これにて依頼は完遂。この私にかかれば、どんな謎も他愛ない!』」
ヴァルネット「『しかし……、何だろう、この虚しさは? まるで予定調和の物語だ。いつだって私が犯人を捕まえて終わり。』」
ヴァルネット「『私はもしや、機械仕掛けの人形? 一時の余興のために用意された……、』」
ヴァルネット「『カラス探偵さん、それの何がご不満なの?』」
ヴァルネット「『僕たちも君と同じ。でも、人形であることを誇ってる!』」
ヴァルネット「『ならば、この胸の軋みは何なんだ? 歯車が狂い始めている音がする……!』」
ヴァルネット「『教えてやろう、カラス探偵。お前には、その仕掛けでやりたいことができたのさ。板についた大捕り物以外にな。』」
ヴァルネット「そうさ、カラス探偵。君が舞台のための人形だというのなら、君が望む演目で踊ればいい!」
ヴァルネット「『ああ、なるほど! そんな真実もあったのか!』」
ヴァルネット「『ああ、私はしがないカラス人形。新しい物語を夢見ることに決めた、一羽の自由な鳥。』」
ヴァルネット「『私が望むのは、君たちが笑顔になれる喜劇だ! 少年少女、どうかご覧あれ! 私が演じると決めた物語を!』」
「わぁぁぁあああっ!」
ガレス「……。」
ヴァルネット「さあ、いかがでしたでしょうか? 本日の愉快で夢のある物語は!」
ガレス(自分の過去の真実すら、他人を笑顔にさせるための作り話として語るとはな)
ガレス「うわべだけの演技というのは、俺の誤解だったか。」シェラザード「ああああ、急についてきた奴が変なこと言ってすみません! 今のはその、似た職種の雰囲気を感じただけで!」
シェラザード「あの、その……私も、嘘つきなので。架空の人物と出来事を、毎日本物のように記してる。」
シェラザード「作家が詐欺師と違うなら、それは作家の嘘が、騙り(ペテン)じゃなくて語り(ゆめ)だからです。それで……、あなたの言葉には夢がある。」
シェラザード「あなたは、奇術師によく似てる。あなたの嘘は、生き方じゃないですか。」
シェラザード「それは、誰かの笑顔のための紛れもない演技(しんじつ)だから。」ヴァルネット「ありがとうございます、ありがとうございます! アンコールならお気軽に!」
ヴァルネット「皆さまの輝く笑顔こそが、私が望む何よりの真実でございますから。」 - 人間関係
- 登場ストーリー
- 国別ストーリー「機械の国篇 3rd」
- 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
関連事項等