MIRV(Multiple Independently-targetable Reentry Vehicle)は、25Mゴールドで使用できる核兵器です。
また、誰かがMIRVを使用するたびに価格が15Mずつ上昇します。
速度は10タイル/tickです。(1tick=0.1秒)
説明
MIRVを発射するにはミサイルサイロが必要です。
発射命令後、照準地点に最も近い発射可能なミサイルサイロから発射されます。
照準地点は対象プレイヤーが所有している陸地である必要があります。
荒野や海には発射できません。
発射に関する詳しい仕様は、ミサイルサイロのページを参照してください。
MIRV弾頭との関係
MIRVが発射されるとMIRV弾頭が対象国に放たれます。
MIRV弾頭はエフェクトや専用の描写がなく、ゲーム内で存在を視覚的に見れるのは着弾後の放射性降下物が現れる時です。
MIRV弾頭の速度は15~19タイル/tickです。
MIRV弾頭は最大350発生成されます。
ただし、対象国の土地が狭い場合や、着弾地点の条件を満たせない場合は350発未満になることがあります。
弾頭の中心は、マンハッタン距離を使用して少なくとも55タイル離れている必要があります。
MIRV自体にタイルを放射性降下物に変える力はなく、MIRV弾頭が放射性降下物に変えます。
爆発範囲
MIRV弾頭の爆発範囲には、内側半径と外側半径があります。
内側半径は12タイルです。この範囲内のタイルは全て放射性降下物になります。
外側半径は18タイルです。中心から12タイルを超え、18タイル以内の範囲では、各タイルが50%の確率で放射性降下物になります。
つまり、中心に近い範囲は確実に放射性降下物になり、外側の範囲では一部のタイルが放射性降下物になります
。
ただし、海や川、湖などの水域やマップの外等は放射性降下物になりません。
これは、単体で見ると原子爆弾の爆発範囲より小さいです。
また、MIRV自体はタイルを放射性降下物にできません。
破壊されるユニット
MIRV弾頭が着弾した際、MIRV弾頭の着弾地点から外側範囲18タイル以内にある各種施設、軍艦、貿易船、輸送船、列車は破壊されます。
破壊されるユニットの範囲と放射性降下物になる範囲は少し扱いが異なります。
ただし、原子爆弾、水素爆弾、MIRV、MIRV弾頭、SAMミサイルは破壊されません。
兵力の減少
MIRV弾頭によって土地が放射性降下物になると、その土地を所有していたプレイヤーの兵力が減少します。
MIRV弾頭による兵力減少は、原子爆弾・水素爆弾とは異なる式で計算されます。
まず、最大兵力の3%を基準値として扱います。
基準兵力 = 最大兵力 × 0.03
現在兵力がこの基準兵力を超えている場合、その超過分をもとに兵力減少量が計算されます。
超過兵力 = max(0, 現在兵力 - 基準兵力)
減少兵力 = 500 × (1 - exp(-2 × 超過兵力 ÷ 最大兵力))
そしてこの処理は、被害を受けたタイルごとに順番に計算されます。
そのため、MIRV弾頭が多く命中すると、対象プレイヤーの兵力は大きく減少します。
また、兵力減少は本土の兵力だけでなく、攻撃中の兵力や輸送船内の兵力にも影響します。
以下の表は、現在兵力が最大兵力と同じ状態で、MIRV弾頭を受けた場合に残る兵力割合の目安です。
MIRV弾頭1発あたりの期待被害タイル数は、内側範囲441タイルに、外側範囲568タイルの50%である284タイルを加えた725タイルとして計算しています。
| 最大兵力 | 最大弾頭数 | 弾頭数の約2/3 | 弾頭数の50% | 弾頭数の約25% | 弾頭数の約12.5% |
| 100K | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% |
| 500K | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% |
| 1M | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% |
| 5M | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% | 約3.5% |
| 10M | 約3.0% | 約3.0% | 約3.0% | 約3.5% | 約14.0% |
| 25M | 約3.0% | 約3.3% | 約4.8% | 約22.1% | 約52.0% |
| 50M | 約4.8% | 約12.2% | 約22.3% | 約52.0% | 約74.1% |
| 100M | 約22.3% | 約40.1% | 約52.2% | 約74.1% | 約86.7% |
「最大弾頭数」は、最大350発分のMIRV弾頭を受けた場合の目安です。
「弾頭数の約2/3」は、最大350発の約3分の2である233発分のMIRV弾頭を受けた場合の目安です。
「弾頭数の50%」は、最大350発の半分である175発分のMIRV弾頭を受けた場合の目安です。
「弾頭数の約25%」は、最大350発の約4分の1である88発分のMIRV弾頭を受けた場合の目安です。
「弾頭数の約12.5%」は、最大350発の約8分の1である44発分のMIRV弾頭を受けた場合の目安です。
MIRV弾頭による兵力減少は、最大兵力の3%を基準として計算されます。
そのため、十分な数のMIRV弾頭が命中した場合、兵力は最大兵力の約3%まで減少します。
ただし、実際の被害量はMIRV弾頭の生成数、SAMランチャーによる迎撃、水域、マップ端、対象国の領土の広さ、外側範囲の確率判定によって変化します。
SAMランチャーとの関係
MIRV本体はSAMランチャーによって迎撃されません。
ただし、分離後のMIRV弾頭はSAMランチャーによって迎撃される可能性があります。
詳しい情報はSAMランチャーのページを参照してください。
理論上の速さ
MIRVの弾道は、3次ベジェ曲線を用いて計算されます。
MIRV本体は照準地点に直接着弾するのではなく、まず分離地点まで飛行します。
分離地点は、X座標が発射地点と照準地点の中間、Y座標が照準地点より約450タイル北側になるように決まります。
そのため、理論上は、発射されるミサイルサイロと同じX座標で、そのサイロより約450タイル南にある地点を狙うと、MIRV本体の分離地点が発射サイロ付近になり、分離までの距離を最も短くしやすくなります。
ただし、照準地点がマップ上部にある場合は少し扱いが変わります。
照準地点のY座標が500以下の場合、分離地点のY座標は50で固定されます。 *1
そのため、発射サイロがマップ上部、特にY座標50付近にある場合は、照準地点のY座標が500以下であれば、分離地点を発射サイロ付近にしやすくなります。
もちろんこれは、マップ上部でMIRVが特別に加速するという意味ではありません。
分離地点が発射サイロに近くなりやすいため、MIRV本体が分離するまでの距離を短くしやすいという意味です。
なお、発射サイロのY座標が50未満のようにマップ最上部に近すぎても、分離地点Y=50との差が少し残るため最速で分離するというわけではありません。
ただこの場合でも、照準地点のY座標が500以下で、照準地点のX座標が発射サイロに近ければ、MIRV本体はかなり短い距離で分離します。
けれども、これはMIRV本体が分離するまでの距離を短くする考え方であり、実際の効果は照準地点周辺の陸地の広さ、対象国の形、水域、マップ端、SAMランチャーの配置によって変化します。
東西方向には、南北方向のような固定の補正はありません。ただし、発射地点と照準地点のX座標が大きく離れるほど、分離地点も横方向にずれるため、分離までの距離は長くなります。
また、MIRV本体は2Dマップ上では曲線軌道で移動しますが、3D的な高度や空中判定があるわけではありません。
あくまでMIRV弾頭は高さ0の曲線として処理されます。
詳しくは、核兵器のページを参照してください
理論上のMIRV弾頭数
MIRV弾頭は、指定地点を中心とした半径1500タイル以内から着弾地点が選ばれます。
ただし、候補地点は以下の条件を満たす必要があります。
| 条件 | 内容 | |
| 1 | マップ内である | |
| 2 | 陸地である | |
| 3 | 対象プレイヤーが所有している土地である | |
| 4 | 既に選ばれたMIRV弾頭の中心からマンハッタン距離で55タイル以上離れている |
MIRV弾頭は最大350発生成されます。
そのため、MIRV照準地点を中心とした半径1500タイル以内に、対象プレイヤーの陸地が十分広く存在し、かつ55タイル以上の間隔を保てるだけの着弾地点がある場合、理論上は最大350発に近い弾頭が生成されます。
一方で、照準地点の周囲に海、川、湖、荒野、他プレイヤーの土地、マップ外の範囲が多い場合、条件を満たす着弾地点が少なくなるため、350発未満になることがあります。
また、弾頭同士はマンハッタン距離で55タイル以上離れている必要があるため、対象国の土地が細長い場合や島が多い場合も、弾頭数が減りやすくなります。
理論上、最も弾頭数が多くなりやすいのは、指定地点の周囲1500タイル以内に対象プレイヤーの陸地が広くまとまって存在する場合です。
そのため、MIRVの弾頭数を最大化したい場合は、対象国の広くまとまった陸地の中央付近を狙うと効果が出やすくなります。
半径1500タイルの円の面積は約7,068,583タイルです。
350発は55タイル間隔を空けても十分入る数なので、理論上の上限を決めているのは主に 350発の上限 と 対象国の土地の広さ・形 です。
さらに厳密に言うなら、コード上では候補地点をランダムに試行して条件を満たした場所を採用します。だから「理論上350発置ける地形」でも、実際には試行結果によって多少変わる可能性があります。
注意点
MIRVは水素爆弾以上に非常に広い範囲を放射性降下物に変える可能性を秘めるため、膠着状態に一気に戦局を変えるほどの大きな効果を発揮することがあります。
一方で、発射にはミサイルサイロが必要であり、MIRV弾頭はSAMランチャーに迎撃される可能性があります。
そのため、SAMランチャーの周囲に施設を建てられると、施設が破壊されないことがあります。
この場合は水素爆弾でSAMの射程外から施設やSAMを破壊したり、原爆による短時間でのSAMへの集中的な攻撃のほうが、施設を破壊できる場合があります。
そのため、MIRVを使う判断はケースバイケースであり、費用が最も高いからといって最も強いとは限りません。

