SCP-ONJ/2つ目の択捉島

Last-modified: 2018-02-17 (土) 10:48:35

SCP-334-ONJ 2つ目の択捉島

 

Object Class: Safe

 

特別収容プロトコル

SCP-334-ONJはその特性から一般人の接近を阻止するために地図や衛星写真の消去及び周辺海域をロシア国境軍及び日本国の海上保安庁の協力により提供された人材及び巡視船や財団が保有する無人航空機を用いて24時間体制の監視を行い、一般人の侵入を防いでいます。

概要:

SCP-334-ONJは日本国とロシア連邦の係争地である択捉島から■■km離れた位置に存在する島です。島の形状は一般に呼ばれる択捉島とほぼ同じですが、大きさは1/3ほどの大きさです。SCP-334-ONJ内には複数体のヒト型生命体SCP-334-ONJ-Aが生息しております。SCP-334-ONJの異常性はSCP-334-ONJ-A以外のヒト型生命体が侵入した際に発生します。SCP-334-ONJに侵入してから3時間以内に性別年齢体形に関わらず、急激な肉体の変化により見た目がSCP-334-ONJ-Aになります。
SCP-334-ONJは大日本帝国時代は■■島と呼ばれており、その位置から食糧の自給自足が可能な要塞化されておりました。そして太平洋戦争終盤に侵攻してきたソ連軍は施設を無傷で手に入れることに成功し、1947年10月13日まで日本及び米国に対する通信傍受施設として稼働しておりました。1947年10月13日の極東軍区司令部の定期連絡の際に居ないはずの日本語を喋る幼女が応答したということでGRU-P部局及び財団の注意を引き付けました。しかし冷戦期間中は財団には限られた情報しか入って来ませんでした。全貌が明らかになったのは冷戦が終結した際に亡命してきたP部局の局員が持ち込んだ資料からでした。

 

SCP-334-ONJ-Aは自らを択捉と名乗る幼女で現時点で300体前後居ると推測されます。その内訳は島にいた元ソ連兵やDクラス職員だと思われます。身長は小学生の低学年ほどで髪の毛は赤毛です。性格は温和で敵対的な行動は今のところは確認されておりません。奇妙なことに老化が確認されておりません。

事案記録:

ソ連崩壊直後の混乱の際にシベリアの施設に収容されていたSCP-243-ONJに汚染された一団が機密事項であった島の位置を特定し、警備を振り切り島に上陸を許す事案が発生しました。その際に上陸した一団はSCP-334-ONJ-Aには変化せずに誘拐しようとしたものの沿岸部だったため艦砲射撃及び機動部隊による短時間での制圧により事なきを終えましたが、これによりSCP-243-ONJとSCP-334-ONJの関係性の解明に力を注いでいます。

実験記録:

・実験1
Dクラス職員を島に上陸させた
・結果
SCP-334-ONJ-Aに変化した。

 

・実験2
SCP-010-ONJに汚染されたDクラス職員を島に上陸させた
・結果
通常のSCP-334-ONJ-Aに変化した
もしかしたら一部のミーム汚染系SCP-ONJを打ち消す能力があるのか? ■■博士

 

SCP-081-ONJに汚染されたDクラス職員を上陸させる実験3及びSCP-046-ONJに汚染されたDクラス職員を上陸させる実験4は却下されました。


SCP-ONJ