フォグ・フロッグ

第三章『水棲種』
水棲種　両生類　『　霧吹き蛙（フォグ・フロッグ）　』

生態

　主に湿地帯に群れを作って生息するカエル型の魔物。
　頭部に二本の角の様な突起を持ち、イボのある薄緑色の体表をした子犬ほどの大きさのガマガエルの姿をしている。
　肉食だが基本的には小動物を食べており、人間を直接襲う事は滅多にない。
　ただしいざ敵に回した場合、一体一体は脅威でないものの群れ全体での数に任せた攻撃は厄介なので注意が必要。
　この魔物が厄介なのは、人間や大きな獣が縄張りに入り込んだと察知したら、両の突起から霧を噴き出し惑わす事。
　群れ全体で噴き出す霧はあっという間に広がり、周囲一帯を覆う濃霧となる。
　この霧は魔力も帯びており、視界を奪うだけでなく方向感覚等も狂わせて標的を迷わせる効果がある。
　そうして迷い疲れた挙句行き倒れた得物を彼らはゆっくりと捕食するのだ。

関連事項

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