カリン

Last-modified: 2022-05-12 (木) 11:58:15
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バラ科ボケ属 
学名 Chaenomeles sinensis
原産地 中国
落葉小高木

春にまばらに咲く花も、桃色で美しいが、秋につける大きな黄色い実も特徴的である。果実はとても香りがよく、手に取ると強い香りがする。
いかにもおいしそうな香りだが、果肉は固く渋いため、生食用にはならない。 
この果実は薬になり、酒につけて果実酒にしたり、のど飴の原料になる。 
樹肌が独特の模様で、この模様をいかして床柱などにする。材には
アレルギー物質が含まれており、製材のさいには注意が必要だという。 
公害にも強く、都会でも良く育つ。庭木としても性質も丈夫で、育てやすい。語呂合わせで「金は貸すが借りない」の縁起を担ぎ、庭の表にカリンを植え、裏にカシノキを植えると商売繁盛に良いとされ、長野県の県北地域にその風習がのこされている。ちなみに、宮沢賢治の児童作品である「風の又三郎」の一節の「青いくるみも 吹きとばせ すつぱいくゎ()りんも 吹きとばせ」(原文ママ)にも歌われている。

画像出典

  • jusa's home page
  • GKZ植物事典

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