艦これ部AAR/通常海域/削りBCFJ・ラストBCFH攻略AAR

Last-modified: 2015-12-08 (火) 18:44:23

まえがき

n-5海域の中でも比較的、高い難度を誇ると言われる4-5。
実装からおよそ半年、筆者にとっては6度目の攻略となるが、比較的安定した突破を実現できたのでその過程をここに記す。

攻略にあたって

もはや周知されている事実であるが、4-5はゲージ破壊時のボス撃破難度が突出して高い
ボスの耐久力がハネ上がるため、生半可な打撃力の艦隊では倒すのが非常に困難になってしまうのだ。
その一方で、道中の難易度は理不尽というほど高くは無く、
ゲージを削る段階ではボスも(適切な装備を用いれば)そこまで脅威となる相手では無い。
したがって、ゲージを削る為の艦隊とゲージを破壊する為の艦隊に求められるものは微妙に異なってくる。
あまり打撃力の必要無い削り艦隊に要求されるのは「道中突破の安定度」と「反復出撃に耐えうる燃費」であり、
ゲージ破壊艦隊には「ボスを確実に仕留める為の過剰な打撃力」と「その打撃力をボスマスまで維持する耐久力」が要求される。
よって、筆者もそれを考慮し攻略用の艦隊を二種類用意した。

ゲージ削り用編成

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(文字が潰れている場合はクリック推奨)
総制空力:265

 

今回は、「戦艦+航戦+空母系の合計が3隻以下かつ潜水艦を含まない」編成を使用しゲージを削っていく。
マップの番号で言うと、B→(能動分岐)C→F→J→M(ボス)である。
ボスの港湾棲姫は陸上施設系の敵であるため、特攻装備である三式弾を搭載できる艦を三隻起用できるこのルートは安定感がある。
他にも3ルートほどの道中選択肢が存在するが、諸々の理由で削りには癖が強いため採用は見送った。

 

唯一の戦艦枠は長門。
三式弾では無く徹甲弾を装備しているのは、主に道中の打撃力を見込んでのことである。
ボスは夜戦で三式弾所持艦の連撃が一度でも決まれば撃破可能である。
大和型では無く長門型を起用した理由は錬度と装備の改修段階による所が大きく、
また筆者の鎮守府には未だ大和型がいない
この海域には低速・高速の別は無いため、大和型を所持している提督には起用もオススメできる。
一方で、例え金剛型であっても適切な装備ならば火力が不足して困ると言う事もないはずである。
錬度と装備が一番充実した戦艦を使うのがベストだろう。

 

制空を多少余裕を持って確保し、なおかつ開幕爆撃による道中安定度の向上の為に正規空母を二隻起用している。
装甲空母を二隻起用しているが、どちらかというとこれはスロットの大きさで判断している。
その為、必ずしも普通の空母ではダメという事ではない。
制空力は航空優勢の維持には過剰気味だが、これは道中で二回軽巡ツ級に遭遇する事を見越して若干の余裕を持たせる為である。
実際、利根・筑摩に搭載している水上機はあっけなく全滅する事も珍しくなく、翔鶴甲の21スロットに積んである艦攻も熟練度の減少が確認できた。

 

航巡二隻の起用理由は、「潜水艦隊が現れるFマスでの敗北を防止するため」という点にほぼ集約される。
そこが気にならないならより錬度の高い重巡等と入れ替えるのもよいだろう。
雷巡と入れ替えることも可能だが、道中がやや安定する事と引き換えにボス撃破がかなり辛くなるのであまりオススメはしない。
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一応、最終段階であっても雷巡入り編成でのゲージ破壊も不可能ではないが、とにかくボス戦がちっとも安定しなかった。

 

プリンツの起用理由は単にレベルを上げたいだけなので未所持の提督もあまり気にしないでいただきたい。
ある程度レベルが上がっている重巡や航巡なら誰でも良いだろう。強いて言うなら、火力が高く道中の大型艦を蹴散らせる羽黒や鳥海はオススメできる。

攻略(ゲージ削り)

さっそく、上記の編成で攻略していく。
こちらは攻略前の資源状況。
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ルートは前述した通り、B→C→F→J→Mである。
主な危険地帯は、複縦ないし単縦で戦艦が現れるCマスと、空母と戦艦が現れ複縦のパターンがあるJマスであろう。
どちらかというえばCマスの方が脅威度は高い……が。
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空母二名の頑張りで、このマスでの撤退は今回は無かった。雷巡がやや起用が難しい以上、空母の開幕爆撃は非常に重要である。

 

Jマスも相手が輪形ならばかなり被害を抑えられるのだが、複縦のパターンは厳しい。戦艦のみならず軽母の一撃も警戒しなければならない。
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このように開幕で戦艦を落とす事も不可能ではない。こうなれば撤退率もぐっと下がるのだが……。
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敵軽母が仕事をすると、こうなる。三式弾を搭載し、夜戦連撃と対空カットインを両立した摩耶改二の起用もありかもしれない。

 

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ボスマスにさえ到達出来れば、よほど状況が悪くない限り勝利は安泰である。
そういう訳で削りはおおむね順調に終了。出撃6回、大破撤退は1回である。

ゲージ破壊用編成

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総制空力:226
見ての通りの脳筋編成である。Fマスまでは削りと共通で、ボス前で戦う相手がHマスの軽巡棲姫になるという点が異なる。
4-5のラストダンスは、いかにボス最終形態を撃破できるかというただ一点に全てが集約される。
それ故に、戦艦を5隻も投入するという暴挙に出ている。

 

戦艦は火力を優先して起用している。
Romaに徹甲弾を持たせているのは、艦隊唯一の「射程:超長」で最初に行動し、随伴艦を確実に仕留めるためである。
もっとも、例えばこの枠が大和型でありなおかつ主砲も改修済みなら、徹甲弾無し(=三式弾を積む)でも十分な露払いができるだろう。

 

扶桑型は、削り時の利根型と同じ理由で起用している。搭載数が断然多いため全滅しにくく、信頼性は高い。
開幕爆撃でも駆逐くらいならそこそこ落としてくれるので、空母が減った分を多少、カバーしてくれる。

 

単独で制空を確保するため、空母枠は伝家の宝刀・加賀。
実はこの搭載だとHマスで制空互角になるパターンがひとつだけあるのだが、その編成に当たる可能性の為だけに攻撃機をひとつ捨てるのは惜しい、
かといって彩雲を捨ててボスT不利で泣くのもイヤだ(経験上、ボス戦でT字不利を引くと絶望的である)……そんな葛藤からこのような装備になっている。

 

火力だけで言うと霧島改二は長門型を上回っているのだが、改修主砲の数の問題と、総合的な耐久力の点で今回は陸奥を優先した。
とはいえ、この辺りは錬度や装備によっていくらでも変わるだろう。

 

夜偵を搭載する艦は高レベル艦を優先してある。理由はいろいろあるが、不確実な点を当て込んでいる部分が大きいのであまり気にしない頂きたい。

攻略(ゲージ破壊)

Hマスは幸運な事に最も楽な編成を引けた。
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もっとも酷いパターンだと、空母が二隻とも新型艦載機且つル級改が二隻というちょっとやってられない編成になる。
こればかりは運なので祈るほかない。
さて、ボス戦である。
交戦形態は反航戦。にもかかわらず港湾棲姫やル級改がこちらの戦艦をボコボコ中大破させてくる。
当然のように昼戦では決着がつかず、夜戦へ。結果は……。
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画像では分からないが、陸奥の一撃で見事ボス撃破!……つまり、辛勝である。
反抗戦の場合は大体、最後はきわどい戦いになる。

 

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こちらは一月前の4-5の突破の様子であるが、更にギリギリである。この時も反航戦であった。
ほとんどの場合ル級改は夜戦まで残りやがるので、きわどいスナイプに持ち込まなければ勝てない場合が多いのだ。
6隻完全健在で反航戦を引いてこのあり様なのだから、T字不利の場合がいかに無理ゲーかは言わずとも伝わるかと思う。

 

まとめ

今回は出撃6回の大破撤退一回というかなり幸運な結果に終わった。
所要時間は約1時間半である。
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こちらが資材推移。上が出撃前、下が出撃後である。
「意外と減らないんだな」と思う方もいるだろうが、それはゲージ破壊が一発で決まったからである。
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最終編成でボスを倒しそこねると、これがまるまる損失になるので覚悟。大和型を起用するなら当然これ以上である。