スケイルヘア

第二章『亜人種・魔人種』
亜人種　鱗甲類　『　有鱗族（スケイルヘア）　』

生態

　大陸の東西を除くそれなりに広い範囲で生活している亜人種の一つ。
　その名の通り、本来頭髪がある部分が鱗で覆われているのが特徴である。
　鱗一枚が大ぶりで遠目にはやや逆立った短髪に見えるため、亜人種としては比較的目立たない方であろうか。
　頭髪以外に手足にも鱗があり、素の防御力は高めである。そのためか軽装を好む者が多い傾向がある。
　鱗は数年おきに生え変わるため、抜け落ちた古い鱗は自分の手で加工し装飾品とする習わしがあるようだ。
　種族的に内向的なため交流は多くはないが、彼らの町に近接する都市では昔からいくらかの交易が行われている。
　若者の中には冒険者を夢見る者も多く、(多くは現実という壁で脱落するが)それなりに名を馳せている者も存在する。
　能力的な面では、身軽でありながら強靭、かつ知能面でも人間とほぼ同等と中々の高スペックである。
　反面魔力耐性は低く、万能というわけではないようだ。
　なお、リザードマンのような爬虫類を祖とする亜人種と混同されがちだが、れっきとした哺乳類型である。

関連事項

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