第三章『水棲種』
水棲種 両生類 『 ヌドゥ 』
生態
豹のシルエットを持つ大型の両生類、主に湿地帯や沼沢地に生息する。
大振りな指は泥沼の上に立つ身軽さを生み、足を捕られてもがく獲物へその跳躍力を生かして襲い掛かる。
てらてらと粘性の光を放つ皮膚はドぎついほどの赤や黄色を黒の斑点で囲い込んだような警戒色だが、黒い部分以外は周囲の環境に合わせて変色するため、泥濘の中に潜まれた場合の発見は困難を極める。
はみ出した前歯はダガーナイフの様に巨大で鋭く、咬まれた部位周辺の筋肉を弛緩させる危険な毒を持つ。
寒さに弱く冬眠することでも知られ、ダンジョンの奥底に潜り込んで冬眠していた個体が探索者のキャンプや松明の熱で起き出して襲ってきたという事例も報告されている。
関連事項
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