Ultima~恐怖のエクソダス~音楽編 Ultima Mix

Last-modified: 2023-04-07 (金) 17:06:52
 

UltimaMix.jpg

 

 

ポニーとキャニオン合併直前、キャニオンレコード側からのリリース。海外ゲーム「ウルティマ」をファミコンに移植するにあたって、キャニオン人脈を駆使。秋元康をセリフ監修に迎え、音楽は全て後藤次利が付けなおした。後藤は初のゲーム音楽仕事にあたって先ず3音で楽譜を書き、シンセサイザーオペレーター迫田到と共にFC音源をシミュレートしたデモテープを作成。ゲームプログラマーと相談しながらFCでの再現度を煮詰めて行った。当盤にそのオリジナル音源は収録されていないが、迫田到に藤井丈司を加えて展開するアレンジ作品としてリリースされた。「僕がモチーフを提供して2人が展開したっていう感じ」という後藤の証言から察するに、迫田、藤井は編曲といっていい領域にまで踏み込んで手を加えていったようで、ブリティッシュニューウェーブロックを主軸に、シーンによっては混成合唱コーラスのサンプルや金属パーカッションでダイナミックに味付けしてゆく。当時、おニャン子クラブでヒット曲を量産していた彼の作風を予想していると面食らうが、脂の乗った時期の作品だけに、メロディーメイカーぶりも随所に発揮。勇壮なエンディングや、秋元康が詞を付けた「ハートの磁石」あたりは真骨頂。カメラのシャッター音をサンプリングしリズムを組み立てたM9もユニークだが、坂本龍一「Ballet Mécanique」(1986)の手法を参考にしたと思われる。

 

 

作曲 : 後藤次利
編曲 : 後藤次利
演奏:迫田到(synthsizer maniputaltion for スマイルガレージ)、藤井丈司(synthsizer maniputaltion for TOP)
録音 : 大川正義(サウンドマン)
作詞:秋元康(M-5.11)
歌唱:日高のり子(M-5.11)
発売:1987-9-5
開発:アスキー/ポニーキャニオン
機種:ファミコン
型番:D32G-0063
検索 : ウルティマミックス

 

 

amazon >>> &amazon(B000UUWX6Y)
? total view