概要
習得度に応じて譜面内容を変化させるDD(Dynamic Difficulty)譜面を作成する方法を紹介します。
DD譜面を作成するには、DDC(Dynamic Difficulty Creater)というRStoolkit付属のツールを使用します。
手作業でDD譜面を作成するには、途方も無い手間が必要ですが、DDCを利用すると数分の作業でDD譜面を作成することができます。
ご注意
このWikiでのCDLC作成方法には書いてないのですが、EoF上で音声データーと譜面データーのタイミングを合わせる際に、EoF上の小節単位(Beat)で合わせるのでは無く、ノートを複数選択してノートだけの位置を移動させ微調整する方法もありますが、その場合だとDDCは上手く動作しません。
DD譜面の利点・欠点
賛否両論あると思いますが、よくある意見として次のようなものがあります。
欠点
- 最初から難易度MAXで遊びたいのに、いちいちリフリピーターで設定するのが面倒。
- 演奏中難易度が下がるのが煩わしい。
- コードの低難易度だと、コードの形も簡略化されるので譜面難易度が変化すると戸惑う。
- 難易度が変わると運指も変わるので、途中の難易度を演奏しても意味が無い。
利点
- 失敗すると難易度が下がるので、苦手な部分を把握できて良い。
- 低難易度から徐々に難易度があがると上達を実感できる。
これら欠点のいくつかは、CDLCのDDCでは改善されている部分もあります。
既存CDLCのDD譜面化
CDLCによっては、失敗する場合もあります。
すでに作成済みのCDLC「~.psrc」ファイルであってもDD譜面化することが可能です。
RStoolkitを起動してDDCタブを開きます。
Package or Arrangement XML fileの欄に、Addボタンから「~.psrc」ファイルを登録します。
Generate DDボタンを押すと、元のファイルと同じフォルダに、名前に「_DD」が追加されたファイルが作成されます。
Rocksmith2014のdlcフォルダに、元のファイルがある場合は、dlcフォルダ外に移動させてください。
同じDLC Name(CDLCのIDのようなもの)のCDLCが複数あると正常に動作しません。
既存CDLCからDDの削除
自分はもうMAX譜面しか遊びたくないぜ!と言う人は、DD譜面を削除して常にMAX難易度の譜面にすることもできます。
Package or Arrangement XML fileの欄に、Addボタンから「~.psrc」ファイルを登録します。
Options - Ramp-up model:から「ddc_dd_remover」を選択します。
Phrase length:を「40」程度に長くします。
Generate DDボタンが、Remove DDに変わっているのを確認して押します。
作成されたファイル名に「_DD」が追加されていたら、ファイル名から「_DD」部分を削除します。
新規CDLCのDD譜面化
EOFから出力された譜面データ(~.xml)ファイルをDD譜面に変更する手順を紹介します。
Package or Arrangement XML fileの欄に、AddボタンからEoFから出力された「~.xml」ファイルを登録します。
この際、複数のXMLファイルを登録して一度に処理することも可能です。
Generate DDボタンを押すと、元のファイルと同じフォルダに、名前に「_DD」が追加されたファイルが作成されます。
RStoolkitでCDLCを作成する際に、このXMLファイルを登録します。
ボーナストラックへの登録
Rocksmith2014では、各パートへ複数の譜面内容を登録することができます。
ここでは、DDありの譜面をメインの譜面として、難易度MAXの譜面をボーナストラックへと登録する方法を紹介します。
ここから追記↓
DDC(Dynamic Difficulty Creator)のパラメーター設定方法
Options
Ramp-up model:
- ddc_chords_protector
難易度が低くてもコードの形を変化させません。演奏のリズム部分だけ変化させます。
- ddc_chords_remover
- ddc_dd_remover
譜面からDD譜面を削除したい場合に選択します。
- ddc_default
公式DLCと同じような譜面が作成されます。
Config file:
- ddc_default
- ddc_keep_all_levels
- ddc_merge_all_levels
Phrase length:
Phraseについてわからない方は、リフリピーター範囲の設定を参照してください。
DDCでは、難易度を変える単位(Phrase)を、この数値の小節数で自動分割します。Section範囲を変更することはありません。
自動分割したPhrase内容が同じフレーズならば、同じ名前を付けて管理され、演奏中同じ難易度になります。
この数値があまり大きいと、同じフレーズが見つからないためレベルアップ動作などが上手く機能しなくなります。2~4くらいが最適かと思われます。
その他
- Remove sustains
- Overwrite original file
元のファイルに上書き保存します。 - Generate log
ログファイルを別に出力します。
参考URL
Dynamic Difficulty Creator
https://ddcreator.wordpress.com/