艦娘紹介/朧

Last-modified: 2023-01-26 (木) 03:07:28
アイコン詳細
朧改.jpg艦種駆逐艦
艦型綾波型7番艦

艦娘としての特徴

性能としては基本的な駆逐艦の改に準ずる性能。装備ボーナスも綾波型に準じた性能であり、A型やB型主砲に装備ボーナスあり(特型なのでA型砲の方が強め)。
18年夏で更新された艦これ二期で改になった際の初期装備が変更されており、13号対空電探と25mm単装機銃を持参するようになっている。第七駆逐隊共通の特徴なので、改修用や廃棄用で電探が入り用な場合はまとめてレベリングスポットで育成すると手っ取り早いかも。
ただし特効面では第七駆逐隊の他の3人に比べると不利な一面があるかもしれない。終戦まで生き残った潮、貧乏くじを引き続けながらもレイテまで戦い抜いた曙、なんだかんだ1944年初めまでこつこつ戦っていた漣と比べると、朧は1942年10月戦没なので……
潮・曙はレイテ沖海戦での志摩艦隊の一員なのでなおさらである。後述するが、七駆の他3人とは別行動が多かった事も特効面での被りが起こりづらく、その点でも微妙に不遇かも……
別行動が多かった故のメリットも有る。秋雲・秋月と共に戦争緒戦において五航戦の護衛をしていた縁もあり、艦これでも秋雲とタッグを組んで五航戦と同じ艦隊に編成する任務や、出撃する任務は存在。
中でも【「第五航空戦隊」、縦横無尽!】という任務では五航戦と秋雲と一緒に3-5・5-2・7-2-2・6-5と中々歯ごたえのある海域をハシゴする羽目になるが、イベントでの艦隊運用において対潜における敵の対処が劇的に変わる試製東海が獲得可能である。偵察機版の試製景雲との選択肢であるが、こっちも中々レアだけど取るかと言われると……
もちろん第七駆逐隊関連の任務も存在。長いことなかったけど。【「第七駆逐隊」、南西諸島を駆ける!】という任務では戦艦や空母にも搭載できるというニッチな需要でも有名なレアな零式水中聴音機を獲得可能。

おんこれ的解説

第七駆逐隊の一人。……なのだが、実は太平洋戦争中は他の3人と一緒に行動していないゲームの印象で歴史を振り返るとあっれー?ってなる

朧の略歴&どうしてそうなったかというと

1932年、第七駆逐隊結成。当時の駆逐隊は3隻編成であり、この時は曙・潮・朧で構成。一方漣は暁や狭霧と一緒に第十駆逐隊に所属していた。この状態が8年続く
なので漣って実は七駆のメンバーより暁と狭霧のほうが付き合いが長かったりする。

1939年、4隻編成に戻り、翌40年に第十駆逐隊が一度解隊されたため、漣が第七駆逐隊に合流。我々がよく知る第七駆逐隊がここでようやく初結成。第六駆逐隊とともに那珂ちゃん麾下の四水戦所属に。

……が、1941年に第七駆逐隊が一航戦所属になり、赤城や加賀を護衛する事になったと思ったら、朧と漣だけ二ヶ月もしない内に五航戦に転勤。と思ったら、漣だけ出戻りで1人だけ五航戦所属に。

……が、真珠湾攻撃が計画されるにつれ、空母の護衛には陽炎型・朝潮型といった後継の駆逐艦が採用されるようになり、航続距離で劣る特型駆逐艦の朧は五航戦所属のまま、このお仕事から外されてしまう特型駆逐艦は置いてきた。この戦いには(ry

結局、横須賀から南方のグアム方面の上陸作戦やマーシャル諸島での作戦に参加することに。この時鹿島指揮下に入っており、同僚に第二十三駆逐隊の菊月や卯月、ゲーム未実装であるが夕月と共に戦っている。

さらに、1942年4月には部隊再編の影響で一旦五航戦護衛部隊は解隊。秋雲はそのまま陽炎型なのに1人夕雲型まみれの第十駆逐隊へ……。
この後、曙・潮・漣の3人が珊瑚海海戦や北方のアリューシャン方面の作戦などでドンパチやっている裏で、朧は横須賀に所属して日本近海の護衛を1人担当することに。

3人がガダルカナル島やソロモン諸島などの南方方面の作戦に向かうのと入れ替わるように、北方部隊に配属。しかし10月に行われたキスカ島への輸送作戦の最中に、アメリカのB-26爆撃機によって、初春とともにこの地で沈没……

と、いった感じに、開戦前は漣以外の3人だった頃のほうが長く、開戦後は上の都合にやたらと振り回された結果、南へ北へ行ったり来たりした上に絶妙なタイミングでニアミスしたりとかで、ついに4人揃うことはなかったというか漣と顔を合わせていたのはたったの1年ちょいである。これをゲームに反映してしまうと顔見知りくらいになってしまうのでは……?
キスカ島の輸送作戦を生き残っていれば、もしかしたらチャンスはあったかもしれないが、上から見ると朧という駆逐艦は遊撃隊的な扱いを受けていたのかもしれない。短い期間に、いろんな戦線・いろんな部隊を渡り歩き、秋雲、卯月や菊月、初春と、駆逐隊を問わずいろんな駆逐艦と組んだのもそのせいかも。ある意味、色んなとこで働くことになる派遣社員駆逐艦の悲哀も感じられてしまう
まるで相方を選ばず、戦場に生きる傭兵のような駆逐艦。それが朧という駆逐艦であったのかもしれない。

ゲーム内でもそんな艦歴を反映してか、クソ提督とかご主人様とか言ってくるのに比べると生真面目で、頬の絆創膏が似合う努力家でがんばり屋な女の子。あと、結構な頻度で多分っていう。「おぼろ」ってそういう意味なのか?
何故か艤装に蟹を飼っている。艦これも10年目になるが、未だに永遠の謎である。ちなみに中破すると蟹は焦げて、太ももにヒトデが張り付く。朧の身体は磯かなにか?海産物に好かれている理由は朧の沈没地が漁場として有名なベーリング海だからと考察されているが、はてさて
……なのだが、やはりサービス開始時からしばらくはクソ提督製造機ネットスラング全開の初期艦駆逐艦屈指のおっぱいといった同じ七駆のみんなと比べ、クセの少ない子にも映り、個性面では地味気味の傾向があった。あと、他三人と違い、実は未改造・グラ更新前の改は絵師が違うにも関わらず、しばふ艦の綾波と敷波と同じ姿勢……というかコンパチ?という変な特徴もあった。
追い風が吹いたのは14年以降。改のボイスが更新されたのを皮切りに期間限定ボイスも随時実装。キャラが掘り下げられていくと同時に15年には水着グラ・浴衣グラが連続で実装され、朧提督を萌死させた。胸が結構あることも判明した。
そして12月にはついに改グラ更新。圧倒的イメチェンを果たした。相変わらず蟹とヒトデは健在である。
最初期からdrew艦の絵を見守り続けていた提督たちは、感慨深かったかもしれない。髪が跳ねているように見えるが、これは風でなびいてるだけで中破時は見慣れた髪型に戻る。のだが、それを知らない人には跳ねっけのまま描かれることもあったりする。
そして17年には乙女力全開のバレンタイングラ、18年には佐世保お出かけモードや秋刀魚祭りグラ、20年には花束Mode差分に加え、第七駆逐隊お揃いの周年お祝いグラも実装。なんと21年・22年も揃って衣装違いで実装される大盤振る舞い。更に21年には節分グラ・クリスマスグラ、22年にはまさに雨も滴るいい女が似合う梅雨グラが実装された。
と、追い風が吹いてからは年々季節グラが来る朧。ゲーム外でも描き下ろしが多々あり、22年富士スピードウェイコラボでは曙と一緒にばっちし決まったレースクイーン衣装を披露。笑顔が眩しい。
なにより彼女の限定グラの特徴は多種多様な服を着こなしている点である。もしかしたら駆逐艦でも屈指のおしゃれなのかもしれない。そして近年の特徴として、実に顔がいい一歩間違えればイケメン枠でも行けるくらいである。
そして、かつて漣と同じくらいとdrewネキから言われていた胸部装甲はいつの間にか駆逐艦の中でも中々のレベルのものへと進化していた。というかもはや潮レベルではないだろうか……どう考えても漣と同じ胸の大きさのわけないだろ!いい加減にしろ!
一方、相棒の蟹であるが、肩には当たり前のように乗るわ、服のポケットに忍び込むわ、朧と一緒に豆を投げているわ、漫画のような汗を出しているわ、自分用のシャンパンを開けてるわ、朧から離れて他の3人の季節グラに出張するわ自由を極めている。こいつは本当に蟹なのだろうか……?朧専用の妖精さんとか、朧のスタンドのようなものなのかもしれない

二次創作においては、逆に振り回された戦歴がプラスに働いており、史実では中々一緒にいられなかった七駆の3人と基本一緒なのはもちろんのこと、秋雲のアシスタントに駆り出されたり、同じ五航戦護衛経験のある秋月の先輩役になったり。護衛していた五航戦とも描かれる機会は多め。
曙と一緒に七駆のストッパー役でもある。でも曙は最近暴走しがちな気もするので七駆唯一のツッコミ役かもしれない。
追加ボイスでキャラの掘り下げが行われていったのもあり、ひたむきな努力家のいち面と、乙女力の高さを両立するキャラでもあるので、それに魅せられた提督との話とかもあったり。そういう子がふと見せる一面って……いいよね……
また、佐世保生まれでもあり、佐世保公式リアルコラボで七駆で佐世保担当として抜擢されイラストが描かれたのもあり、時雨たちと並んで艦娘としての一面も持っている。誰が言ったか「させぼろ」