カオスもちち

Last-modified: 2014-12-13 (土) 11:01:42

第三章『水棲種』
水棲種 不定形類 『 カオスもちち 』
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生態

 黄昏の胎道に生息している、もちちの地域特有種。
 通常のもちちと異なり細く長く伸びた無数の突起を有し、暗闇の中で生理的に嫌悪感を抱くような色で発光しているため、発見するのは容易。
 食欲を全くそそらない外見ゆえに誰も手を出さず、長らくその味は不明であったが、ある時、酔っ払いがグリナテッレ帝国の博物館に展示してあったソレを食べてしまう。
 その者は最初こそ「食べたことない味」「おいしい」と普通に感想を述べていたが、突然「もちちイエー!」と叫んで館を飛び出し、冬の凍った川に転落、救助はされたものの数日間生死の境を彷徨った上意識を取り戻した後も数週間はまともに会話が通じない状態であったという。
 これによりカオスもちちには何らかの幻覚作用、興奮作用があることが分かり、食用には適さないということが明るみとなった。

関連事項

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