人物像
ファーライト女王没後王家の血縁を騙り、『白き高嶺』と戦場で畏怖された聖騎士。32歳。
片目を隠す蒼白な髪に、唐草模様に装飾された白銀の鎧。また、雪白を湛えた長剣「白堊の斬剣」と、紅一点を体現する様に血色に彩られた何の変哲もない紅き短剣の二振りの剣を持つ。
余裕めいた嫌な笑みを浮かべるが、饒舌に語る気質でもない。
若干五名から成る直属の親衛隊「白衛兵」を組織すると次第に彼はその頭角を現し始め、妖術染みたカリスマを以て遂には正規のファーライト騎士団とは別個の軍隊を束ね上げるまでに至る。
そして権力闘争と人魔大戦?の混乱に乗じファーライトに反旗を翻した彼は、正規の騎士団を退け王都セライトを制圧した後王座を簒奪した。
が、それも刹那の君臨に終わる。魔軍との会戦を前に新式軍が苦戦を呈するや否や、彼は号令の全てを停止し、国内に魔軍の侵入を許した。かくして彼の新式軍は壊滅、ファーライト王宮は魔軍の占領下に堕ちたが、彼と白衛兵の姿はなく其処は蛻の殻。
対西国の要衝ファーライト。それは魔と癒着した聖騎士による策謀の結果であった。
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