第三章『水棲種』
水棲種 刺胞類 『 ハクセキ・ビッグマウス 』
生態
まっ白いイソギンチャクともサンゴともつかぬ姿をした異形の怪物。
幾つもの枝状の腕と、動体下部の触腕で身体を固定したり、移動したりする。
その柔らかく、巨大な体には所々、赤い切れ目が走っており、近づいて見てみると肉色の亀裂の内側にはびっしりと、人間の口に似た(歯さえも備えた)器官が張り付いている。
殊に、ずんぐりとした円柱状のその胴体部分には一際大きい亀裂が走っており、これによって動きの鈍い獲物、アンデットやスライム、時によって瀕死の動物や魔物を捕食すると考えられている。
動きは非常にのろく、制する事自体は容易だが、非常に気味の悪い外見の為、敬遠されている。
関連事項
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