神魔戦

Last-modified: 2014-06-25 (水) 00:38:44

<神魔戦とは?>

人類生存圏を取り巻く暗黒領域(地図が作成されていない領域)の地に出撃し、今なお跳梁跋扈する神魔の軍勢を撃退する戦いを指す。
そうした絶望的な戦いに挑む民間組織が「傭兵団」である。
人類領域の絶対防御にこそ我が身を投げ出すような時代的背景もあり、冒険者の多くはその卓越した戦闘能力を捧げるようにいずれかの傭兵団に身を投じていた。
 
当然、傭兵団は大陸に残存する街や国家から多大な支援を受けている。
大陸郵便機関が中心となりそうした支援を基金化、人類領域各所からの要請に基づき各種任務をリスト化し傭兵団に提示、任務完了の功績に応じて報酬を支払う…そうした体制が作られて既に十数年が過ぎようとしていた。
 
 
<背景>
 
冒険の舞台となるこの世界は数十年前に発生した大災厄(神魔の来襲)により、かつて人類の支配領域だった土地の大半が失われています。
元々かつての人類領域も幾つかの都市とその周辺の村、そして都市を繋ぐ街道だけでしかありませんでした。
そのために現在では都市を繋ぐ街道は暗黒領域と呼ばれる…神魔と神魔の眷族が跳梁する土地に飲み込まれてしまい、人々の行き来がほぼ遮断されてしまっています。
 
冒険者はそうした危険な世界で、モンスターを討伐し、僅かな物流の護衛を担い、また失われた技術や魔法の品々を発掘することで、人類の復権に寄与しています。
現在人類領域と暗黒領域の境は均衡していますが、それは人類側の地道な…神魔と戦うための武具の入手や、新たな武器の開発のお陰でもあります。
 
軍を持たない各地の都市や村では、神魔の脅威を退ける冒険者(実際にモンスターと渡り合うだけの力を持つ者は冒険者ばかりです)達の集団…傭兵団を支援することで防衛の任を担っています。
傭兵団こそが人類の尖兵なのです。
こうした傭兵団を取り纏め、任務などを策定し神魔との戦略的な戦いを主導しているのが謎の多い巨大組織…大陸郵便機関です。
大陸郵便機関の標榜する「郵便物を大陸全土に安全に配達する」という目標はともあれ、豊富な資金力で何十年も続くこの戦いを継続しています。
 
各傭兵団は義務として神魔との戦いの任務に赴く代わりに、他では得られない「名声」を得る事が出来ます。
 
名声を高めることで、傭兵団はより強力に、また傭兵団のレベルに従って魔法や仮学の生産レシピが大陸郵便機関によって開示されます。
また大陸の各地に傭兵団のレベルに応じて侵入出来る階層が異なるダンジョンが用意されています。
これもまた大陸郵便機関が手に入れた奇蹟の一つと言われています。
 

 
暗黒領域は、大災厄により開いた次元の狭間から漏れ出した魔素(強い魔力)が満ちていて、長く居ると人間の身体や心を変質させてしまいます。
そのため任務に出撃した部隊は、一定時間「除染」を行う必要があります。
 
その強い魔力もあって暗黒領域には強大なモンスターを始め、いまこの時にも新たな神魔がこの世界に生まれ落ちていると言われていますが、過去の戦いにおいて魔素の除染を行わずに出撃した部隊の狎れの果て…コープス(死霊の群れ)や装鬼兵(死者の狂った魂に操られる全天型決戦兵器)も巣食っています。
 
これらは多大な戦闘経験値を持っている事もあって非常な強敵です。
そのため現在では除染を待たず、暗黒領域に出撃する事は機関によって堅く禁じられています。
 
神魔は魔素が薄くても活動出来る眷族らを生み出し、その暗黒領域の拡大を図っている…と大陸郵便機関は警告しています。
 

 
全天兵器は巨大過ぎる甲冑のような姿をした神魔との決戦用兵器です。
高さはおよそ5,6mほどもあり、搭乗する人間の動作をそのままマスタースレイブでトレースし駆動します。
その力を生み出すのは魔素を沸力とする導魔機関ですが、心臓にも似た形状を持つそれは暗黒領域でしか稼働出来ません。
 
カルスナ王国では装甲機兵と呼ばれ、神魔と戦う騎士らが駆るものです。
冒険の舞台となる人類領域では動きません。
 
もとはムルディルが神魔の心臓を基に創り出した魔甲冑を前身としています。
これは術者の命令を愚鈍に聞くだけのゴーレムでした。
現在はカルスナ王国のメルキド工房が様々な仮学の力を使って外装や装備の開発をしていますが、その中身はその当時とあまり変わらぬ呪術的な力(メルキドがいうには超仮学力)に頼って組みあげられています。
 
魂を封滅された神魔の核(導魔機関)に人の魂を刷り込む事で人による制御を可能とし、神魔の神経や鋼筋を使って本体を再構築し、神魔の外骨格で鎧を纏った危うい存在…それが機兵です。
大量の魔素を必要とするため、暗黒領域に近づかないと身動きも出来ない兵器ですが、魔素さえあれば神魔とも互角に戦えます。
 
死者の魂では装鬼兵になってしまうため、全天兵器には例外なく生者の魂が利用されています。
ゴーレムと異なり人の魂を持った兵器であるために、より人の動作に機敏に反応し、また戦闘経験を積む事でより戦闘力を成長させます。
 
 
<神魔戦チュートリアル>
 
1.傭兵団へ入ろう
2.部隊を持とう
3.部隊を配備しよう
4.任務を受けよう
5.部隊を出撃させよう
6.神魔戦の進行
7.神魔戦でのお作法みたいなもの
 
8.なにをしたらいいか(神魔戦篇)