メタルギア

Last-modified: 2022-02-05 (土) 21:03:53

"メタルギア"とは、核搭載二足歩行型戦車のカテゴリである。
しかし核を搭載していないメタルギアも存在するため、その系列にあたる兵器を記述する。

メタルギアRAXA

 サンヒエロニモ半島にてソコロフが開発した大陸弾道メタルギアの性能試験用モデル。
 翼に搭載されたロケットの推力で飛行する。装甲の防御力が低いのが弱点…と言っても普通に拳銃弾でどこでもダメージが与えられるPWの兵器と比べるとなんとも…。(ゲームシステムの違いとか言っちゃいけない)
 ミサイルやM134ガトリング式機銃を搭載している。
 ちなみに弾道メタルギアは大気圏で爆散した(発射直前の損傷で)、自力で最後まで破壊しなかった核搭載メタルギアになる。
なお、この兵器は足が4本ある上に飛行で移動するが、「核を搭載し、いかなる地形も走破する」ことから、メタルギアとしてカテゴライズされている・・・と思う。

メタルギアZEKE

 今作登場のメタルギア。自分でパーツを搭載して組み換えが可能。
 詳しくはプレイして自分で体感しよう。
 
基本パーツをZEKE、オプションにレールガンとレドームのみを装備するとREXと瓜二つになる。

 なお、サンヒエロニモ半島での事件はメタルギアサーガにおいて「大筋において正しい」というものに過ぎない扱いらしく、したがって前述のメタルギアRAXAは歴史的には存在していないか、別物である可能性もある。
したがって、サーガ内であることが確定している時系列の中では最古のメタルギアということになる。

ST-84 サヘラントロプス

サイファーの管理下を離れたスカルフェイスが、ソ連と共にアフガニスタンで極秘裏に建造を進めていたメタルギア。
機体コードはST-84。STとはサヘラントロプスの略。
開発にはMSF崩壊後、XOFに囲われていたヒューイが携わっており、彼が手がけたメタルギアZEKE、そして後にヒューイの息子ハルが開発するメタルギアREXにも通じる意匠を持つ。
アフガニスタンのような高低差の激しい地形での運用を目的とした「直立二足歩行兵器」として開発されており、これによってREX形態から直立二足歩行形態への移行が可能となっている。
その結果、サヘラントロプスは人間さながらの直立歩行や武器の携行を可能とし、その全高を活かして遠くから敵を発見・攻撃する事が出来る。
なお、この直立二足歩行形態は技術的な難易度の高さと、前述の高低差の克服を目的としていたため、他のメタルギアには搭載されていない、本機独自の機構である。
また、本機の装甲には劣化ウランが使用されている。
これは、装甲に含まれる微量のウラン235を、ウランを代謝する性質を持つ極限環境微生物「メタリックアーキア」によって急激に濃縮し、サヘラントロプスそのものを巨大な核爆弾として自爆させるためである。
劣化ウランに含まれるウラン235は本来ごく微量であり、核兵器に利用できるものではないため、あらゆる監視の目をすり抜けて輸出入が可能な一種のステルス核兵器なのである。

武装は頭部機銃、背部レールガン、股間部火炎放射器の他、右腕部パイルバンカーやメタリックアーキアの働きによって地面から爆発性の金属塊を隆起させることもできる蛇腹剣「アーキアル・ブレード」など、格闘戦を想定した装備が施されている。
腰部にマウントされた専用投擲弾「アーキアル・グレネード」には腐食性のメタリックアーキアが充填されており、戦車やウォーカーギアといった機械兵器を腐食させて動作不可にしてしまう事が可能。
他にも脚部の誘導ミサイルとバックパックから発射されるサーチミサイルによって戦闘ヘリなどとも十分に渡り合える。
また、本編では使用していないがオプションとして腕部にマウント可能なシールドを携行する事も出来る。

…こう聞くと後発のメタルギアを凌ぐ高性能機と思われるかも知れないが、技術的な問題で直立二足歩行は自力で出来ず、「第三の子供」(後のサイコ・マンティス)の超能力で無理矢理動かしている状態だったため、第三の子供がいなければまともに動くことが出来ない兵器だった。

TX-55 メタルギア

BIG BOSSがOUTER HEAVENで保有していたメタルギア。ゲームハードの関係上、足があるのにほとんど動いていない。容姿は後々Mk.IIの角を丸めたようである。
脚の装甲が不完全で、グレネードで壊される始末であった。
また、TX-55 メタルギアが出てくるMETAL GEARでは、本作と同様に捕虜の存在がある。捕虜を救うことによってランクが上がり、より多くのC4爆弾を持てるようになっていた。

メタルギア改D

BIG BOSSがザンジバーランドで保有していたメタルギア。
基本的にはTX-55と変わりはない。
倒し方もTX-55と変わりはない。
シリーズ内で初めて起動したメタルギア。

メタルギアガンダー

まさかの、レールガン×2である。外伝「METAL GEAR GHOST BABEL」にて使用されたメタルギア。実は、7つの核搭載人工衛星を完成し、あらゆるところへ核攻撃を行うことが可能だという。
このメタルギアは歩く!(大股すぎるほどだが)歩く!やっとこさ動けるようになったか…と思いきや、スネークに脚を壊される運命にあった。
機関砲、ミサイルモジュール、レールガン×2を装備。グレネードと地雷、ニキータミサイルを使用して破壊する。

メタルギアREX

 右にレールガン、左にレドーム、足にAGM-114 ヘルファイア対戦車ミサイル、胴体にGAU-8 アヴェンジャー機関砲、股間にFEL(自由電子レーザー)砲などを装備している。
オタコン曰く、コックピットは一種のVR訓練のようになっているとのこと。
索敵機能の要であるレドームを破壊することで、コックピットを開放してパイロットは有視界戦闘を行わなければならない致命的な弱点があるため、堅牢な装甲を持つREX自体を破壊するよりもパイロットを無力化するほうが労力が少ないだろうと思われる。
技術的にはレドームを搭載させなくても索敵は可能だったが、オタコンが「弱点がなきゃ面白くない」という美学からレドームを搭載させたとのこと

メタルギアRAY

 "RAY"とは エイと言う意味で、水陸両用型の対メタルギア兵器のメタルギア亜種。
 核は搭載していないが、メタルギアに対抗できる兵器であるめ、メタルギアにカテゴライズされる。
 大腿、背部にミサイル、両腕に機銃、頭部に内蔵された水圧カッターなどを装備。
 通電により伸縮する人工筋肉により多彩な動作が可能で、機動力はREXよりも高い。
 有人型と無人型が存在している。有人型は姿勢バランス、海中潜行能力に影響する"尻尾"があるが、無人型はこれが無く、頭部のアイセンサーにも違いがある。
 MGS2ではアーセナルギア内に数十機が配備されていることから量産されている模様。
 またMGS4ではリキッド・オセロットの搭乗したアーセナルギア級戦艦、アウターヘイブンに無人型が多数配備されていた。
無人型はAIによって統率されているため、PWのAI兵器達の進化した姿ともいえる。ただし喋らないw

メタルギアKODOQUE

『メタルギアアシッド』に登場した新型メタルギア。名称は「蟲毒の儀式」からとられている。巨大複合企業BEAGLEが博士のウィリアム・F・フレミングに命じ建造させた。「ピュタゴラス」のコード名で呼ばれている。機体の両肩に装着される2対の装甲板で身を包み、待機状態や非戦闘時は「足の生えたドラム缶」のような形状をしており、偵察衛星に捉われないよう機体上部に限りステルス迷彩が施されている。戦闘時には装甲板を左右へ展開させ、直立状態に近い縦長の本体が露出する。装甲板下部には小型ミサイル発射装置が搭載されており、この部分が装甲板の弱点となっているがミサイルが防御も兼ねているため、ミサイル発射態勢に入って発射口が剥き出しになった状態でなければダメージを与えることは出来ない。この装甲板を両方破壊されると、お辞儀のような姿勢で頭頂部から大型レーザーを発射する攻撃に切り替える。このレーザーの発射口こそコドクの弱点である。「メタルギアアシッド2」には本機を改修したものが登場する。

最後はスネークとテリコに内外からの攻撃を受け破壊される。しかし、ネオテニー(詳しくは『メタルギアアシッド』の項目を参照)が操縦・制御することを前提にして設計されていたため、作中でその本領を発揮することはなかったとされる。

カイオト・ハ・カドッシュ

『メタルギアアシッド2』に登場した新型メタルギア。名前はヘブライ語で大天使「メタトロン」の意味。劇中では第3世代と呼ばれていた。戦闘においての勝利とは、敵陣地を占領すること、という概念を念頭におき開発された、REXのレールガンやRAYのレーザー[5]、KODOQUEの光学兵器「乙」などを全て搭載しており、劇中の主人公と同じくナノチップエキスパンションを使用しているため、カードを使った戦闘が可能。搭載した中性子爆弾によって敵都市の「生物」を死滅させた上で、護衛として随伴させる人型サイズの生物兵器(生体兵器/動物兵器)を指揮して制圧を行う。

事故死した開発者コペルソーンの妻「ルシンダ・コペルソーン」の人格を模し、さらにそれを乗っ取った自我を持つAIが制御を行うことで本来の性能が発揮される。劇中でもそのように稼動したが、スネークとヴィナスによって破壊された。その後、基地内に閉じ込められたスネークが脱出する際にも用いられた。

メタルギアMk.II (Mk.III)

 REXの設計者であるオタコンが過去の過ちを悔い開発した小型のメタルギア。同じく二足歩行で足にはタイヤがついており、これで走行。腕の部分には液晶ディスプレイがついておりNOMAD機内にのるオタコンを映し出している。
 また、ワームがついており、これを通して端末にアクセスしたり、放電攻撃によるスタン攻撃も可能になっている。
元ネタは小島監督作品「SNATCHER」に登場した主人公のサポートロボである、名前も同じ。
こちらも、核搭載二足歩行戦車を元に、平和利用のため作り出されたものである。
 

月光(IRVING)

 ATセキュリティ製の無人二足歩行兵器で、IRVINGとは製品名であり月光はコードネームである。
 RAYやREXと比べるとかなり小型。生体パーツを脚部に使用しており、柔軟な動作から格闘戦も可能。
 さらに凄まじい跳躍力も併せ持っているため機動力は相当なものである。
 戦闘地域を占領した際に液状のマーキングを行い、エリアに印を残す。
 脚部の損傷箇所から血のような液体が見られるが、RAYに搭載されているナノペーストによる簡易自己修復と同じものか、生体パーツの血液なのか...
機銃やミサイルで武装しており、自爆装置付きのものもある。核爆弾搭載型のものもあるらしい。
 脚部生体パーツはウマやブタなど有蹄類のES細胞を操作し作られているという。
 編集者の個人的意見だが、こいつの足はうまいのだろうか...いや、食えるのか!?興味は絶えない。
 キャプチャーは・・・できない。
 

メタルギアRAY(Mod.0)

デスペラード社によって改造された無人型メタルギアRAY
サムやサンダウナーの指揮する襲撃部隊と共にマヴェリック社が警護していたンマニ首相を襲撃する。

駆動系の人工筋肉を高分子筋繊維からより高出力なCNT(カーボンナノチューブ)筋繊維に換装したことで生まれた余剰スペースに近接戦闘用のブレードや多目的榴弾発射機、機銃のターレットなどを新たに追加。
さらに頭部の水圧カッターはプラズマ砲に換装されるなど、武装面で様々な改造が施されており、機体カラーもデスペラード社のトレードマークである赤と黒で塗装されている。
尻尾は試作型のように長く、カメラは複眼となっている。

もはや伝説の兵士と言われてるスネークでも破壊不可能な程強化されてしまっているが(ただし、既に2018年ではソリッド・スネークは亡くなった事になっている)、所詮は旧式。
大幅にスペックアップした雷電には敵わず、RAYが振り下ろしてきた超巨大ブレードを受け止める
そればかりか投げて腕を切断する
更には真っ二つに一刀両断
一応グレイフォックスもREXの踏み潰しを受け止めてはいたが、投げ飛ばすのは前代未聞
サイボーグ技術の進化が伺える(当時は強化骨格と呼ばれてた)

そして、メタルギア兵器やシャゴホットなどは終盤のボスやラスボスだったりするが、なんとこのメタルギアは
最序盤のボスである。油断するとあっさりやられるので注意

難易度イージーでチュートリアル&ムービーをスキップした場合、ゲーム開始して一分後には戦うことになる。

メタルギアシリーズでここまで登場の早いメタルギアは本作品のみである

月光(Mod.0)

愛国者達の消滅によって隠匿されていた技術情報が公開された上、その後のサイボーグ技術の進歩もあって、生体部品がCNT(カーボンナノチューブ)筋繊維による高出力の燃料電池一体型人工筋肉に換装され、さらに自己修復ユニットも搭載するなど、MGS4の頃から大幅に改良が進んでいる。
装甲を含め、全体が強化されたこともあって高周波ブレードでの切断が容易には出来なくなっている。
だが装甲を斬り裂くことが出来れば、雷電の特殊作戦用義体と専用高周波ブレードによる斬奪で、CNT筋繊維中の燃料電池用電解質やボディに内蔵された自己修復用ナノペーストを奪い取ることが可能。

メタルギアEXCELSUS

大型多脚歩行戦車。「エクセルサス」とは「至高の」を意味する。
その脚部は近接攻撃用のブレードを持つ2つの腕部と、巨大な体躯を支え、壁面をよじ登る程の強靭なパワーを持つ6つの脚部から成っている。なお、REXやRAYと同じ有人機であるが、コックピットは頭部ではなく胴体後部に設置されている。
メタルギアの名を冠しているが厳密にはメタルギアではない あくまで商品名として冠しているだけであり、核搭載能力はない
既存の小型機では性能面でも思考能力でもサイボーグ相手に太刀打ちできない(同じ大きさならサイボーグのほうが強いし小回りが効く)ため、逆にサイボーグでもどうしようもないほどの大きさとして大型化した蹂躙型として開発された。
その大型の機体が歩いて近づく事で民間人は避難し、残るものはテロリストまたはゲリラのみという前提で開発されており、建築物や市街地への被害は全く考慮されていない。
これを買うという事は当然「そういう使い方をする」と言っているも同然なのでなかなか買い手がつかなかったとか。
二足ではなく二本の腕ち六本の足を持つ蜘蛛型をしており、コックピットは後部の腹にあたる部分に搭載されている。
壁面をよじ登れる機動性も持っている。
搭載兵器は腕部の格納式大型ブレード、頭部の主砲のみだが、その大型の機体の重量自体も武器となる。
ちなみに結末は・・・まさかのたった1人の乗車員に殴られてバラバラに破壊される。

※ちなみに

REX,IRVING,そしてZEKEという名前は、第二次大戦中に連合国軍が日本軍の戦闘機に付けたコードネームだったりする。
REX:水上戦闘機「強風」
IRVING:夜間戦闘機「月光」
ZEKE:零式艦上戦闘機 いわゆる零戦

オマケ JACK(ジャック):局地戦闘機「雷電」