艦娘紹介/加賀

Last-modified: 2023-01-24 (火) 18:21:42
アイコン詳細
加賀改二1.jpg艦種正規空母
艦型加賀型1番艦→改加賀型1番艦

艦娘としての特徴

改までの加賀さん

最初期からの艦娘だが、艦載機スロットの数が現在実装されている空母の中で最も多いため、制空関係でお世話になる提督は多い。その搭載数はなんと98、サービス開始当初から居てなお他の追随を許さない数値である。ちなみに未改造でも93機というヤバイ搭載数なので未改造運用も割と可能。
イントレピッドの登場まで長らく(約5年間)空母1位であり、現在でも2位。入手性に対しての制空能力は空母でも抜群である。
二航戦や五航戦と後輩たちに改二が実装されているが、依然制空値重視の艦隊運用なら改でありながら彼女が未だ候補に上がる。まさに一航戦の矜持である。
つまり今でも初心者提督から熟練提督まで大助かりの存在。入手性も2-2など多くの海域で手に入り、赤城さんよりもドロップしやすい。
スロット配置は20/20/46/12と現在のトレンドである1スロ目が最大機数の配分ではなく、1スロ目の艦攻艦爆の搭載数が少ない分、敵の防空性能次第では不安な点もあるのに注意。反面3スロ目が46機と大きい分自然と艦戦をそこに入れることが出来るのでイントレピッドよりも制空面を自然に補助できる。
ちなみに改二予告が来ている。いつになるかは気長に待つ必要はあるだろうが、赤城改二が5スロなので加賀改二にも期待がかかる。

改二の加賀さん

2020年8月27日のメンテナンスをもって加賀改二、コンバート改装による夜戦仕様の改二戊、さらに現代の護衛艦モチーフと思われる改二護が実装された。先に改二が実装された赤城と同じく5スロ空母である。コンバート改装は改二→改二戊→改二護をループする形。赤城と同じくコンバート時には開発資材等を消費するので注意が必要。

改二・改二戊の主な特色は赤城さんの項目に譲る。
改二での搭載数は99と改時代に加えるとわずか+1の99だが、5スロになったことにより制空権に関しては搭載数を上回るイントレピッドをも抜き、名実ともに最強の空母となった。搭載機数も改までとあまり変化のない20/20/44/12/3というのも扱いやすいところ。
赤城さんと同じくスタンダードでスロットの暴力を活かしやすく、その上赤城さんを上回る搭載機数で艦載機の全滅率も抑えられる。ただし火力面で有用な1/2スロは赤城さんがわずかながら上回る。
空母機動部隊だけでなく、水上打撃部隊での制空役をただ1人担うということも可能。この場合は伊勢や日向とタッグを組み、水上打撃部隊らしからぬ制空値を荒稼ぎしてくれる。最近は空母の数が絞られるくせに要求制空値がクソ高い海域も珍しくないのでなおさらである。
改二戊の搭載数も赤城さんと比べると少し多めで、その分敵の対空への備えが可能。ただし、赤城さんよりも火力・燃費面で劣る。しかし夜間空母は夜間戦闘機・攻撃機の搭載数がもろに影響するので、その点で言えばまさに最強の夜間空母と言える。
両形態に言えるが、5スロであるということは昨今実装されている特定機の艦載機を組み合わせて上昇する特効システムにはめっぽう強いのも特徴。特に欧州遠征では欧州艦でもないのに凄まじい火力を叩き出すことも。

そして加賀さんを運用する上で大事な強みは、同一艦隊で赤城さんと併用可能ということである。
5スロ空母二人の揃い踏みは凄まじい汎用性を誇り、同時運用することで制空値でかなり余裕を持つことが可能。もちろん攻撃機を増やすことで開幕で消し炭にしつつ、2隻の少機数スロットで制空値もカバーしたり、彩雲を積むことで触接を狙うなど幅広い運用が可能になる。
もちろん、二人とも性能が突き抜けて優秀なので、海域に合わせて札毎でピンで運用するというのも選択肢。同じく5スロ航空戦艦の伊勢・日向の片方とそれぞれタッグを組んで、5スロ正規空母&5スロ航空戦艦の2組を作り、2つの制空権に強い水上打撃部隊を形成するという運用方針も組める。
ただし弱点も赤城さんと同じ。中破で機能停止するという点は従来の正規空母と同様である。継戦能力の高さは装甲空母の五航戦や大鳳、サラトガに一歩譲るといったところ。

そして加賀さん唯一の改装形態が改二。なんと正規空母でありながら回転翼機や哨戒機、噴式機を運用可能で、対潜攻撃が可能。もちろん先制対潜もできる。いろいろと現代の護衛艦っぽい性能になった。いっその事ミサイルとか積めるようになってもいいのでは
ただし搭載機数が16/16/18/8/6の64機と搭載数多めの軽空母並に大幅弱体化。燃費も正規空母最重クラスとかなりピーキーな性能である。搭載数の少なさは敵の対空火力にもろに影響を受けやすくなるので注意。
あと、あくまで正規空母なので他の護衛空母と異なり輸送連合に組み込むことは不可。でも航空戦艦にクラスチェンジした大和改二重は編成可能である。なんか腑に落ちないんですけど!
活用ケースは限られるものの、搭載数がかえって控えめということはボーキ消耗を抑えやすく、先制対潜可能で5スロで高速+にしやすい、と4-5高速+では凄まじい適性の高さを見せている。
余談ではあるが、8月27日は護衛艦DDH-184「かが」の進水日である。何の因果か、名を継いだ現代の護衛艦の進水日にさらなる改装、それも護衛艦っぽい性能の改装が実装されることとなった。実は海自から知らせられてたんじゃなかろうか

改二になったことで追加で任務も実装され、改二ではクソつよ艦攻・流星一航戦熟練の★2を入手可能。他にもカタパルトや★つきの一式陸攻三四型と夜攻天山二個を選択肢で入手可能。全部よこせ
更にイベントで需要が高い高高度迎撃機、試製秋水も入手できる。そしてこれも★つきの一式陸攻二二型甲と選択である。全部(ry
改二護指定の任務ではこれまた超強力な夜間攻撃機TBM-3W+3Sを入手可能。しかしこれを入手するためには貴重なTBM-3Dに加え、開発不可でレアなTBFを2つ廃棄しなければならない。手順間違いに注意すべし。

おんこれ的解説

一航戦の青い方。
元々は赤城さんと同じく八八艦隊計画の戦艦として建造計画が立てられていたが、軍縮条約による計画の縮小や、赤城の姉であり空母として改装されるはずであった「巡洋戦艦天城」が関東大震災で大破した事により、航空母艦として建造された。この時、姉を失った赤城さんとは逆に、軍縮によって妹である土佐とともに運用されない予定であったが、天城の大破により加賀さんは航空母艦として生まれ変わったが、妹の土佐は標的艦となり最終的に自沈するという悲運の艦であり、事情は違えど赤城さんと同じく関東大震災で姉妹と離れ離れになってしまったといえる。
史実から練度が非常に高いという風潮があり(曰く、赤城と加賀が率いた頃の一航戦は米軍航空隊相手に10:1のキルレシオをつける頭おかしい集団だったそうな。)、七面鳥と揶揄された五航戦と同じにされるのを嫌う。しかし艦これアニメや2次創作では後輩である五航戦を認める素振りも見せるため、ある意味ではツンデレ空母なのかもしれない。
セクハラをすると「私の格納庫に何か御用?そう…ん。体外に(出)してほしいものね。」や「私の顔に、何かついていて?(事後)」など可愛いところもあるような発言をするが、基本的にはクールである。公式・二次創作共に感情表現が苦手だという印象を受ける。
なお、おんJ特有の傾向として住民に野球ファンが多く、かつて横浜DeNAベイスターズに所属していた元プロ野球選手の加賀繁*に関連したネタがスレに出てくる事も多い。その関係で、彼と非常に相性の悪い事で有名なバッターである、東京ヤクルトスワローズの野球選手ウラディミール・バレンティン*が加賀の悪口をこぼすといったネタレスも散見される。加賀は引退したものの、瑞鶴が杉谷ポジに落ち着いたので加賀さんは中田翔ポジというおいしい立ち位置も得つつある。
2015年7月17日のアプデで先行公開という形で「加賀岬」という演歌調のBGMが追加。なんとこのBGMボーカル付きで加賀さんが歌っているというもの。まさかの歌手デビューである。那珂ちゃんのライバル候補出現か
割とリアイベの度に流されたり歌ったりしているので、もはや那珂ちゃんより歌手しているまである。もちろん母港BGMにも設定可能であり「デデン♪」というフレーズで突如始まるので提督たちの腹筋を刺激した。
加賀さんもノリノリで美声を発揮しており、「石加賀さゆり」とか「一航戦の急に歌う方」とか言われるように。
二次創作においては同じ一航戦の赤城や、先輩として瑞鶴との絡みも多め。そしてケッコンボイスから急激に正妻空母として存在感を発揮している。
艦これ部では事あるごとに調子に乗ったり煽ってくる瑞鶴を制裁して遺影送りにしている。
良妻の雰囲気から純愛ものが多く稀に赤城との百合、そしてなぜかNTRは少ないため精神的に優しい。正規空母のクーデレ枠として長年一定以上の需要と供給を生み出している。胸はでかい。

 

ちなみに防空棲姫が猛威を振るっていた15夏イベ真っただ中の2015年8月27日にいずも型護衛艦の2番艦として「かが」が進水した。いずも型は雲龍型航空母艦や蒼龍を若干上回る規模と排水量を有し、甲板を含めた全長248mは旧海軍空母「加賀」(単層の飛行甲板に改装後)とほぼ同じで海上自衛隊のもつ艦船で一番大きい。(2019年現在)
高いヘリコプターの運用能力を生かして対潜だけではなく、離島奪還時の司令部や災害派遣でのヘリの洋上基地になる役割があるので同じ全通甲板を持った先代加賀よりも色々な場面で活躍できるようになっているので今後に期待したいところである。
2018年末に発表された防衛大綱において航空自衛隊の老朽化した初期型のF-15Jの一部を置き換える形で短距離陸及び垂直離着陸が可能なF-35Bを導入することが決定し、その運用母艦としていずも型が選定された。ただしF-35Bの運用自体は離島での空港がメインなので敵に負担を強いるための分散配備の一環としてのいずも型での運用の模様であり、要は旧軍の信濃や大鳳がやろうとしたことの延長線みたいな感じである。(雑)

 

後ついでに2019年秋の呉鎮守府130周年記念リアルイベントの頃に呉での海自のカレーフェスと同時に護衛艦かがの艦内展示イベントがあったが、ガッツリ艦これまみれであった。
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今後も艦これとの長い縁があるのかもしれない。